行動調整の心理学

行動調整の心理学

整然としたパズル学習場面と 雑多な空間の社会的場面での子どもの行動を理解しよう

最近の L 君の学習場面の様子 L君は4歳になった。 アンパンマンのソフトパズルの遊び方が上達した。 言葉が発達したのだ。 アンパンマンたちを外しながら、自発的に「並べる」と言った。 自発的に「並べる」と言った 初めてのこ...
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iPad 音声入力アプリ「かなトーク」自閉症の一平君の場合

一平くんは、音声言語のない自閉症の29歳。 7歳からの付き合いだ。 一平くんとの学習は22年間で、300回以上になる。 小中学校は特別支援学級、 高校は高等養護学校で学んだ。 学校と勉強が大好きな、一平くんだった。 作文 200...
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iPad 音声入力アプリ「かなトーク」ダウン症のまさや君の場合

まさや君は、ダウン症の24歳。 ここ2年くらい、まさや君の話し声が非常に小さいので、お母さんが悩んでいる。 まさや君は、ダウン症のため、構音が不明瞭だ。 自分の伝えたいことが正確に伝わらないため、声が小さくなってしまったのかな?と考えた。 ...
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時間の見えるタイムタイマーで急ぐ時とのんびりする時の使い分け

24歳のまさや君には、まさや君の、生活のペースというものがある。 我々がよく言う「マイペース」というやつだ。 まさや君は、目覚まし時計を使ったり、柱時計やテレビのデジタル時刻を見たり、お母さんに声をかけられたりして、外の生活に合わせるということを...
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ステーキを切るカーブハサミ,3分間シャワーのお風呂タイマー, 洗濯を楽にしたジェルボール

成人したダウン症のまさや君の最近の悩み お母さんや家族の配慮と支えで、まさや君は快適に暮らしている。 まさや君のストレス防御SOSの幻視であった「怖い人」が見えなくなって、まさや君もお母さんも日常を取り戻した。⇩ 一番身近で、ま...
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過剰なストレスで幻視を訴えたダウン症の青年の身の守り行動

ダウン症のまさや君との出会い まさや君は、2021年現在、24歳のダウン症の青年だ。 病院の小児科で、1997年に深澤医師から、1歳半のまさや君を紹介され、まさや君の発達相談に22年係わっている。 深澤医師は「ダウン症の子どもを育て...
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得意なイラストを将来の職業につなげていく応援の仕方

得意な領域 Mさんは、現在15歳、素晴らしい絵の才能を、持っている。 絵を描いたり、作品を作ったり、山歩きをしたり、犬の世話をしたりするのが、好きなお子さんだ。 小学校高学年で、少し学校に足が遠のいて、中学校は入学したが、家庭で過ごす時間が...
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コミュニケーションの苦手な子どもの 対人交渉のことばを形成する

教育仮設39-1 正義感が強い、律儀、こだわるとは、行動の選択肢が〇✖しかないと理解する  今月で4歳になるL君のお母さんから、時々、療育の現場やメールで、育児上の困りごとの質問を受ける。 例えば、最近の1か月では、以下のようなことだ。 ①...
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多動な子どもの探索に付き合ってうまくいくように輔けると落ち着く

教育仮設38-1 「行って来ていいよ」 3歳11ヶ月のL君が、小児科の療育にやってきた。 これまでL君は、療育の1時間、四畳半ほどの療育の部屋に、ずっといることが多かった。 立体的で操作性の高い感覚運動教材や恐竜の填め板など、好きなものに取...
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特別支援教育とはどういう教育か?

特別支援教育の特徴は、以下の3点にまとめられる。 脳内イメージの脳外共有 、心理学的輔生工作、認知特性の理解、である。 教育仮設37-1 脳内イメージの脳外共有 お互いの脳内イメージを、何らかの方法で共通にするという、コミュニケーションの円...
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疲れやすく元気が出ない子どもに試してみる方法 3

タンパク質が必要 2020年度、学校はコロナ禍のため、1学期は6月からのスタートだった。 6~7月は2ヶ月で夏休みとなったが、2学期は9~12月と4ヶ月の登校だった。 1学期に比べて、2倍の長さになった2学期の4か月は、小学生でも疲れた子ど...
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遊び・勝負・競争・ゲームでは他者の立場に立つ力が必要 2

遊びが難しい理由 特別支援学校には「遊び学習」と言われる学習がある。 「遊び」は「学習」になるくらい、複雑な状況理解と対応を必要とする。 私は、文字や数の学習の方が、机上に平面的に提示できるから、やさしいと考えている。 食事・排泄・身...
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こだわりが強い人の認知の仕組みを理解しよう 1

なぜこだわるのか こだわることで、落ち着く人がいる。 例えば、幼児期に、気に入った T シャツを毎日着たがる。 お母さんは、洗濯ができなくて困る。 この子はこれが気に入ったなと思ったら、すぐに洗い替え用の2つ目を買おう。 そのシ...
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子どもが登校を渋った時、親が試してみる方法の紹介

子どもが朝布団から起きない、子どもが学校に行きたがらない、子どもが部屋から出たがらない、そういう状況を抱えているご家族の心労は、察するに余りある。 家族として、どうしたらいいかわからず、頭ごなしに叱ったり、強引に外出へ誘ったりするしか、方法が見えない時...
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「月曜から夜ふかし」で犬を描けないと言った男性の言葉を理解する心理学

多様性を紹介するテレビ番組 民放の日本テレビが、月曜から火曜にかけての深夜に放送する、「月曜から夜ふかし」という番組を見た。 2/15放送分は、TVerで、2/22まで無料配信された。 月曜から夜ふかし|民放公式テレビポータル「TVer(テ...
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カウントダウンの有用性

教育仮設35-1 子どもを見守って待つこと 小児科に療育に来ている3歳10ヶ月のL君は、療育の帰りに売店で、アンパンマンのペロペロチョコレートを買ってもらうことを、楽しみにしている。 3歳0ヶ月から3歳9ヶ月までは、ペロペロチョコレート一辺倒だっ...
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適応的な行動を形成するアイディア

教育仮設34-1 家庭や保育園で乳幼児の上に乗っかってしまう子どもがいたらどうするか? ①身体全体を床につけて感覚運動を満たす他の行動へ ⁂粗大な行動を責めるのでなく、その場に適応的な行動を提案する。 「焼き芋ゴロゴロできるかな」と、自...
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保育園での多動な行動にどう対応するか

教育仮設33-1 まずは本人の気持ちの側で理解する 子どもは、できることをする。 歩けるようになると歩きたがり、走れるようになると走りたがる。 小児科に療育に来ているL君は 、3歳で出会った時は、歩きたがらなかった。 どこへ移動して、...
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ソーシャルスキルトレーニング絵パズル

教育仮設32-1 絵によるソーシャルスキルの脳外イメージ 小児科の療育に通ってきている、3歳10ヶ月のL君のお母さんから、身につけさせたい生活スキルのメール連絡があった。 幼児は、自己モニターが難しい。 例えば「順番」と聞いて、順番というイ...
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素朴心理学と 感情の自己コントロール

教育仮設31-1 素朴心理学で語ると受け入れられやすい 北海道大学の安達 潤先生は、子どもの行動や人の心理を平易な言葉で語る、「素朴心理学」を心がけていると言う。 梅津八三の、非常に専門的で高級な心理学用語とは、対極だ。 日常用語の平易な言...
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