子どものかんしゃくが起きないように初めの言い分を受けとめる方法

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苦労を抱えている人と、仲良くなるには、その人の価値観の側に立った言葉かけをします。

特に初めて係わる時には、「初発を否定しない」ことが大事です。

初発とは、そのかたが係わりの初めに取ろうとした行動、初めにつぶやいてくれた言葉です。

初発の行動を否定しない

たとえば、学校で、子どもが、教室を飛び出して、消火栓を触りに行ったり、非常口のマークを触りに行ったりする行動を、見かけることがあります。

教室を飛び出して、消火栓を触りに行ったり、非常口のマークを触りに行ったりする子どもの行動を、どうとらえて、どう味方になるか

その行動を、ダメな行動として、制止だけすれば、お互いの心の重なりは離れていきます。

制止された後のパニックは、長時間にわたります。

初発の行動を、「そうしたいんだね、そうしていいよ、気持ちは分かったよ、(触ったら「確認できたね」)」と、受け止めて、見守り、言葉にすることで、子どもの心は満足し、お互いに、仲良くなれます。

子どもにずっと付いて歩ける、保護者や支援員さんなどは、上記のようにできる立場にあります。

学校の担任の先生であれば、「行っておいで、触ったら、戻ってくるんだよ」

あるいは、「行ってきていいですよ。何時何分に戻ってきて、プリントをしましょう」などが可能です。

初発のつぶやきを受け止める

たとえば、勉強で、子どもが「つまんない」「わかんない」「できない」「難しい」などと、つぶやいた言葉を「そうだね、そうだよね、気持ちは分かったよ」と共感して、「つまんないよね」「わかんないよね」「難しいよね」と繰り返し、復唱します。

そして、1枚、あるいは5分間、彼が得意とする確定域の課題や、小さなプリントをやります。

「私はあなたの考えを尊重します、味方ですよ」と、代替えのモノで伝えます。

子どもの気持ちへの、傾聴、受容、共感を、心がけます。

梅津八三の行動調整の心理学で言えば、相手の「現勢の保障」です。

子どもは、敏感に、相手が自分の味方かどうかを、見分けます。

初発は、100%、子どもの味方になりましょう。

子どもの気持ちと一心同体になる

子どもの感じ方の味方になると、大人の同行や協働が認められ、子どもに頼りにされるようになります。

子どもは、理解されると、大人の提案にも耳を傾けてくれます。

大人の提案を受け入れて、大人の価値観の方に踏み出してくれます。

たとえば、「消火栓と非常口のマークを、自由帳に描いてここにいよう」などに、応じられるようになります。

あるいは、「2時間目が終わったらね」「給食の後でね」「明日ね」「先にA、あとでBしよう」などと、延期できるようになります。

子どもの願いと、大人の価値観の重なりが、増えていきます。

現勢の保障、共感と同行から、「苦手なことや新しい踏み出しを形成する」には、こちらがいつも、その日その日の初発の行動やつぶやきを、子どもの価値観に立って、肯定的に受け止めていくことが大事です。

それが、やがては、子どもの変容、一般的な価値観や常識、ソーシャルスキルの習得を、引き起こします。

先に理解されると、大人の価値観に歩み寄ってくれることが起きる

これは、われわれ大人同士でも、同じですね。

相手に、先に理解・同調してもらえると、自分も変わりやすいです。

それゆえ、育児、保育、療育、教育、看護、介護などでは、相手の初発を否定せず、我々が先に、相手の価値観に立った言葉かけをすることが、仲良く付き合っていくコツになります。

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