認知症診断の受け方と薬の飲ませ方

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内科に通っていると認知症診断も受けやすい

 ヤエさんは80歳の時、早朝高血圧で2度、起床時に目が回り、その度にホームドクターに往診してもらい、点滴してもらって落ち着いた。

その時、軽い脳梗塞があったのか、右足の表在静脈が詰まったのか、少し右足が不自由になった。

しかし、80~85歳、毎週プールに通って歩いたりして、ヤエさんは一生懸命足の回復を心がけていた。

私が減塩醤油や減塩味噌、塩分50%カットの塩を購入して、塩分を控えさせ、麺類の汁も飲ませず、血圧が高くならないように気をつけた。

左からマルハチ醤油スプレー、大正製薬減塩習慣、ブルドック減塩ソース、マルコメ減塩味噌

食生活の改善により、元々低血圧のヤエさんは、降圧剤のアムロジンを半年ほどで卒業できた。 

82歳から内科の病院に定期的に通い、右足を治したいと言っていた。

83歳、内科に通院する中で、自治体の高齢者の健康問診票で前年度と比べて様子に変化があり、その内科で勧められてMMSE検査をすると、神経内科医が診て認知症が判明した。

医師からの本人告知はせず、私が「記憶が弱くなっているんだって」と話した。

ヤエさんは年齢相応と明るく受け止め、気落ちする様子はなかった。

内科に定期的に通っているか、半年に一度ほど内科で血液検査などをしてもらって、病院に慣れていると、定期通院時に、本人の抵抗少なく、認知面の診断も受けやすい。

神経内科医に紹介された大学病院でMRIを撮り、脳に萎縮があることが認められ、ヤエさんは83歳で正式な認知症の診断が出た。

薬も勧められたが、ヤエさんがまだいいと言うので、私も時が来たらと思っていた。

慣れた内科ならば服薬しやすい

やかんのかけ忘れの焦げ付きや、ほうれん草を日に3度も買ってくるということがあり、ヤエさんは診断から3年目の85歳からアリセプト5mgを飲んだ。

85歳、1点杖や階段手すりを使った 。

MMSE検査30点満点で21点。(一般の人は24~30点。要支援1は20~21点くらい。)

86歳から91歳の間は、屋外1点杖での転倒、室内方向回転時の転倒が、度々あった。

87歳、要支援2が認定された。MMSE検査30点満点で18点。

89歳、要介護1になった。MMSE検査30点満点で16点。 

91歳、要介護3になり、4点杖を使った。MMSE検査30点満点で14点。

92歳、両足のかかとの紫色は、足の表在静脈の詰まりが原因だと、足のエコー検査から、D病院の町田政久医師が発見してくれた。

着圧ソックスを履いてみたが、一日でヤエさんが苦しがるので、町田医師は包帯を巻く手法を教えてくれた。

92歳 着圧包帯

デイサービスの指導員さん方も毎日、ヤエさんが昼寝から起きると、足の着圧包帯を巻き直してくれた。 

包帯を2年間くらい続けて、かかとの紫色が軽減した。

93歳、アリセプト5mgの他にメマリー20mgも加えて飲んだ。

上からユベラ、メマリー、アリセプト

94歳、足の冷え改善のためにユベラ(ビタミン E )が処方され飲んだ。歩行車使用。 MMSE検査30点満点で11点。要介護4。

ビタミンE(ユベラ)は血流改善や、認知症脳の血流にも良いという説がある。

95歳、脱腸の手術をした。MMSE検査30点満点で7点。田中ビネーでIQ19(精神年齢3歳5月/修正年齢17歳11月)。

96歳、ヤエさんが首を痛がるのでMRIを撮り、脊柱管狭窄症が判明、リマプロスト5μgを飲むようになった。

ヤエさんはオパルモンやリマプロストで下痢をするので町田医師が整腸剤のラックビー1gを出してくれた。

整腸剤ラックビー1g、リマプロスト5μg

ヤエさんには整腸剤ミヤ BM細粒よりもラックビー微粒があっていた。

97歳、MMSE検査30点満点で0点。

田中ビネーIQ8(精神年齢1歳5月/修正年齢17歳11月)。

赤ちゃんと同じだから、不快なことは、泣く代わりに拒否するのだった。

粒薬を粉薬にできる 

粒薬を飲み込めないので立って飲んでくれた。丁寧に頼むとでも素直に協力してくれる穏やかなヤエさんだった。

97歳、ヤエさんは粒の薬が飲み込めなくなり、私は粒薬を粉にするクラッシャーを Amazon で買った。

ナビス 薬磨り潰しAmazon

医師や薬剤師さんに粒薬が飲めないことを伝えたが、粉薬の提案はなかった。

粒薬を粉にする苦労を半年ほど続けた後、別の薬局で、「粒薬を粉砕します」というCM表示を知った。

薬によっては粒薬を粉にできないものもあるが、私が申し出たら薬剤師さんは医師に電話確認の上、アリセプトとメマリーとリマプロストを粉砕して1包ずつの袋にしてくれた。

病院に入院したら、ユベラは大きな粒でなく、粉薬があることを知った。

薬局で粉薬にできること、同じ薬でも粉薬のタイプがあること、この2つを介護者が想定して、こちらから医師に粉薬を頼み、薬剤師に粉砕や粉薬を尋ねると良い。

私は専門家の方から言ってもらえるとばかり思って、「粒が飲み込めなくなりました」とつぶやく程度だった。

ユベラの粉タイプ

医師に「粉薬はありませんか」、薬剤師に「粉砕してください」と私から言わねばならなかったのに、知らないから言えなかった。

それが可能であるということを知らなければ、言えない。

認知症の薬には口内崩壊錠もあるし、身体に貼るタイプの薬もある。

粒薬か粉薬か水薬か、本人が楽に飲める薬を介護者が依頼して、処方してもらおう。

入れ歯を外さないと粉薬が入れ歯と歯茎の間に入る
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 病院小児科で臨床発達心理士をしています。
 梅津八三の心理学、行動調整法、子どもの行動理解、育児、教材、ソーシャルスキル、介護、猫の行動について投稿中です。

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