自閉スペクトラム症

子どもの行動理解

学校のトイレのスリッパをそろえていて朝の会に遅れる理由を理解しよう

ある子どもさんが、学校のトイレのスリッパを全部きれいにそろえていて、毎日、学級の朝の会に遅れて来るという話を聞きました。 「遅れちゃダメでしょう」と言わずに、子どもの行動の意味を考えてみましょう。 どうして朝の会に遅れる...
保育/保育園

自閉スペクトラム症の子どものこだわりを切り替えてもらう方法

人はたいてい、何かにこだわって暮らしています。 この車が好き、この服が好き、このタオルが好き、このおもちゃが好き、このゲームが好き、この食べ物が好き、この飲み物が好き、などです。 みなさんも、これだけは譲れないという、好...
保育/保育園

自閉スペクトラム症の幼児と行動・目線・指差し・身振りで会話して「ことば」を育てる方法

保育園に通う Y 君が、お母さんと、病院の小児科にやってきました。 私が「こんにちは」と待合室であいさつすると、Y 君は手にスマホを持って、お母さんの近くでニコニコと立ち歩いていました。 スマホの画面には、ボールがボーリ...
スポンサー広告リンク
保育/保育園

自閉スペクトラム症の子どもの自傷を減らす方法

保育園を訪問したところ、保育士さんから園児の自傷に困っているという相談を受けました。 自傷は、音声言語のない自閉症の子どもさんに、よくみられる行動です。 自傷を軽減するには、まず自傷を「意思表出」として、とらえます。 子...
不登校/引きこもり/非行

自閉スペクトラム症の子どもと行事参加や登校について話し合う方法

コロナ禍ではありますが、修学旅行が近づいて、不登校のU君と、修学旅行にどんな風に参加するか、話し合うことになりました。 U君は、おとなしく穏やかな人で、周囲の勧めを拒否することができず、「はい」と何でも受け入れてしまい、...
保育/保育園

育てにくい子どもの育児を楽にする感覚過敏の理解

保護者から見て、育てにくい子どもがいます。 難しい育児に疲れたとき、少し力を抜いて、以下のように考えてみてください。 自分にとっての育児も難しいけれど、それは同時に、この子にとっては毎日の暮らしが生きにくいのだろうなぁ、...
ソーシャルスキル

自閉スペクトラムの子どもも言葉での呼びかけができると会話の初めがうまくなる

子どもたちに、特別に会話の仕方を教えなくても、家族や仲間のやりかたを見て、会話をまねていく子どもたちが多いですね。 なんて会話を始めたらよいか、会話の初めが苦手な子どもさんに出会って、今回は会話について考えてみました。 ...
子どもの行動理解

強迫性障害やこだわりをゆるめる方法

美味しいものを食べたり、美しいものを見たり、温泉や湯船に浸かったり、フカフカの布団で眠ったりすることは、誰でも快適です。 我が家の猫ちゃんを見ていると、とにかく「快適さを保つ」ことを探して、毎日暮らしていることがわかりま...
保育/保育園

困った行動には理由がある。その行動が起きた原因を読み取れば対策もしやすい

子どもの、偏食について、かんしゃくについて、相談を受けることがあります。 どちらも、「偏食」「かんしゃく」と呼んで、それを直そうとしやすいですね。 直そうとする先生や保護者の位置をモニターすると、社会常識の側に立っている...
子どもの行動理解

不安や緊張が強い子は学ぶ教室や1週間の過ごし方をモニターして始業式に備える

桜が咲いて、入学式が近づきました。 小学校2年生以上の子どもさんも、新学期ですね。 不安や緊張の高い子どもさんは、入学式の1時間前に、入学式の会場である体育館を、親子で見ておけるといいかもしれません。 入学式の会場を見て...
iPad・Android

異種のお金の加算の法則がピンときた30歳の自閉症の一平くん

一平くんが、作業所ありさんちで作ったかりんとうの販売を、病院内で毎月1度一緒にしています。 iPad を使った算数の学習と、販売のコミュニケーション学習を兼ねています。 かりんとうやクラッカーを購入してくれるお医者さん、...
特別支援教育

3歳から5歳までの発達経過ーL君の場合

4歳半頃から L 君が、学習中にベビー椅子に上がって立つことが増えました。 立つ行動の出現は、子どもの身体が5歳で完成するので、L君も一番身体を動かしたい時期なのだと理解しています。 L君が椅子に上がる度に、「登っていい...
育児/療育

こだわりのある子どもと爪切りについて相談する

保育園や小学校で、清潔検査というのがあります。 お当番さんや保健係さんが、爪が伸びすぎていないか、を調べます。 手の甲側から見た時、白い爪が見えているのがいけないと指摘され、真面目に受け取りすぎて、深爪になった小学校低学...
数・算数・数学

1から10の数の学習に大好きな恐竜パズルの触覚運動を取り入れる

4歳7ヶ月のL君は、「1~5のだんご差しバラ」および「1~5の棒タイル・バラタイル階段(恐竜シール付き)」であれば、基数を順序よく系列化できるようになりました。 ドラえもんのナンバーブロックも、1枚のカードに基数が描かれ...
保育/保育園

自閉症児はどうして高い所に登るのか?

どうして高い所に登るのかわからない、言葉で言い聞かせてもわからない、育てることが難しい、保育が難しい、運動が不器用だ、友達の気持ちを理解することが難しい、常識やルールがわからない、そう評価される子どもたちがいます。 猫ち...
ソーシャルスキル

自閉症の方の得意なオウム返しを利用してコミュニケーションを進化させる方法

今回は、自閉スペクトラム症の方の「発信の自発の形成」について投稿します。 自閉症の方は、3項関係が苦手と言われますが、2者関係もかなり苦手です。 それが、「相手とのコミュニケーションが苦手」と、くくられる特性です。 自閉...
iPad・Android

音声のない自閉症のかたの販売学習・算数アプリ・調理手順書

特別支援学校や特別支援学級で学ぶかたの、学習モデルとしてご紹介します。 一平くんは、29歳の自閉症の青年です。 最近は、身振り表現も、増えてきました。 一平くんの学習力は、小学校1年生くらいです。 身振りで体調を訴え、受...
ソーシャルスキル

イラストを使えばソーシャルスキルを伝えやすい

ヤフオクで手に入れた、厚みのある、恐竜の大型木製パズルの、下絵コピーも準備して、4歳5ヶ月のL君が、療育に来るのを楽しみに待っていました。 待合室に迎えに行くと、小児科の待合室で、ビデオのアンパンマンを見ています。 L君...
育児/療育

個別の療育でリズム運動・色・形・数を学習する4歳4ヶ月の L 君

L 君は、4歳4ヶ月の可愛い男の子です。 半年ほど、毎回こだわって触っていた、病院の廊下の角の「出会い頭に注意」マークに、7月から触らなくなりました。 毎回、そこで一緒に、「走るとぶつかっちゃうね。歩こう。」と、共感して...
絵カードコミュニケーション

音声のない自閉症の一平くんが身体のどこが痛いかを伝える方法

一平くんのお母さんが、前回の療育で「どこが痛いかを言えるようになると助かる」と、話してくれました。 28歳から、一平くんは、目がかゆくて、病院の目薬の処方が欲しい時、小児科の受付で「め め」と、目👁を指差し👆ながら、看護...
スポンサー広告リンク