手の運動感覚を満たすお手伝いはダントツの社会適応行動

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子どもの感覚の発達は、触覚➡視覚➡聴覚の順に発達する、と以前、投稿しました。

子どもの言葉の発達を理解して係わり方を工夫しよう

子どもにとっては、手で触れる実物が、最も興味ある分かりやすい情報です。

実物のママがいいし、実物の電車が好きです。

次に、模型、写真、絵、身振り、マークなど、目で見てわかる情報を、子どもは好みます。

実物の電車の代わりに、模型のプラレールに夢中になり、乗り物図鑑を見ることに熱心です。

触れる感覚が行動の土台

手で操作できるプラレール、手でページをめくって見る乗り物図鑑、いずれも初期的な触覚運動は欠かせない土台です。

自閉症の子供たちは感覚運動を満たす期間が長い

自閉症の子どもたちは、感覚運動を満たすことを好みます。

電気のスイッチのオンオフ、リモコンのボタン、スマホの操作などに夢中になり、操作を終了させられると、もっとやりたくて、癇癪を起こします。

保護者は、子どもが夢中になっている操作を終了させて、着替え、食事、排泄、入浴、睡眠などへの切り替えに苦労します。

自分でくるくると回転する運動や、回る換気扇を目で楽しむことが、きりなく好きな子どももいます。

夢中になる期間が、半年未満の一過性で、卒業する行動、保護者の言葉で切り替えられる行動であれば、問題は少ないです。

気になる行動が半年以上長く続く、家庭生活の切り替えに支障が出る、お母さんの育児を悩ませる、そういう時は、大人の側の考え方を捨てて、子どもの興味関心の側に立った理解が必要です。

触れることが楽しい

音声の言葉での切り替えから、子どもの運動感覚を満たす行動への切り替えの提案です。

洗濯が好きだった のりあき君

のりあき君は、自閉症・知的障害があり、ひらがなを覚えるまでは、音声の言葉がありませんでした。

小学生の時、私との療育でひらがなを覚え、中学部の時には、お母さんが家庭で撮影してくれた写真で、「顔を洗う」「頭を洗う」「靴を洗う」「靴下を洗う」「靴を干す」「傘を干す」「布団を干す」等の写真=文字=音声が一致するようになりました。

音声は非常に努力して出す音声で、初対面の人は聞き取りにくいが、文字があるとそれらしく聞こえ、家庭では高等部の頃から、音声のやり取りで暮らすようになりました。

のりあき君が大好きだったのは、当時の2層式洗濯機で、ぐるぐると回る洗濯槽の回転や、泡立つ泡が大好きでした。

脱水が終わると、全ての洗濯物を針金ハンガーに干して乾かし、針金ハンガーのまま洋服ダンスのバーにかける、お手伝いの形が完成しました。

お母さんによると「洗濯物をきちんとたたむのが難しいので、たたまなくて済む針金ハンガーで乾かし、そのまましまうことにしました」

のりあき君の手の操作力に合わせた、お母さんの素晴らしい工夫です。

のりあき君は、洗濯が大好きです。

洗濯によく似ている、食器の洗い物も、してくれるようになりました。

水が使える、泡立つスポンジが使える、いずれものりあき君の好む、触覚運動を満たす行動です。

洗濯や食器洗いが、のりあき君の楽しみ、家庭のお手伝いになり、一石二鳥ですね。

しかも家族から感謝されて、のりあき君の自尊心も満たされます。

触覚運動を満たせるお手伝いは最高の社会適応行動

不登校の方の、家庭での居場所づくりに、お手伝いが最高と、以前、投稿しました。

不登校から登校へ踏み出すには家事手伝いで自信を持ち家族に役立つ自己有能感を形成しよう

Instagram に、自閉症・知的障害がある、音声の言葉のない、せいくんという、食器洗いの上手な、特別支援学校の中学部1年生が登場します。

予備洗いをして、食洗機にセットして洗うことができます。

また Instagram に、自閉症・知的障害がある、話すことができる、こうちゃんという、家庭のお手伝いで毎月7000円働く、B 型作業所に通う大人の方が登場します。

お小遣いの使い道は、好きなおもちゃを買ったり、クレーンゲームをしたりするそうです。

2人ともこうなるまでには、本人、お母さん、ご家族の大変な努力があったのですが、現在のお2人をInstagram で拝見すると、2人ができるお手伝いの成果、素晴らしい社会適応行動を見られます。

皆さんも是非、インスタグラムでのお2人を、ご覧になってください。

そして、水が好き、水流が好き、回転するものが好き、泡が好き、手の操作が好き、お小遣いを喜ぶ、などを利用して、子どものお手伝い力、社会適応行動を育ててください。

我が家はこうしている、という情報がありましたら、コメント欄で教えてください。

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