木製だんご挿し教材の楽しみ方

記事内に広告が含まれています。

教材No.26-1 運動感覚を満たす教材再び

子どもはボールが好きだ。

玉入れが好きだ。

子どもは運動したい存在、手を使いたい存在なんだと思う。

発達の経過がそうなっている。

大小や長短から数概念を形成する方法 教材No.25、数概念形成の導入では、円形の大中小の填め板からはじまり、5種類の長方形の長さ比べまで、系列化の学習もいよいよ算数らしくなってきた。

この勢いですぐに楽しく、バラタイルの階段に進んだり、10までの階段に進む人もいる。

それについては教材No.27・29で話したいと思う。

スラスラと先へ進むのが難しそうな場合は、スタートに戻って運動感覚を楽しむと良い。

数ヶ月前あるいは数年前に楽しんだ玉入れやだんご挿しも、また違った様子で楽しめると思う。

初めに玉入れ教材を使った時よりは、本人の言語概念が増えていたり、教材の扱い方が丁寧になっていたりして、学習が進展した人の運動感覚の楽しみ方を、新しく共有できる。

算数を先へ進める縦の発達のために、十分な横の発達を蓄えるには、過去の復習や、現在できていることに変化をつけるバラエティが大事だ。

よくできること、すらすらできることをすると、子どもも楽しい。

大きさ比べや長さ比べで、一旦学習が平面的になったが、以前のだんご挿し教材を扱うことで、また運動感覚が満たされる立体教材を楽しむことができる。

基礎教育研究所の水口ふかし先生たちのように、玉入れやだんご挿し教材を自分で作れば最も良いが、教材一つ作るのに1日~2日はかかる。

教材No.26-2 運動感覚を満たすモンテッソーリ教具

Amazon でモンテッソーリ(モンテッソーリ教育1907年~イタリア発祥「子どもの家」)の教材を扱っている。

モンテッソーリの本

モンテッソーリ教具の多くは、良質の材料と職人仕上げのため、4,600~9,800円と高価なので、個人ではなかなか全種類を買えないが、保育園や学校の教材費で購入してもらえたら、子ども達の運動感覚が満たされる教材になると思う。

子どもは、運動感覚が満たされると、落ち着く。

目や手の使い方が、丁寧になる。

しっかりとした木製のおもちゃは、子どもの運動感覚の調整にとても良い。

国際モンテッソーリ純正規格の本格教具は、仕上げも丁寧で、ツヤも美しく、清潔に作られている。

Amazon に出店しているモンテッソーリ教具【Natural MONTESSORI】【MONTE Kids】正規取り扱い店、~モンテッソーリ教具や教材、知育玩具のお店~Plaza Yokohama.Online  プラザ横浜オンラインの【ホームページ】は  https://plaza-yokohama-online.com です。HPからの複数購入は割引があります。保育園や学校にも納品しています。

国際モンテッソーリ純正規格の本格教具です。

➀玉入れ

➁円柱落とし

③三角柱落とし

④直方体落とし(スリット通し)

直方体落とし

⑤リングさし

➅キューブさし

キューブさし

⑦三色リングさし

⑧リング横通し

⑨直角リング通し

➉曲線リング通し

などを楽しむとよさそうだ。

モンテッソーリ教具を扱う時の、子どもの笑顔が目に浮かぶ。

例えば、aボールはA穴へ,b円板はBスリットへと、「ボールと円板スリットを入れ分ける」こういう操作をする時、言葉が生まれると中野は言う。 

運動感覚を満たす教材の紹介 の教材No.01「探索」に投稿したBさん2歳4月が、小児科の診察室で私と、下のピンクの100均のソフトパズルを60分間楽しんでいるとき、うっとりとパズル片を頬に撫で付けている姿を3回見た。

