特別支援教育は、物理的な支援を第一にして、取り組んでみることで、うまくいきます。
物理的な支援の、最も簡単で、最も素晴らしい事例を、先日の小学校訪問で参観しました。
31人の6年生全員の児童机に、天板がついています。
社会科の授業でしたが、A4サイズの教科書を見たり、B5サイズのノートに書いたりする児童机に、余裕がありました。
天板拡張くん
これは、事務機器製造販売の内田洋行が、制作販売している「天板拡張くん」です。
児童生徒机の奥行きが、10cm広がります。
学校で使うタブレットを、机に置きやすくなります。
机から落とさなくなるので、タブレットも壊れません。
ふちがあるので、低学年の児童だと、鉛筆や消しゴムも落としにくくなります。
工具もいらず、ネジを4箇所留めるだけで付きます。
古いタイプの机、縦40cm横60cmの机に付けられます。
新しいタイプの机、縦45cm横65cmの机に付けられます。
学校や教育委員会向けに無料で貸し出してくれる会社があります
千葉県柏市のティーファブワークス社が、学校や教育委員会に無料で貸し出しています。
1クラスあたり40人分まで、1ヶ月間無料レンタルです。
取り付けられるかどうかのサイズ確認には、1週間無料レンタルしてくれます。
使ってみてから発注できる、良い仕組みですね。
机が10cm広がる物理的な支援で、不注意や不器用が楽になる子どもたちが、たくさんいるに違いありません。
特別支援教育の第一歩は、このような物理的な支援です。
猫ちゃんブログへのコメント