リハビリパンツからオムツへの移行

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昼間はパッド 夜間はリハビリパンツ(要介護4)

97歳、要介護4、ヤエさんの認知機能・運動機能が落ちて、つかまって立つこと、歩行器や車椅子を押して移動することが次第に難しくなった。

それでも何とかまだトイレへ移動でき、ヤエさんが手すりで便座に座ったり立ったりできたので、昼間はユニ・チャームのライフリー尿3回分パッドをトイレで交換できた。

要介護3~4 尿2回分・3回分・4回分などのパッド

夜間は、ライフリー尿7回分リハビリパンツと、竹虎ヒューマンケアのつなぎパジャマSサイズで、夜中、ヤエさんも私も起きずに眠れて、2年間やって来れた。

要介護4で夜間に使った、尿7回分のリハビリパンツ

ホームエレベーターはあるものの、寝たきりになりそうなヤエさんを2階のリビングや寝室で介護できるか、私にオムツ交換ができるか、97歳の年末、私は不安だった。

14年間の介護疲労と孤独も、ピークに来ていた。

年が明けて、1月は老健とデイサービス、2月はサ高住とデイサービス、4月はグループホーム、5月は2回の入院と、ヤエさんの生活は6ヶ所変動した。

老健・サ高住・グループホーム・病院を経て再び在宅介護へ

老健に入れたお正月から、老健、サ高住、グループホームでは、車椅子とオムツになった。

病院で私がベッドを80度起こして車椅子へ移動させた

3種の施設利用の合間は、6年通っていた、いつものデイサービスさんが気持ちよく見てくれた。

ヤエさんも、慣れたデイサービスに行くと、一番の笑顔があった。

自宅で、要介護4のヤエさんを見ていく自信が私になくなり、5か月間、あちこちにヤエさんを預けたのだった。

知り合いの保健師さんの名言がある。

「他人に預けるということは、こうしてほしいという思いを諦めるということです。」

私もそれを経験した。

入院した病院で車椅子でのムース食

そして5月、毎日通った病院で、オムツの世話の仕方のコツを見て学び、これならヤエさんと自宅でやっていけそうだと思った。

病室で、ヤエさんをベッドから車椅子に乗せたり、車椅子とテーブルでムース食を食べさせたり、車椅子からベッドへ戻したりする世話ができた。

病院で毎日そうしているうちに、自宅でもこうしていけそうに思えた。

嚥下機能が回復せず、食事量が少ないので、医師は転院を薦めた。

しかし私は医師免責の念書を書いて、ヤエさんを自宅へ退院させた。

病院で「家に帰ろう」と私がいうと、嬉しい様子のヤエさん

いつものデイサービスさんも、見てくれるということになった。

本来は歩ける方のためのデイサービスだと思うのだが、6年見てくれたヤエさんを、寝たきりでも見てくれることになった。

このデイサービスの介護士さんたちの支えがなかったら、私はヤエさんを引き取れなかった。

退院しても、また施設に預けるしかなかっただろう。

施設が頼りないということではないが、ヤエさんは自宅が大好きな人だった。

在宅介護を決めた90歳のヤエさんの家出(要介護1のとき)

90歳の要介護1の時、私が「施設に入ってくれ」と言ったら、翌早朝、黙って生家に向かって歩いて行ってしまった。

台風の翌朝だった。

道路も滑りやすかったと思う。

靴のチャックもできずに、杖で歩いて行き、途中で転倒して、救急車で運ばれて、消防署から「入院先がない」との電話連絡が、いなくなってから4時間後にきた。

要介護1 90歳 施設に入るのが嫌で、早朝、家出し、道路で転倒。入院。病院で 翌日になってから、転倒時の打撲の内出血が出現。要介護3になった。

そのあと、ヤエさんは要介護3になった。

家出するほど、自分の家がいいのだ。

私はそのとき、最後までヤエさんを我が家で見ようと、在宅介護を決心した。

そこから7年間、亡くなるまで、ヤエさんもいつも一生懸命だった。

介護の最後の年は、5か月間の寄り道をしたが、ヤエさんと離れた期間のおかげで、私もまた新しく在宅介護への決意を固められた。

2食・入浴・オムツをみてくれたデイサービス(要介護5)

自宅へ戻ってから、朝、ヤエさんはベッドでオムツを替えると、水分を50ccくらい摂って、パジャマのまま、車椅子と福祉車両でデイサービスへ出かける。

98歳 要介護5 パジャマでエレベーターに乗り、デイサービスへ出かける

24時間パジャマでいい、これがいい。

ヤエさんの着替えの不機嫌がなくなる。

デイへ着くと、朝ご飯と昼ご飯が合体の「あひるご飯」のムース食を、介護士さんに食べさせてもらう。

デイでは、トイレの便座に座らせて、排便させ、清拭してくれた。

自宅での夜食・水分摂取

お風呂も、3人がかりで、週に2回入れてくれた。

お風呂に入らない日も、毎日清拭してくれた。

毎日、新しいパジャマに着替えさせてくれた。

デイの部屋に置いた、ヤエさん専用のベッドで2時間昼寝して、早い夕飯を食べさせてもらって帰宅する。

デイで1日の食べる量・飲む量が少なかった時に、帰宅後、我が家で夜食を食べ、口腔ケアをする。

ムース食はカロリーメイト・バナナ・ネスレのアイソカル・メイバランスをミキサーで。とろみポカリスエット

私は、寝る前と、朝起こしたときの2回オムツを替えて、アテントお尻ふきで清潔に拭いてやる介護だけでよかった。

今まで6年間通っていたデイサービスが、宿泊施設並みにやってくれた。

本当に、ありがたかった。

ヤエさんは、要介護5に認定された。

テープ止めオムツと、パッド4~6回分のセットで

オムツセットは、昼間は、ユニ・チャーム製ライフリー尿2回分「のびーるフィット薄型軽快テープ止め」オムツに、ライフリー「一晩中お肌あんしん尿取りパッド」サラサラドライシートの尿4回分パッドを挟んだ。

外側は薄型のオムツがガバガバしないで使いやすかった。
サラサラシートが私のお気に入り

この「4回分 サラサラシート」が重要だ。

昼間は大抵、中の4回分パッドを取り去って交換すれば、外側の2回分オムツはまた使えた。

昼間の交換は、➀起床時、②食後か入浴後、③昼寝後か帰宅前の、3~4回だった。

3~4時間ぐらいで交換する感じだ。

夜間は、ライフリー尿2回分のオムツに、ライフリー「一晩中あんしん尿取りパッド6回吸収」通気性バックシートのパッドを挟んだ。

この「通気性バックシート」が重要だった。

寝る前にこの6回分を付けてやれば、いい。

通気性バックシートが私のお気に入り

ヤエさんの飲料が少なくなってきており、夜間は13~14時間寝ても、6回分のパッドで大丈夫だった。

オムツ交換のコツは次回に書きたい。

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 病院小児科で臨床発達心理士をしています。
 梅津八三の心理学、行動調整法、子どもの行動理解、育児、教材、ソーシャルスキル、介護、猫の行動について投稿中です。

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