行動調整の心理学

子どもの行動理解

環境が変わることで笑顔と音声が増えたダウン症のまさや君

2ヶ月ぶりに会った、ダウン症のまさや君29歳の、笑顔が増えました。この2ヶ月、まさや君のご家族は、まさや君の行動で気になることは意図的に無視して、スルーするようにしてくれました。まさや君をせかせるのでなく、ご家族のほうが...
行動調整の心理学

自閉症の子どもが落ち着いて勉強できる環境作り

皆さんは、電車やバスで、どこに座りますか?映画館や会議室の椅子では、どこに座りますか?私は必ず、一番端はじに座ります。両端りょうはしに人がいると、両方に気を使って、落ち着きません。一番端なら、隣り合う人は、1人だけで済む...
不登校/引きこもり/非行

登校できない状況になったらどんな選択肢があるか家族で見るといい映像資料の紹介

子どもが朝、「学校に行きたくない」と言ったら、ついに来たかぁ、晴天の霹靂(へきれき)か、保護者の方の心配があふれるかと思います。「気持ちは分かったよ。行きたくないんだね。どんな過ごし方があるか、今夜お母さんも調べてみるね...
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不登校/引きこもり/非行

登校できない状況を本人や家族はどう考えたらいいか?

日本では、小中学生の不登校が、2020年に20万人になり、コロナ禍の2年間で10万人増えて、2022年には30万人になりました。2023年に文部科学省が発表した長期欠席者の数は、46万人です。それで不登校が、30万人とも...
子どもの行動理解

発達障害のある小学生の学習を手伝う方法

座っていられない、しゃべりすぎる、友だちに手を出す、こだわりが強い、不安が強い、不注意が多い、読む・書く・計算が苦手、不器用で道具の扱いや運動が苦手など、保育園の遊びの中では目立たなかった遅れが、着席行動や集団行動が多い...
子どもの行動理解

発達障害児のかんしゃくは泣き叫び叩く荒れた行動でわからない!と訴えている

金沢のアカシヤこどものへやのゆきひろ君は、感覚過敏、偏食、便秘、ぐずり、こだわり、かんしゃく、爆発が激しい子どもさんです。今回は、ゆきひろ君が療育担当のさちこ先生と北陸自動車道の遠路ドライブに出かけた時のお話を、木村允彦...
子どもの行動理解

保護猫花ちゃんの愛着行動から発達障害の子どもの愛着行動を考える

動物行動学者コンラート・ロレンツによれば、猫の振る舞う行動は、人間の振る舞う行動の土台であると言えるそうです。野良から保護されて、保護主さんのたっぷりの愛情で育った花ちゃんは、我が家に来た半年後くらいから、お昼寝も、毛づ...
子どもの行動理解

発達障害の子どものかんしゃくを和らげる方法

子どものかんしゃくに悩む、お母さんからの相談を受けることがあります。子どものかんしゃくを「怒り」と思わないで、「身の守り行動」と思うと、子どもの味方になりやすいです。子ども自身が、自分の考えや自分のやり方を守ろうとしてい...
ソーシャルスキル

自閉症児者とカレンダーを使って予定を話し合う方法

一平君は、音声の言葉のない、自閉度の強い、32歳の男性です。お母さんが音声で、何度言い聞かせても、一平君は音声の言葉がないので、お母さんが音声で伝える社会ルールの理解が難しいです。一平君の脳の中にある希望の実現と、お母さ...
ソーシャルスキル

自閉症スペクトラムの人の依頼がうまくなる方法

自閉症スペクトラムのかたは、人よりも物に興味を持ちます。世界を事物で理解するほうが分かりやすく、人の心を読み取ることは複雑で難しく分かりにくいのです。また自閉症スペクトラムのかたは、事実を言うことが得意です。しかし、事実...
ソーシャルスキル

音声の言葉のない自閉症の一平君の楽しみ

一平君は、音声の言葉のない、こだわりの強い、自閉症の31歳の青年です。8歳から病院の療育に来ているので、23年の付き合いになりました。小中学校は特別支援学級、高校は高等特別支援学校、作業所は食品製造の作業所に自宅から10...
子どもの行動理解

自閉症者を理解できる海外ドラマ「グッドドクター」「アストリッドとラファエル」

自閉症者の活躍を扱った海外ドラマ「グッド・ドクター」「アストリッドとラファエル」を、録画して観ています。ドラマではありますが、自閉症者の思考を実によく描写しています。年齢が小さかったり、音声の言葉がなかったり、自閉症が重...
梅津八三の心理学

心電図の検査を嫌がる認知症の入院患者さんに寄り添った臨床検査技師さんの実践

小児科の療育の部屋は、臨床検査技師さんたちの検査室の一角にあります。お互いに、患者さんとのやり取りが、聞こえてくる距離です。ある時、車椅子に乗った高齢の患者さんが、入院病棟から看護師さんに送られて、心電図の検査にやってき...
子どもの行動理解

障害児の歯科治療

障害児の歯科治療をしてくれる、公的な歯科は県内に2つあります。皆さんがそれぞれお住まいの都道府県でも、歯科医師会の経営する歯科総合衛生センター、県立小児医療センター障害児歯科が、治療を行なっているはずです。パソコンやスマ...
子どもの行動理解

片付けが苦手な発達障害の子どもに片付けを教える方法

発達障害のある子どもの保護者から、「子どもが片付けが苦手だ」と相談されることがあります。発達障害のある子どもは、前後関係の見通しが短いため、次に品物を使うことを考えないので、次に使うために元の場所に片付けておくことが難し...
子どもの行動理解

嘘をつく発達障害の子どもへの接し方

子どもに嘘をつかれたら、親は悲しいですね。その悲しみから、怒りが湧き上がり、子どもを叱ると思います。穏やかに叱るならまだしも、頭ごなしに怒鳴ったら、子どもは萎縮して、嘘を重ねます。叱られまいとして、その場しのぎの言い逃れ...
梅津八三の心理学

発達障害児を理解して係わる梅津八三の心理学

猫ちゃんブログでは、言葉を持たない猫の行動の意味を想像し、説明できない子どもたちの行動の意味を考えています。子どもの行動理解、子どもの喜ぶ教材、特別支援教育、発達障害、不登校、育児、行動調整などについて、梅津八三の心理学...
行動調整の心理学

予定の変更が難しい時は経験させてから自己決定してもらおう

ダウン症のまさや君27歳と、2ヶ月ぶりに病院小児科で学習しました。学習と言っても、まさや君は大人なので、趣味の世界を共有する学習です。まさや君の好きな童謡を、iPadで選んでもらって、一緒に聞きます。歌詞が見えることで、...
行動調整の心理学

不登校になったり 出社拒否になったり ゴミ屋敷になったりするのはなぜか

土日も休みなく、8日続けて働いたので、きょうのノルマの書類仕事に、今、なかなか取りかかれないでいます。考える仕事に、体力がいる年齢になったので、取りかかることが億劫なんですね。休日が必要だと感じます。親の介護を終えて、自...
不登校/引きこもり/非行

不登校の子どもたちの確定域について野良猫クロちゃんの確定域から考えたこと

猫にも人にも、心理学者梅津八三のいう「確定域」は大切です。確定域とは、安心できる領域、好きな領域ですね。野良猫クロちゃんを猫捕獲機で捕まえてから、1年6ヶ月経ちます。1年目、クロちゃんにとって我が家は、危険な場所、「不確...
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