たくさん喋れるこの人にも、こういう運動感覚を満たすことが必要なんだと思った。

運動感覚が満たされると、Bさん2歳4月は、キリキリしないで、優しい顔になり、一言も喋らなかったが元気に帰っていった。

おそらく家に帰ってから、イライラしないで過ごせたと思う。

100均のソフトパズルが綿100%素材だとしたら、モンテッソーリの本格教具は最高級のビロードのような感覚を味わえる。

100均ショップ セリアやダイソーにある

ソフトパズルよりも重量感があって、木のおもちゃは子どもの手触り・肌触りに快適、と言われるのだ。

教材No.26-3 市販の教材で運動感覚を満たす

何日もかけて自分で木材で教材を作ってあげると良いのだが、諸般の事情から私は100均で、ソフトパズルや小さな薄い大量生産の木製教材を買うことが多い 。

モンテッソーリ教具よりは安い教材を、ニトリ、保育教材店桃源堂、 100均ダイソーで購入する。

それが以下のだんご挿し(玉挿し)教材だ。

だんご挿しは、もともとは、モンテッソーリ教具の⑤リングさしがスタートだと想像している。

木製の厚みのあるリングを、填めたり外したりする、リングは軽く動くのだが、棒とリングが吸い付くような感覚を楽しむものだ。

モンテッソーリ教具の⑦三色リングさしは、色分け教材で3種類になっている。

モンテッソーリ教具の⑦三色リングさしが、棒5本になったものが、上の画像左のニトリのだんご挿し(¥980)だ。 

元々は下のように、同じ高さの5本の棒に、高さと同じ量だけだんご玉を入れて楽しむ教材である。

下は、その棒を私がを1から5の長さに頭を切ったものだ。

下は、桃源堂の保育教材で、2500円くらいだった。

1~5のだんご差し市販品リング スタッキング 

市販品は、ほんのちょっと、棒の頭が飛び出ているものが多い。

下はダイソーの100円教材、色がバラバラだったので5セット買って色を同じにした。

ダイソーのだんごをボンドでくっつけた。

一個ずつのバラバラだんごの量を、長さ・高さで意識しやすいように、ボンドで貼り付けた。

ダイソーの100円教材は、学習はできるが、小さくて運動感覚を楽しむまではいかない。

しかし、手で操作できる教材は、プリント学習より、ずっと子どもは喜ぶ。

小学校低学年の通常学級で、席を離れてしまう子どもも、これを見せれば一発で座る。

運動感覚を使って、手で操作したいのだ。

手を使うことで、落ち着くのだ。

教材No.26-4 だんごの階段1~5 

棒を1から5の高さに工夫したのが、マリア・モンテッソーリ(マリア・モンテッソーリ1870ー1952年、医学博士)か、梅津八三(1906ー1991年)か、中島昭美(1927ー2000年)か、その他か、発祥の研究をしていない。

すべての高さが同じだった棒を、1から5の高さに工夫した、だんごの階段1~5の開発の歴史をご存知の方がいたら、コメント欄で教えてください。

見本合わせ法や、大小の学習、コップ開け宝探し直接法については、1920年以降にフランスの耳鼻科医イタールが、アヴェロンの野生児ヴィクトルに、見本合わせ・大小の学習・コップ開けくるみ探しを教えた報告(イタール著、古武弥生訳「アヴェロンの野生児」1949年丘書房)(梅津八三「野生児の問題」1968年三和書房)がある。

アヴェロンの野生児

5種の箱の長さに合う5種の角柱を収める課題、長短の順序付けについては、水口浚と林友三の報告(講座;重度重複障害児の指導技術第5巻「課題学習の指導」72~73頁岩崎学術出版社1979年)があり、重複障害教育研究所教材目録カード(概念形成学習に関する教材Ⅲー29)に図の掲載がある。

タイル階段については、1979年前東孝儀の報告(前出「課題学習の指導」193~200頁)がある。

だんごの階段の他にも、塩ビ管の長さ比べ、ゴルフボールの階段、ビー玉の階段など、さまざまなバラエティーがある。

1つの筒だけのゴルフボールの玉入れは、1984年発行の重複障害教育研究所の教材目録カード(初期学習Ⅱ2-03ゴルフ球入れ)にあるが、それを1~5の階段状にしたのは中野尚彦の発明だと考えている。

中野が、たまたま手に入れた蛍光管を保護する透明筒で思いついたダイナミックな教材だ。

後に東急ハンズで、ゴルフボールの直径の、透明アクリル筒を販売していることを知った。

立体的な操作で、運動感覚を楽しみながら、1~5の系列化を多彩に経験し、再び平面化する教材、No.27 のバラタイル階段へ、序数と基数の結びつきの完成へ、と進めると良い。

猫ちゃんブログへのコメント

  1. ねこのしっぽ より:

    想像の範囲ですが、だんごさしを数の階段にしたのは、中島昭美(あるいはその周辺の人達)ではないかと思います。モンテッソーリは「感覚」教育で「数概念」教育ではない(違うかもしれません)。梅津八三はしげこやただおが数を学ぶ時タイルが十分使えた(違うかもしれません)。という気がするのですが、、、、

タイトルとURLをコピーしました