色の分類・大きさ比べ・長さ比べに子どもの好きな物を使えば意欲・集中・着席も増加する

この記事は約5分で読めます。

L 君の好きなものは、恐竜、動物、魚、アンパンマン、となりのトトロ、おやつだ 。

お母さんも、L君の着替えが起きやすいように、恐竜の T シャツ(西松屋にあり)や、恐竜のマスクを購入してくれる。

私も L 君が学習に取り掛かりやすいように、 L 君の好きな物を教材に使用している。

恐竜の構成パズルは L 君のお気に入り
最近は魚がマイブームで、分割したソフトパズルが大好きだ
バイキンマンを合成しながらよくしゃべる

心理学者梅津八三のいう、得意な領域の拡大確定域の拡大だ。

確定域では、気持ちよく満足する自全態(不全感でない状態)に至りやすく、これまで起きなかった新しい行動革生行動(生命活動に起きる革命的な行動)が起きやすい。

L君のお母さんから、「色と数の学習をさせてほしい」という希望が出ていた。

事物と色の名称が、まだ不一致だそうだ。

数も、1つと2つはわかるが、3つ以上はたくさんになるそうだ。

「家庭でできることは何か?」と、お母さんに聞かれた。

とりあえず、色については、1日1色だけ、あるいは1週間に1色だけ、「赤だね」と、ことあるごとに、お母さんが1つの色の名称を言ってほしいとお願いした。

色の分類と大きさ比べ

事物と色の名称の対応の前に、L君に色の分類を経験してもらおうと考えた。

市販品のダイソーの教材だ。

私が「黄色組さん集まれ、青組さん集まれ、緑組さん集まれ」と1つ2つ入れると、L君も分類してくれる。

ダイソーで3セット買うと、色での分類が可能になる

 L 君は、毎回一度だけ、これをやってくれる。

2度させようとすると、積み木を捨てたり、扇風機に移動したりして、同じこと2回は嫌だと断ってくる。

「終わり」と言いやすくなる、カードが机の上に必要だ。

くもんの円柱・角柱並べも喜んでやってくれる。

やはり立体的な教材は、L君が楽しく落ち着いて取り組める。

これは KUMON の教材の枠を私がノコギリで分割した。

枠が分割された方が、色別に集めるということを意識しやすい。

円環の大小を考える、4色の教材もやった。

分類の指定の下敷きとして、カラーコピーして、ラミネートした

 L 君はこれが気に入って、「だんだん小さくなっちゃう」と言いながら、2回やってくれた。

私も、 L 君の探し方の指標となるように、「一番大きい」「ちょっと小さい」「もっと小さい」「もっともっと小さい」と言葉を添える。

続けて20個、色で分類する長い仕事だ。好きなものは一気にやれる。

この大きさ比べが、1から5の長さ比べの土台にもなる。

L 君の数の理解の現状

数については、3歳だったけど4歳になったと、指型を作れるように手を添えて手伝ってほしいとお願いした。

指型はどんなものに対しても、1個2個3個4個と、量の抽出の基数になるからだ。

お母さんにはそんなことをお願いし、私は L 君の確定域である恐竜を材料にして、数の教材を作ろうと思った。

数の学習の前提になる長さ比べ

 L 君は、だんご差しは喜んでやってくれる。

算数は1が左と決まっているが、右利きのL君は指が棒にあたって入れづらい。1が右に来ている方が1から楽に入れてくれる。
ダイソーのだんご差し。12345の量にするためにボンドで接着した。

運動感覚を満たす、立体的な教材はL君も大好きだ。

木製の、厚みのある長さ比べの階段1~5についても、2種類やってくれた。

長さを意識させるために枠も切り取ってある
ホウの木の、がっしりとした長さ比べ階段填め板

次はタイル階段に移行するのだが、恐竜のシールがないものか、1ヶ月ほど、ダイソーやセリア及びAmazon などを覗いては恐竜シールを探していた。

2021年4月、セリアに昆虫と恐竜の2枚セット110円のシールがあった。

セリアにあった、カブトムシと恐竜の2枚入りシール。3つ買うと同じシールが15枚になり、1~5階段が1つできる。

L君が、取り掛かってくれるかどうか分からなかったが、恐竜の木製長さくらべ階段、大タイル階段、小タイル階段の4種類の階段を、ゴールデンウィークに作った。

下方の画像の小タイル階段を140%に拡大コピーして、ベニヤ板に貼った階段を、とても気に入って喜んでやった
棒タイルの長さ比べは見事にできた。下敷きが要らなかった。

お母さんが「こんなにたくさん」と喜んでくれたが、 L 君は1つの教材を何度も繰り返してやってくれないので、4種類作った。

小タイル階段は操作が難しいかとも思ったが、恐竜の威力は素晴らしく、L君は喜んでやってくれた。

小タイル階段も長さ比べができた。下敷きが要らなかった。

私が「小さいのから、小さいのから」と言うと、長さを比べることが起き、下敷きシールも要らなかった。

小さい順に並べる長さ比べは、ちょうど良い教材となった。

「持って帰る」と言って、2回続けておうちへ持ち帰っている。

数字の形への興味

1から5の数字合わせはまだ難しく、形の似ている235は、三種の比較や上下の向きもまだ間違う。

数字の木製填め板もやってみたが、あまり興味を示さない 。

12345の数字より、12345の指型の方が良いかもしれないと思った。

次回は、数字タイルの裏側に指図を貼ってみよう。

235に、恐竜シールを数字線分状に並べて貼り付けたら、見てくれるかもしれない。

あるいは、なぞり書きのようなものを挟んで、書く運動から線分の差異性に着目してくれるかもしれない。

魚のパズルの枠を使って、ホワイトボードマーカーで、魚を描くことをやってみたが、縁をたどることもまだまだ難しそうだった。

折を見て、指型も、数字書字運動も、チャレンジしていきたい。

意欲・集中・着席を支える確定の教材

前回も、今回も、50分から60分、L 君は座って学習している。

L 君にとって興味のある、円環の大小の秩序性や恐竜の教材が、取り掛かり意欲・理解と集中・長い着席の支えとなっている。

学習に満足した日は、一直線に売店に行かず、お母さんの会計を待つあいだ、私と椅子で絵本を読んで待っていることも初めて起きた。

社会的行動にも変化が起きて、お母さんも嬉しそうだった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました