4歳半頃から L 君が、学習中にベビー椅子に上がって立つことが増えました。
立つ行動の出現は、子どもの身体が5歳で完成するので、L君も一番身体を動かしたい時期なのだと理解しています。
L君が椅子に上がる度に、「登っていいよ」と肯定的に、言葉を後からかけていました。
- トランポリンを飛んでから椅子に登らなくなった
- ブランコ懸垂で身体を振って数唱も進化する
- 療育へのお父さんの参加
- 個別の療育場面でのL君3~5歳の「ことば」「数」「社会性」2年間の発達経過
- 3歳0月 言葉がほとんどなく、歩かなかったL君
- 3歳10月 切り替えにはカウントダウンが有効
- 3歳11月 対人交渉のことばの形成
- 4歳 しりとり
- 4歳2月 色の分類・大きさ比べ・長さ比べの教材と着席
- 4歳4月 リズム運動・色・形・数
- 4歳5月 L君の確定域は恐竜
- 4歳5月 1から4の数
- 4歳5月 指型が中継ぎ
- 4歳7月 恐竜で1から10の数の学習
- 4歳7月 一対一対応、序数、数唱が進化
- 3歳9月 ソーシャルスキルの填め板を作る
- 3歳10月 市販のパズルにソーシャルスキルの絵を貼る
- 3歳11月 多動に付き合って輔けると落ち着く
- 4歳 見通し写真カードで着席する
- 4歳 学習場面と生活行動場面
- 4歳1月 どうして靴や帽子を隠すのか
- 4歳3月 苦手なリズムを動物写真カードで助ける
- 4歳5月 手を振り払わないでね
- 4歳5月 イラストでソーシャルスキルが見える
トランポリンを飛んでから椅子に登らなくなった
姿勢もクネクネしやすいL君に、運動がもっと必要に思えたので、直径1m くらいの円形のトランポリンの購入をお母さんに勧めました。
トイプラネットなどの中古のおもちゃ屋さんに行くと、2000円くらいで再販しています。https://amzn.to/3hP7bJV
はじめは、危険もあるので、大人の見守る時間帯で、使うといいですね。
キッチンの流しの側に置いて、お母さんが夕飯を作る間、あるいは保護者の休日に飛べると安心です。
トランポリンの5本の足を組み立てたり、外したりする時は、手首をひねる運動にもなります。
この手首のひねりがないと、鉛筆を持つことにも、水道栓やペットボトルの開け締めにも、影響します。
コロナ禍で、なかなか運動のチャンスがないので、トランポリンはどの子どもさんにも室内でできる運動で、オススメです。
私もジムテリアのトランポリンhttps://amzn.to/3sWHEEZを購入して、足先の血流改善のために飛んでいます。
お母さんはお父さんと相談して、早速購入し、L君も、L君のお姉さんも、取り合いになるくらい毎日使っています。
トランポリンを始めて2ヶ月経つと、いつのまにか、L君が椅子に上らなくなりました。
同時に、学習中の姿勢も背中が伸びて、とても素晴らしくなりました。

ブランコ懸垂で身体を振って数唱も進化する
動きたいときは、両手をそれぞれ机と椅子において、腕立て懸垂のような感じで、自分の身体をブランコにして振っています。
学習の合間の、学習を支えるための緩衝行動なのですが、手で身体を支える運動にもなるし、20までや30までの数唱にもなるので、L君が始めると、すぐ後から、「ブランコしていいよ」と肯定的に声をかけています。
数唱も、2021年4歳8月は、1から19まで行くと、19の次がまた11・12と10代に戻ってしまっていたのですが、2022年1月4歳10月からは、数唱が1~30まで正確に言えるようになりました。
しかしまだ、一対一対応は難しく、1から10まで物を触りながら数えようとすると、指と物と数唱が一致しません。
数唱だけが、猛スピードで先へ飛んでいってしまいます。
療育へのお父さんの参加
夕方、職場から駆けつけるのが超忙しいお母さんに代わって、2021年からは、お父さんもL君と療育に通って来てくれます。
L君が絵本を「あ」から「ん」まで読んで、丁寧に文字をなぞって、お父さんに見せます。
お父さんは、療育の間も、タイミングよくL君の話し相手になり、家庭へ帰ると「頑張ってるよ」とお母さんに伝えてくれます。
こうやってお父さんも、療育に参加してくれると、お母さんの肩の荷が軽くなり、ありがたいです。

そんなL君の3歳から5歳までの、2年間の成長をまとめてみました。
同じ年頃の子どもさんの、発達支援の役に立てば、お母さんも私も嬉しいです。
お母さんは、他の子どもさんの役に立てばと、L君の写真の掲載を許可してくれます。
いつも、ありがとうございます。
個別の療育場面でのL君3~5歳の「ことば」「数」「社会性」2年間の発達経過
4月から年長さんになるL君が、発達支援センターに通ったり、療護園での言語聴覚士さんによる構音指導を受けるにあたって、担当者様の参考になればと思います。
ことば
3歳0月 言葉がほとんどなく、歩かなかったL君

3歳10月 切り替えにはカウントダウンが有効

3歳11月 対人交渉のことばの形成

4歳 しりとり

数
4歳2月 色の分類・大きさ比べ・長さ比べの教材と着席

4歳4月 リズム運動・色・形・数

4歳5月 L君の確定域は恐竜

4歳5月 1から4の数

4歳5月 指型が中継ぎ

4歳7月 恐竜で1から10の数の学習

4歳7月 一対一対応、序数、数唱が進化

ソーシャルスキル
3歳9月 ソーシャルスキルの填め板を作る

3歳10月 市販のパズルにソーシャルスキルの絵を貼る

3歳11月 多動に付き合って輔けると落ち着く

4歳 見通し写真カードで着席する

4歳 学習場面と生活行動場面

4歳1月 どうして靴や帽子を隠すのか

4歳3月 苦手なリズムを動物写真カードで助ける

4歳5月 手を振り払わないでね

4歳5月 イラストでソーシャルスキルが見える

保育園の先生も、L君を丁寧に見てくれていて、いつもL君の気持ちの味方になってくれます。
療育を見学に来てくれて、保育園の様子も聞かせてくれます。
3月生まれのL君、恐竜という確定域を基地に、ことば・数・ソーシャルスキルも、環境を整えた個別の場面では進化してきました。
もうすぐ5歳、2022年4月から年長さんになります。