パッドからリハビリパンツへの移行 要介護3~4

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まずは昼間のパッドが1年間

 93歳、要介護3、グンゼの綿パンツを尿失禁用パンツにした。

綿の尿失禁用パンツ 白鷺ニット綿100%

同時にポイズパッドのような長さ24cmくらいのパッドを日中の少量の便失禁に使用し始めた。

「これを使うと安心だよ」が私の決まり文句だった。

トイレの介助もこの辺から、デイサービスの介護士さんにも少しずつさせてくれた。

93歳から昼間は、アテントやライフリーの尿2回分のパッドを付けて、94歳からは夜間もそれを付けて寝てくれるようになった。

最近、ライフリー尿2回分のパッドは、薄さが数年前の1/2に進化している。

アテントやライフリーの尿2回分のパッド

ヤエさんは夜も、初回から素直にパッドを付けてくれた。

94歳の1年間で、ベッド内の暑さや失禁で、ヤエさんが夜間に下半身の衣類をを30回ほど脱いでしまうことが起きる。

2年目、夜間のパッドをリハビリパンツへ移行

パッドの代わりに「これだと安心だよ」と、アテント尿2回分のリハビリパンツを勧めると、ヤエさんは抵抗なく、履いてくれた。

94歳の3か月ほどは、夜間の尿起こしもしてみた。

95歳からは、アテント尿5回分のリハビリパンツに移行した。

夜間は約1年かけて、ヤエさんはアテント尿5回分のリハビリパンツで眠ってくれるようになった。

週に1回くらい、下半身全部脱いで、ベッドで失禁してしまうのだったが‥‥‥。

つなぎパジャマで一晩中寝てくれる

95歳、ついに、竹虎ヒューマンケアの、フドー つなぎパジャマⅢ型に出会う。

チャックの最後が足首に来るタイプだ。

チャックは足首から➡股間まで行って➡もう片方の足首でホック止め

チャックの最後が胸元に来るタイプ2種類はチャックを壊して脱いだ。

95歳、ヤエさんも2か月かけて、フドー つなぎパジャマⅢ型に慣れて、脱いでしまうということがなくなった。

パジャマの色がきれいだと思うらしく、パジャマを見せるとニコニコして着てくれた。

夜中の失禁始末がなくなり、私も眠れるようになった。

3か月間、尿6回分以上のリハビリパンツを探していた

ヤエさんの睡眠時間は12時間

95歳のヤエさんの睡眠時間が8時間ならば、つなぎパジャマとアテント尿失禁5回分リハビリパンツで、めでたしめでたしだった。

しかしヤエさんの睡眠時間は21:00ごろ寝て、9:00ごろ起きる12時間だ。

アテント尿5回分リハビリパンツでは、起床時、尿がつなぎパジャマやシーツにあふれた。

朝け方5時に一度ヤエさんを起こしてリハビリパンツを交換するか、交換しないならば、リハビリパンツからあふれた失禁のシーツ・防水シート・バスタオル・つなぎパジャマ・股引・上掛けなどを起床後に毎朝洗濯しなければならなかった。

たっぷり寝るとご機嫌なヤエさん 95歳 要介護4

夜間はライフリー尿7回分リハビリパンツ

しかし、天の助けというものはあるものだ。

マルエドラッグという行きつけのドラッグストアで、リハビリパンツを見ていて、ユニ・チャームのライフリー尿7回分リハビリパンツを見つけた。

これだと思った。大当たりだった。

95歳、要介護4のヤエさんも、明け方私に起こされずに、起床時まで眠っていられるようになった。

私も自分の尿意で起きた時、ついでにヤエさんの、足の冷えを見るだけでよくなった。

1年ぶりに、私も続けて眠れるようになった。

4時半の新聞配達の音に気付かず、深く眠れて、自分が朝寝坊することも起きた。

オムツには尿10回分とか尿12回分とかあるのだが、リハビリパンツはこの7回分が最高の吸収量だった。

我が家のライフリー成功談を、ケアマネージャーさんに話した。

ケアマネさんが他のご家庭に、ライフリー7回分リハビリパンツを紹介したところ、そのご家庭でも排泄世話が軽減され、喜ばれたと教えてくれた。

情報提供で介護が楽になるのであれば、情報の共有は大切だ。

ユニ・チャーム ライフリー尿7回分に救われた!

昼間は尿2回分パッドから尿3~4回分パッドへ

ヤエさんは93~97歳の5年間、昼間はパッドと綿の失禁用パンツで過ごせた。

93~95歳は尿2回分パッド、96~97歳はデイサービスで2時間ほど昼寝するので、尿3~4回分のパッドを使った。

昼間は、食後や昼寝前後にトイレへ誘い、パッドの交換と清拭をすれば大丈夫だった。

自宅ではヤエさんはトイレ移動の拒否や、パッド交換の拒否がなかった。

清潔になり、気持ちよくなることが分かるのか、「トイレに行こう」と私が誘うと、いつも素直だった。

ベッドで繋ぎパジャマの足首チャックを外し、トイレで排泄・清拭・穿き替え、繋ぎパジャマの脚部を後ろに縛ると世話が楽だった

介護の拒否は、トイレに行けている間は、自宅ではなかった。

要介護4の後半、歩けなくなって、車椅子になって、オムツになってからは、介護の拒否が、増えた。

オムツ交換の意味が分からず、恥ずかしさからの拒否が激しく、私もオムツ交換のたびにつらかった。

98歳、要介護5の、オムツの話は次回書きたい。

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 病院小児科で臨床発達心理士をしています。
 梅津八三の心理学、行動調整法、子どもの行動理解、育児、教材、ソーシャルスキル、介護、猫の行動について投稿中です。

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