自閉スペクトラム症

梅津八三の心理学

自閉スペクトラム症の幼児と行動・目線・指差し・身振りで会話して「ことば」を育てる方法

保育園に通う Y 君が、お母さんと、病院の小児科にやってきました。 私が「こんにちは」と待合室であいさつすると、Y 君は手にスマホを持って、お母さんの近くでニコニコと立ち歩いていました。 スマホの画面には、...
育児/保育/療育

自閉スペクトラム症の子どもの自傷を減らす方法

保育園を訪問したところ、保育士さんから園児の自傷に困っているという相談を受けました。 自傷は、音声言語のない自閉症の子どもさんに、よくみられる行動です。 自傷を軽減するには、まず自傷を「意思表出」として、と...
不登校/引きこもり/非行

自閉スペクトラム症の子どもと行事参加や登校について話し合う方法

コロナ禍ではありますが、修学旅行が近づいて、不登校のU君と、修学旅行にどんな風に参加するか、話し合うことになりました。 U君は、おとなしく穏やかな人で、周囲の勧めを拒否することができず、「はい」と何でも受け入れて...
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ソーシャルスキル

離席する子どもが授業に集中して参加しやすくなるソーシャルスキル

小学校3年生のS君が、病院小児科の療育に、お母さんと見えました。 小学校3年生の国語と算数の勉強は、S君にとって、だいぶ難しいです。 勉強が難しいと、先生の話に集中できず、授業から離れる行動が起きやすくなり...
子どもの行動理解

育てにくい子どもの育児を楽にする感覚過敏の理解

お母さんから見て、育てにくい子どもがいます。 難しい育児に疲れたとき、少し力を抜いて、以下のように考えてみてください。 自分にとっての育児も難しいけれど、それは同時に、この子にとっては毎日の暮らしが生きにく...
ソーシャルスキル

自閉スペクトラムの子どもも言葉での呼びかけができると会話の初めがうまくなる

子どもたちに、特別に会話の仕方を教えなくても、家族や仲間のやりかたを見て、会話をまねていく子どもたちが多いですね。 なんて会話を始めたらよいか、会話の初めが苦手な子どもさんに出会って、今回は会話について考えてみま...
子どもの行動理解

強迫性障害やこだわりをゆるめる方法

美味しいものを食べたり、美しいものを見たり、温泉や湯船に浸かったり、フカフカの布団で眠ったりすることは、誰でも快適です。 我が家の猫ちゃんを見ていると、とにかく「快適さを保つ」ことを探して、毎日暮らしていることが...
子どもの行動理解

困った行動には理由がある。その行動が起きた原因を読み取れば対策もしやすい

子どもの、偏食について、かんしゃくについて、相談を受けることがあります。 どちらも、「偏食」「かんしゃく」と呼んで、それを直そうとしやすいですね。 直そうとする先生や保護者の位置をモニターすると、社会常識の...
子どもの行動理解

不安や緊張が強い子は学ぶ教室や1週間の過ごし方をモニターして始業式に備える

桜が咲いて、入学式が近づきました。 小学校2年生以上の子どもさんも、新学期ですね。 不安や緊張の高い子どもさんは、入学式の1時間前に、入学式の会場である体育館を、親子で見ておけるといいかもしれません。 ...
育児/保育/療育

子どもの発達は理想通りにはいかない、鉛筆もカルタもジャンケンも何が難しいかを理解することで次のステップが見えてくる

子どもの行動を丁寧に細かく見つめることができると、子どもの今の段階を理解できます。 目の前の子どもの行動を見ないで、子どもの理想像を追いかけると、その子の発達の順序を無視した自己無能感に追いつめることになり、子ど...
iPad・Android

異種のお金の加算の法則がピンときた30歳の自閉症の一平くん

一平くんが、作業所ありさんちで作ったかりんとうの販売を、病院内で毎月1度一緒にしています。 iPad を使った算数の学習と、販売のコミュニケーション学習を兼ねています。 かりんとうやクラッカーを購入してくれ...
特別支援教育

3歳から5歳までの発達経過ーL君の場合

4歳半頃から L 君が、学習中にベビー椅子に上がって立つことが増えました。 立つ行動の出現は、子どもの身体が5歳で完成するので、L君も一番身体を動かしたい時期なのだと理解しています。 L君が椅子に上がる度に...
子どもの行動理解

保育園幼児期の子どもの行動を理解する投稿案内

今回は、子どもの行動について、年齢順に投稿記事を整理してみました。 うちの子は〇〇歳だから、〇〇歳くらいの記事を読みたいという、ご要望にお答えするものです。 2歳の保育園児から、7歳の小学生までの行動理解を...
不登校/引きこもり/非行

不登校の子どもさんの行動理解と保護者の心構えの投稿案内

学校へ行くのがつらい子どもさんや、毎日それに向き合う保護者の方の、胃が痛くなるようなジレンマの毎日を想像しています。 何か1つでも、家庭生活のヒントや保護者の心構えになることがあればと、投稿しています。 い...
梅津八三の心理学

子どもが言葉で説明しない行動の意味を読み取るかかわり方

梅津八三のいう、言葉の発達の経過について、「言語行動の系譜」を紹介しました。 身体の生理的な感覚刺激で赤ちゃんが泣く状況、相手に身振りや言葉で伝える意図がまだない行動を「自成信号」と呼びます。 赤ちゃんは空...
子どもの行動理解

発達障害児は保育園での苦労から小学校へ入学するまでに気持ちや態度が荒れている場合がある

発達障害児は、歩き始めが遅かったり、言葉の話し始めが遅かったりします。 言葉の発達が遅れると、気持ちを言葉で仲間に言えず、手が出たり足が出たりします。 近くの仲間をかじる、言葉で言い返せないで引っ掻くなど、...
子どもの行動理解

育てるのが難しい発達障害が疑われる子どもの乳幼児期の育て方

発達障害児は、文科省の調査で6%程度存在すると言われています。 100人中6人、通常の30人学級で2人くらいですね。 発達障害とは、環境との相互作用で、発達期に目立つ、先天的な未熟さです。 発達障害と...
子どもの行動理解

発達障害児は なぜ通りすがりに友達を叩くのか?

学校の廊下で、後ろから走ってきた発達障害特性のある子どもさんが、友達をポンと叩いて、行き過ぎることがあります。 二人が仲良しで、叩く力もポン!と弱ければ、悪気のない、呼びかけの代わりの「挨拶」と思ってもらえそうで...
子どもの行動理解

子どものかんしゃくが起きないように初めの言い分を受けとめる方法

苦労を抱えている人と、仲良くなるには、その人の価値観の側に立った言葉かけをします。 特に初めて係わる時には、「初発を否定しない」ことが大事です。 初発とは、そのかたが係わりの初めに取ろうとした行動、初めにつ...
数・算数・数学

一対一対応、序数、数唱が進化した 4歳7ヶ月のL君

4歳7ヶ月のL君、2021/11/5の療育で難しかった、数の学習に進展がありました。 棒差しで一対一対応がしっかりし、数字を順に言いながら並べることができ、順序数の世界があるということに、さまざまな教材で触れるこ...
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