2022年12月3日(土)13時~ 福井大学副学長の松木健一先生による特別支援教育セミナーの第2回がZoom オンラインであります。
音声の言葉のない、自閉症・知的障害のかたの教育に始まり、ギフテッドの子どもたちの教育にまで通じる、ことばの発達について、松木先生が「協働コミュニケーション」の視点でお話くださいます。
保護者の皆さん、放課後学童の先生、幼稚園保育園の先生、療育に携わる方々、保健師さん、お医者さん、皆さん是非、ご参加ください。
梅津八三の心理学と、特別支援教育について学べます
実物や身振りの視覚情報を使えば子どもはイメージを持ちやすい
自傷の起きやすい自閉症知的障害の子どもさんが、自傷という拒否の行動なしに、保育園の園庭から保育室の給食に移動するには、実物の箸セット袋を目の前に見せてもらい、自分の手に持つことが有効でした。
目で見てわかる視覚情報、実物を手に持てる触覚情報が、この子どもさんの一番分かりやすい言葉でした。
子どもさんの発達に合う言葉=実物の箸セット袋でコミュニケーションできれば、先生の「給食を食べよう」と、子どもの「うん、わかった。移動します」が滑らかに起きます。
子どもが分かる言葉でやり取りすれば、穏やかに落ち着いて、イライラしないで過ごせます。
我々も、文字だけの文章をたどって読むよりは、下のような図を見た方が、分かりやすいのではないでしょうか。
文字が使ってはあるけれども、時間と空間を整理した、視覚に見せる図になります。
学齢期の子どもたちにも是非、音声言語だけでない、身振りや絵・図を使った、脳内イメージを脳外に見せる授業や療育をお願い致します。
松木先生のお話が楽しみですね。
猫ちゃんブログへのコメント