異種のお金の加算の法則がピンときた30歳の自閉症の一平くん

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一平くんが、作業所ありさんちで作ったかりんとうの販売を、病院内で毎月1度一緒にしています。

iPad を使った算数の学習と、販売のコミュニケーション学習を兼ねています。

かりんとうやクラッカーを購入してくれるお医者さん、看護師さん、事務員さん、言語聴覚士さん、臨床検査技師さんたちも、一平くんの販売するかりんとうやクラッカーを、毎月楽しみにしてくれています。

かりんとうの大ファンの方もいて、お一人で10個の爆買いをしてくれるかたが3人います。

完売した日は、一平くんもとても嬉しそうにします。

一平君の音声の代わりになるアプリ「かなトークプラス」

2020年から iPad のかなトークプラスで、販売の言葉を伝えています。

皆さん興味を持って、一平君の操作を見て、かなトークプラスの「発声」を聞いてくれます。

一平くんも、かなトークがしゃべる一音一音に合わせて、だいぶその1音ずつを出すようになりました。

一平くんにおつりを見せて教えてくれるアプリ「レジスタディ」

特に2021年からは、レジスタディというアプリで、おつりの計算と実行を一平くんができるので、かりんとう購入者の皆さんが驚いています。

おつりがある計算の時は、「会計」をタッチすると、おつりのお金そのものが画面に自動的に表われます。

2022年1月31日は、一平くんのレジスタディでのおつりの操作が上手な様子を見て、購入者の皆さんが「すごいねぇ」と、次々に一平くんを褒め、感心してくれます。

異種のお金の横書きの加算の法則

一平くんは、認められたことがとても嬉しかったのか、勉強にも力が入り、ついには異種のお金の横書きの加算の法則がピンときて、鼻歌を歌いながら得意気に次々と解きました。

2022年1月31日の学習

説明を画像内に加えると、以下のようになります。

30秒の動画を YouTube に私も初めてアップしました。(一平くんのおかげで起きた私の革生行動です。)

500+100=600

100+10=110

100+5=105

100+5=150

この4問を、横書きの計算で、スラスラと解いたのです。

一平くんと10年間重ねた、血圧測定の用紙の加減算の筆算が、一平くんの確定域でした。

病院に来たら必ず血圧計で血圧を測る、それは一平くんの小学生の頃からの楽しみだったのです。

こだわりと呼べばそうなのですが、血圧を測るこだわりが一平くんの確定域となり、私も確定域に同行し、加減算の筆算に持ち込んで横に展開したことで、新しい踏み出し=革生行動(異種のお金の加算)が起きましたhttps://nekochanblog.com/money-learning-and-notation-2/

異種のお金の加算の新しい理解は、一平くんのこだわりと、勉強が好きな一平くんの筆算の基礎があって生まれたものです。https://nekochanblog.com/learning-and-notation-of-money-3/

分かったことが嬉しい一平くん

私が褒めると、一平くんもお母さんも、とても嬉しそうでした。

しかし、一平くんのこの笑顔は、私に褒められたからというよりは、異種のお金の加算の法則が「そういうことだったのか!」と、一平くんにピンと来たので、分かったことが嬉しかったのだと思います。

そしてお母さんの笑顔も、何か月も一平くんにとって難しかった異種のお金の横書きの計算が、1問の例題だけで、後はすべて一平くんが自力で正答したので、一平くんが法則を理解したことがお母さんも嬉しかったのだと思っています。

30歳になっても、まだまだ進化する一平くんを見て、私もチャレンジすることをやめないでいようと思いました。

一平くんとお母さんと付き合うと、私もいつも励まされます。

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