猫の骨関節炎の症状と治療で分かった体重管理と生活環境

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人間の病気も、自分や家族が体験しないと、なかなか予防法は分からないですね。

猫の病気も人間同様に、体験してみないと、前もっての予防法は分からなかったです。

猫の病気に出会うたびに、何も知らない飼い主で、本当にいつも申し訳ないです。

初代のお母さん猫12歳は、多飲多尿の腎臓病を、半年で見送りました。

初めから、低マグネシウムや下部尿路のエサにすると、良かったです。

二代目のクーちゃん19歳は、高齢猫の口内炎でなくなりました。

飼い主を診察室に入れない動物病院は、良くなかったです。

クーちゃんの歯石とりが、口内炎の傷のきっかけになったのかもしれないと、後で推測しました。

初めから、マウスクリーナーゼロや、歯磨きジェルを使うべきでした。

そして三代目の花ちゃん8歳からは、体重管理が、猫の手足の痛みを予防するということを学びました。

分かるのが遅すぎて、ごめんね、花ちゃん。

6.75 kg で預かった花ちゃんの体重管理

花ちゃんの前足の不調は、初めは単純に、高いところから飛び降りたのだろうという、私の浅はかな推測でした。

日が経つにつれ、1か月ぐらい前から、トロぺの椅子に登り損ねていたことを、思い出しました。

花ちゃんの前足の不調がはっきりし、通院と注射が1か月と長びく間に、私がこの1年、シャカシャカで遊んでやらなかったことを思い出しました。

2年間で2度にわたる激しい頭部の皮膚炎で、エサを変えたことも、花ちゃんの食欲増進に繋がってしまったようです。

私は遊び相手になる面倒を避けて、花ちゃんが欲しがるたびに、ちゅーるアペティートのおやつをあげていました。

花ちゃんのもとの保護主さんは、1日1本だけをあげていたのに、私は1日8本あげたダメな飼い主です。

食べたいだけあげていた飼い主の怠慢で、花ちゃんを 7 kg から 8 kg へ、1 kg ほど太らせた(人間で言えば10 kg 太った)のです。

3月の通院で、獣医さんが、「1か月 100 g のダイエットが、体重管理の治療になり、足への負担が少なくなります。」と、教えてくれました。

心を鬼にして、花ちゃんが10時、3時、夜、どんなに可愛い目で見上げて鳴いても、ちゅーるアペティートをあげないでいます。

ちゅーるアペティートでなく、ねこじゃらCを出して、花ちゃんと一緒に眺めたり、遊んだりしてごまかしています。

次の通院では、花ちゃんの体重は、7.1 kg でした。

今のところ、花ちゃんの1日の食事は、朝夕2食のカリカリと、昼にちゅーるアペティートとチャオプチ1つずつのおやつ、にしました。

メディファスアレルゲンケア

4月までに、7.0 kg になるのが目標です。

私が10時、3時に花ちゃんが鳴いて見上げても、おやつをあげないで無視すると、1分くらいで諦めて、食べないでもいられるようなのです。

私も花ちゃんと同じく、夜食をつままないで空腹で眠るので、胃腸の消化が楽になりました。

おやつをあげて飼い主が楽をするのではなく、花ちゃんの遊び相手になって、体重管理を頑張っていきたいです。

消炎剤の注射の効果は1日、24時間ごとに消炎剤プレドニゾロンを飲む対症療法

花ちゃんの症状に対する消炎剤の注射は、はじめ1日おき、そして2日おき、さらに3日おきと間隔をあけて通院しました。

注射の間を開けていく治療で分かったことは、花ちゃんは注射の後4日目ぐらいまで好調だが、5日目からは、また前足を縮めて不調になるということでした。

獣医さんが、注射の効果に相当する、消炎剤プレドニゾロンを出してくれるようになりました。

プレドニゾロンは、椎間板ヘルニアなど、神経の炎症にも有効な薬です。

プレドニゾロンを24時間ごとに1錠飲むことで、花ちゃんの生活の QOL を保ちます。

胃腸障害や下痢便などが起きないことを確認しながら、3~4日分を出してくれます。

もともと猫は、水を飲む量が少ない動物です。

花ちゃんも、食後になかなか水を飲まない猫なので、3月からは食後必ず、ペットボトルキャップ2つで水をやってみるようにしました。

花ちゃんはウォーターボールで飲み水を差し出しても、私がすすめる水は飲まないのですが、ペットボトルキャップは珍しいのか、2つ分舐めて飲んでくれます。

また、テーブルで、私のコップのルイボスティーを飲んでしまうことがあったように、花ちゃんがテーブルで毛づくろいする時に、人間のコップで水を飲めるようにしました。

強い薬で、胃腸が荒れないことを願っています。

