漢字と英単語の記憶が苦手な、中学生の相談は多いです。
漢字と英単語の記憶が難しい中学生は、以下の5つが成立していません。
➀漢字は、かんむり・へん・つくりに分け、その組み合わせで覚える。
➁漢字は、漢字の意味を言えると、記憶を助ける。
➂英単語は、音節に分けて、その組み合わせで覚える。
④音節ごとに、カタカナを振れると、読めるようになる。
⑤英単語を書くときは、発音とは別のこじつけた覚え方が必要。
特別支援教育では上記の5つが身につくように、カードやアプリを使います。
カードを使った英単語の音節分けとこじつけ覚えは、発達障害の中学生に英単語を教える方法 で紹介しました。
今回は、中学生が取りかかりやすい英単語学習無料アプリを3つ紹介します。
無料アプリをダウンロードして使う時の注意
ダウンロードして、実際にやってみると、ネットに繋がる環境下では、中学生には見せたくない広告画像が下方に現れる場合があります。
必ず保護者が先にアプリの中身を確認して、保護者がやってみてから、子どもにやらせても良いと思えば、ダウンロードしてやってください。
学校の先生や、保護者と一緒にやる場合には、その場で危険広告を見ないで、学習できます。
一人で自習で使う場合には、ネットに繋がらない環境での無料アプリ使用がおすすめです。
広告のバックアップによって、アプリが無料で提供されるので、悩ましいですね。
広告を非表示にするには、有料プランを選択します。
英単語の読みと意味を学習する東進式マスター「中学英単語1200」
App ストア中学英単語1200からも Google Play ストア中学英単語1200からも、無料ダウンロードできます。
英単語の書き記憶は、非常に難しいので、取りかかりやすい「読み」からチャレンジしましょう。
トップページで「音声学習」を選び、ラウンド「01」を選び、再生の設定をします。
再生内容は、シンプルに「英語と日本語」だけにします。
表示時間を、最大の「2秒」にし、再生速度も、聞き取りやすい「遅い」にします。
スタートさせると「エンジョイ」という発音とともに「enjoy」の単語が現れ、後から意味「楽しむ」が現れます。
英単語の意味を選択肢から選ぶ「中学英単語1200」
同じアプリのトップページで、「英単語テスト」を選び、ラウンド「01」を選び、スタートすると、英単語と意味の選択肢が現れます。
askの意味、「尋ねる」をタッチすると正解の丸印が現れます。
東進式マスター「中学英単語1200」の各種設定
トップページで「設定」を選ぶと、次の2ページで表示したい項目を選ぶことができます。
画面はできるだけシンプルな方が分かりやすいので、必要な設定だけオンにしました。
スマホ用の無料アプリなので、タブレットにダウンロードすると、画面は縦長で中央に小さく現れます。
初めは一緒に操作して、使い方になれるまで見守ってください。
大人も一緒に学習できる時は、1問ずつ交代で回答するといいですね。
「英単語テスト」は、オフラインで学習することができます。
英単語の意味を選択肢で学習する「英検5級の英単語」
App ストア英検®5級の英単語480 – 英語問題学習アプリ から、Google Play ストア英検®5級の英単語480 – 英語学習アプリから、無料ダウンロードできます。
トップページの「勉強」を選び、「LESSON1」を選び、「小テスト(読み)」を選びます。
英単語と発音が現れるので、意味を選択します。
合っていると、赤丸🔴が現れます。
「小テスト(書き)」を選び、「4択で答える」を選ぶと、日本語が現れるので、英単語を選択します。
「書いて答える」は、アルファベット文字をキーボード入力するので、難易度が高くなります。
まずは、英単語の読みや意味が、上手くなることを目指しましょう。
スマホにもタブレットにも、ダウンロードできます。
タブレットには、大きく現れます。
学習中、広告全画面に変わったら、左上の「動画をスキップ」をタップ、✖印が出るのでタップすると、学習画面に戻ります。
広告全画面に1~2秒遅れて、右上に✖印が出ることもあります。
トップページの「設定」から、広告を非表示にする、「有料プラン」480円を選べます。
英単語をアルファベット選択で構成する「中1英単語」
App ストア スペルで覚える英単語 中1編、Google Play ストア スペルで覚える英単語 中1編から、無料ダウンロードできます。
このアプリは、選択肢の中からアルファベットを選んで単語を構成します。
英単語を書く学習なので、最も難しくなります。
アルファベット2~3文字の英単語はチャレンジしやすいので、動詞➡代名詞➡副詞などからチャレンジしてみましょう。
先生や家族に、答えがgoならば「ジー、オウ」とアルファベットを言ってもらっても良いと思います。
分からない時は、解答を「パス」することもできます。
教科書巻末の一般動詞一覧表や、代名詞の格変化表を机に置いて、見本を見ながら、代名詞の構成にチャレンジするのもいいですね。
「中1英単語」アプリは、トップページ最下段の「設定」で、「制限時間」>無制限にすることができ、「発音速度」>遅くすることができます。
中学生がやる気になる英単語アプリのまとめ
英単語を書く記憶は最も難しいので、英単語を読めること、意味が分かること、から始めましょう。
分かること、できることが学習意欲を支えます。
アプリは、➀手で操作できる、➁画面が変わって視覚的に楽しめる、③選択的に解答できる、④〇✖が現れる、の4点が、発達障害のある中学生のやる気をささえます。
定期試験のための学習が億劫な時も、学習の助走に、これらのアプリを楽しんで、やる気を高めてください。
今後は、ローマ字とアルファベットの学習アプリ、漢字の学習アプリ、障害手帳の取得方法などの投稿を予定しています。
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