野良猫を車庫で飼う 家族の同意が得られるまで

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車庫の猫ハウス

3 車庫での暮らし

 私は猫を好きだったものの、衣類や寝具に猫の毛が付くことは避けたかった。

飼い始めは猫たちを家の中へ入れる気もなかった。

私は猫たちが車庫を寝泊りに使わないかと考えて、車庫の棚に猫ハウスを置いた。

外から丸見えの温室より、車庫ならば親子が安全に眠れる気がした。

庭から車庫へ出入りする引き戸を開けたままにしてみた。

母猫は用心深く車庫のあちこちの匂いを嗅いだ。

母似

子猫も車庫に興味津々で、車庫の棚に上ったり下りたりして、物音に驚いては興奮し、飛び上がった。

餌を車庫の隅に置いた。

トイレは庭の隅で済ませてくれるようだ。

車庫から庭への引き戸を10センチほど開けておくと、猫たちは庭と車庫を自由に出入りした。

母猫は私の接近に対して3日ほど毎回「フーッ」とうなっていたが、給餌の魅力に負けたのか、数日で餌をやる私にその背中を撫でさせるようになった。

夏の終わり、母猫はゴロンと横になり、私にお腹を見せて撫でさせた。

もう「フーッ」と言わなかった。

母猫はかつて家猫だったと思わせる人懐こさを見せるようになった。

食後にお腹を見せる

声を出さない、めったに鳴かない猫だ。

鳴くとよそ猫に居場所を知られて子育てが危険にさらされる。

用心して鳴かないのかも知れなかった。

もの静かで利発そうな母猫だった。

3匹の子猫たちもそれぞれに個性的だった。

中でも灰色子猫は初めから私に近寄って来て、人懐こく甘えてお腹を見せた。

白黒模様が母親似の子猫はひょうきんな元気者で、黒い子猫は用心深く私には全く近寄らなかった。

猫の兄弟でも個性がみな違うのだから、人間ならばなおさらだ。

人懐こい灰色

猫たちは毎日車庫で餌を食べ、庭で遊び、温室で昼寝し、夜にはたいてい車庫で眠るようになった。

秋が近づいた頃から母猫の毛づやが良くなった。栄養が足りて来たのだ。

人間と同じに授乳中の母猫には普段の倍の栄養が必要であるに違いない。

猫ちゃん

 心理学に基づいた子ども理解と教材について語り、発達を拡大促進する創作教材を紹介します。市販教材も紹介します。
 要支援2~要介護5のアルツハイマーの親の15年の介護でやってみたアイディアも投稿しています。
 7匹の猫生の記事も笑えます。
 このブログの題名「猫ちゃん」は、認知症の親が猫の名前を憶えられず「猫ちゃん、猫ちゃん」と可愛がったことに由来しています。

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