消炎剤を飲ませるときに注意すること

しばらくして、右前足でなく、左前足も縮めて上げるようになりました。

ついに、両前足に、痛みが来たか!という感じです。

以下は、飼い主が注意すべき情報です。

薬の作用持続時間は、約18~20時間。

獣医さんは、胃腸を休ませるために、24時間ごとに飲ませる、と教えてくれます。

消炎剤は、胃腸、腎臓、心臓血管系、肝臓に影響する薬です。

人間用のアスピリン、イブプロフェン、パラセタモール/アセトアミノフェンなどの薬の多くは、猫 では毒性が高く、この薬の投与は、命に関わるそうです。

動物病院の獣医さんから、猫用の処方を受けなければなりませんね。

食欲不振、嘔吐、無関心、鈍感、沈うつ、排尿の変化、下痢、黒色便、皮膚・歯肉・白目が黄色くなる、などの副反応があるそうです。

食事と一緒か、食後に与える。

水分摂取量を維持することが、重要。

水分の摂取量が増えるように、ウェットフードも採用する。

獣医さんに質問すれば、色々、教えてくれます。

インターネットで調べても出ていることなので、太っている猫の飼い主さんや、子猫ちゃんを育てている飼い主さんに知っておいてほしいです。

猫の骨関節炎の痛みで起きる猫の症状

インターネット情報のように、花ちゃんにも、次のようなことが起きました。

飼い主のそばに来ないで、低い暖かいところに、一人でこもっているようになります。

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毛繕いが減ります。

しかし、両方の前足は、丁寧に丁寧に、頻繁に舐めることが増えました。

初めての通院の時に、獣医さんが「頻繁に舐めますか?」と聞いたのは、多、この症状だったのです。

花ちゃんは、最初は、前足を舐めることは目立たず、1か月くらい経ってから、頻繁に舐めるようになりました。

きっと、自分で手当てする、舐めて温めている、お手入れなんでしょうね。

走ったり登ったりしなくなります。

食欲が減ります。

一部の猫ちゃんでは、痛みから攻撃的にもなるそうです。

幸い、花ちゃんは、性格は穏やかで、変わりません。

花ちゃんは、軽症なのか、注射と薬が切れると動きが不調になりますが、注射と薬のおかげで爪とぎもするし、食欲も回復したし、程よい硬さの便が変わらず出ています。

花ちゃんの場合は、生活の QOL が大きく悪化はしていないので、今後も痛みの軽減を助けていきたいと思います。

5日毎に動物病院に通う、という生活が続くのかなあと、想像しています。

養老孟司先生の猫のまるちゃんも足に疼痛があったのではないか?

養老孟司先生の、猫のまるちゃんの動画を見ると、歩き方にとても特徴があります。

「まるはいつも寝てばかりいた。何もしない猫。それがものさし(=生き方の価値基準の一つ)になっていた。」と養老先生は語っています。

花ちゃんの足の不調に出会って考えると、まるちゃんは晩年に心臓が悪くなっただけでなく、5年とか10年とか、相当長い期間、足の痛みで寝てばかりいたのではないかと想像しました。

スコッティッシュフォールドは、骨軟骨症が多いそうですね。

日向ぼっこをしているまるちゃんの静かな表情は、痛みを堪えて暮らしている猫のようにも思えます。

痛みを堪えて暮らしている猫、それもまた、今後の私の人生の、生きるお手本になります。

養老先生のまるちゃん 「まる ありがとう」 や、花ちゃんから教わる、高齢猫の環境適応です。

太った猫には低い環境を作る

2月まで花ちゃんは、排便の後、ウンチハイで、元気よく走っていました。

90 cm の猫台にも登って、ひなたぼっこをよくしていました。

低い環境にしていれば、飛び降りて前足を痛めるようなきっかけも、なかったのかもしれません。

前足でお座りして体重がかかることがツライのか、今は花ちゃんは、低い場所に寝転がって、ねこじゃらCをやりたがります。

夜になると、ジュウタンにゴロンゴロンして、腰痛の人が背中を伸ばすような仕草に、見えます。

猫の病気について、何も知らない飼い主で、本当に恥ずかしいです。

太っている花ちゃんの前足の不調で、低い生活環境が大事だと分かりました。

2度にわたるダニアレルギーの皮膚炎の治療があったので、私が花ちゃんの生活を、高いところ高いところにしてしまっていました。

今、花ちゃんは自分から、室内の低くて暖かいところを探して、寝そべって手足を温めています。

花ちゃんから遠い場所だけ、掃除機をかけておきましょう。

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