保育園と小学校との連携方法

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教育仮設No.19 保小連携のための物理的な環境支援

 保育園の先生方にお願いしたい、物理的な環境支援が4つある。

予定表

1つ目は、園生活の一日のスケジュールを視覚化して、朝の会で伝達して欲しい。

S.智美先生の絵による

年長組さんになったら、園生活の一日のスケジュールを、順番の数字やひらがなを使って、朝の会で伝達して欲しい。

ダイソーでの購入ならば、500円位の大きめのホワイトボードが、必要かと思う。

これは小学校に入ると、授業の時間表へと通ずる。

☝上のホワイトボードの左はじに、黒ひらがな文字で予定が書かれている。右には「数字の順番に点つなぎをしよう」の例が赤マジックで書かれている。学校のような座席並びで、ワークに取り組んでいる。年長組では、可能な限り、保小文化ギャップを減らしている。

座席

2つ目は、座席の決め方だ。

子どもの発達の速度は一人一人違うから、配慮のいる子どもさんの座席を先に決める。

子どもの名前を書いた付箋紙を、あれこれ動かしながら考えると、考えやすい。

先生の顔が見えやすい位置に座ってもらう方が、落ち着く子どもの座席を、一番に決める。

先生との距離が近い方が、頑張れる子どもについても、先生の近くに座席を決める。

保育園のテーブルは、4人掛けが多いと思うので、朝の会の時の先生の場所が、背中になってしまう子どもについては、先生の指示をよく聞いてくれる、動きの早い子どもなら大丈夫だ。

先生の顔が見やすい席、先生との距離が近い席、ロッカーが近い席、トイレが近い席、水道から遠い席、出入り口から遠い席、など、子どもの事情によって、決めると良い。 

先生に対して背中になってしまっても、どんな席でも、誰とでも、うまくやれる子どもさんは最後の方に決めるのでも大丈夫かと思う。

右利きと左利きにも配慮したい。

絵や制作が苦手な子どもさんは、得意な子どもさんの隣に席を決めると、真似できて助けになる。

👆先生に背中を向ける子どもが出ないように、机を縦型に配置している。すると子どもは先生に対して全員平等に、椅子の向きを90°を変えれば良い。

制作

3つ目は、大きなホワイトボードで、制作の見本やお手本を見せることも、子どもたちにわかりやすい。

同一視が苦手な子どもは、先生のホワイトボードが壁に立っているのに対して、自分の机の上は平面なので、その90度の違いだけでも、空間の認知が混乱する。

相向かいでの説明は、位置が180度異なるので難しく、横並びでお手本を見せた方が分かりやすい子どももいる。

さらには、横並びでは模倣が難しく、机の平面上で、手前と奥の、上下並べで見本を見せる方が、真似しやすい子どももいる。

なんでもスラスラ制作できる子どもは良いのだが、立位と平面の差、左右の差などの、ちょっとしたことで、模倣の理解がつまずいている子どもは、視空間認知をまず疑って、横並び・上下位置にして、制作を助けてみて欲しい。

大人や保育園の先生は、何でもできてしまうため、できない子どもがどこで困っているのか、なかなかわかりにくい。

その子が、どこで困っているかを見つけるのが、特別支援教育の第一歩になる。 

定型の言葉かけと座席の伝達

4つ目は小学校との連携のために、保育園で1年間、先生が使ってきた、いつもの定型の言葉を、入学予定の各小学校に、資料として配布・連絡して欲しい。

同時にその時、この子はどんな座席が落ち着くか、入学予定先の小学校へ、子ども達の座席位置の案を、保育園から資料として添えていただけたら、保小連携ができて、子どもたちが学校文化へ適応しやすいと思う。

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