介護を楽にするムース食の作り方 要介護5

飲み込む力が落ちた

 2017年、97歳、要介護4、認知機能、歩行機能、手の機能、飲み込む力が退行した。

食事に時間がかかる。

飲み込みにくい様子だった。

要介護4 2018/2/11 飲み込みに時間がかかる

薬も白湯だけ飲んで、粒が残るということが増えた。

2018年、ひき肉野菜炒め卵とじと、きざみ温納豆の混ぜご飯を朝食にしていた。

小ぶりの茶碗で軽く一杯食べるのに、以前の2倍の30分くらいかかるようになった。

夕食は鮭やサバ缶なども食べるので、1時間くらい噛んでいるようになった。

2018年4月、ミキサー食にしてみた。

ムース状になっていると、飲み込むことが楽そうに見えた。

要介護4 2018/4/4 ミキサー食が食べやすい ネスレのハイカロリー栄養食品PCF https://amzn.to/35skaP7

2018年、97歳、要介護5、車椅子とベッドの生活になり、脱水・発熱で、4~8月までで3回、計70日ほど入院した。

病院のムース食に学ぶ

要介護4 97歳 2018/4/25 病院の食事

病院の食事を見て、私もムース食を学べた。

退院して、在宅介護の再開だった。

ドラッグストアに行くと、レトルトのなめらかごはん、おかず、たんぱく質アップ粉末、メイバランス、とろみドリンク、トロミアップ粉末などが売っていた。

デイサービスにもそれらを届けて、朝昼ごはんと夕ご飯の2食を作ってもらった。

要介護4 97歳 2018/5/23 退院して在宅介護の再開

ヤエさんの退院後は、病院食の見よう見まねで、夕食や夜食のムース食を作れた。

1食400kcalくらい食べさせたかったし、1日に1200ccくらい飲ませたかった。

しかし、飲み込む力が落ちていて、1食200kcalくらい食べるのがやっと、1日に600ccくらい飲むのがやっとだった。

口から飲む量が少ないので、本当は3日に1回くらいの点滴の補水が必要だった。

要介護4 2018/6/26 点滴に通院

2018年5月の退院直後に、自宅で点滴補水の訪問診療を開始したらよかったのだ。

福祉車両の納車が遅く、乗用車で、6月に1回、点滴補水に連れて行っただけだ。

ヤエさんを見送って、1年以上経ってから思うのだが、ヤエさんは枯れて逝く準備をしていたんだなあと思う。

98年頑張ってきたヤエさんに、「もっと食べて、もっと飲んで」と、元気な自分の健康観で迫ったことは、間違いだった気がする。

98歳のヤエさんに、点滴補水で血管から水分を与え続け、生かし続けることも、どうなのか、私にはわからない。

介護も、目標を縮小する時期が来る。

ステージⅣのがんのターミナルケアのように、介護も要介護5になったら、ほんわかとゆるい介護がいい。

もう一度ヤエさんの介護をすることができるのなら、ゆったりと構えてそうしたい。

ムース食に使ったグッズ

初めは、これまでの固形の食べ物を、ムースにすることだけ考えていた。

研がなくてもいい、金芽米1合・もち麦1本・サプリ米3種を、電気釜でお粥に炊いてミキサーにかけた。

お粥には、病院食で出ていた佃煮海苔や梅好みで、味付けた。

自分の手間も、楽な、レトルトおかずも使った。

高タンパクのささ身プロテインバー200円も、ミキサーにかけた。

ヤエさんはバナナを好きだったので、大抵バナナ味のものを選択すると、味も良かった。

スティックゼリーカロリータイプバナナ味は、Amazonで購入した。(林兼産業20本1318円)

バナナ味がないときは、ヨーグルト味を選んだ。

ミキサーで、バナナ・カロリーメイト・メイバランスを混ぜるといい感じのとろみになった。

粉状の、タンパク質アップを混ぜてもいい。

ノンカフェインで、カルシウム強化の、リポビタンキッズドリンクを、とろみをつけて飲ませた。

褥瘡にいいかと、馬プラセンタ、中身を飲ませた。

ビタミンEユベラで、血流を良くすると、弱っている腕の血管が血腫で痛々しかった。

ビタミンc粉末を同時に飲むと、血腫が少ない気がした。

エンシュアは、医師の説明通り、デイサービスの介護士さんが教えてくれた通り、下痢になり、1度でやめた。

とろみ飲料のほうじ茶は、、苦そうで飲みたがらなかったが、とろみポカリスエットはほのかな甘みが好きらしく、暑い夏に1回に150ccくらい飲んでくれたこともあった。

苦みのない麦茶に、とろみをつけた。

割高だが、1包ずつになっているトロミアップHPが便利だった。

飲み込めなくなるまでムース食を、お椀の蓋やでんでんのスプーンで食べてくれた。

歩けなくなって血流が悪くなり、足のかかとに褥瘡が出来てからは、褥瘡回復に栄養を取ることを心がけた。

どれも大抵、ドラッグストアの介護食コーナーや、ネットで買える。

口腔ケアグッズ

要介護4の後半、歩けなくなり、飲み込めなくなったころから、清拭の意味も分からなくなり、オムツ替えや口腔ケアでも、感覚過敏からの不機嫌や、拒否が増えた。。

普通の歯ブラシより、ベビー用の360度、丸い歯ブラシが痛くなさそうだった。

歯ブラシは、柔らかいものからスポンジタイプへ、歯磨き粉は、大人用から子供用へ変えた。

口腔ケアのスポンジブラシも噛んでしまう。

嫌がるときは、口腔ケアウェットティシューで、拭き取るだけにした。

以上が、ヤエさんのムース食に使ったグッズ、口腔ケアのグッズの紹介でした。

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 病院小児科で臨床発達心理士をしています。
 梅津八三の心理学、行動調整法、子どもの行動理解、育児、教材、ソーシャルスキル、介護、猫の行動について投稿中です。

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