車の乗り降りに便利な、後付けもできる手すりを、最近見つけたのでご紹介します。
我が家でも、認知症の親の在宅介護を15年間経験しました。
在宅介護の真っ最中には、仕事と介護に追われ、介護用品を調べる時間もなく、情報を手に入れる視野も狭くなります。
車の乗り降りに便利なサポート用品
要介護3~4頃の当時、この情報を知っていたら、車の乗り降りが楽だったなあという情報です。
介護度が重くなってくると、2本足では危険で歩けず、杖、歩行車など、3~4本足移動が安全で、必要になってきます。
毎日のデイサービスの送迎車や、病院通院時の自家用車にも、自宅の室内と同様に、手すりが欠かせなくなります。
ご紹介する画像は、ホンダ車の「ライフサポート用品」です。
ステップワゴンと、フリードに、付けられるサポート用品です。福祉車両|Honda
その他の車種も、取り付け可能かを、車の購入前に必ず聞いてみてください。
我が家は N-box スロープ仕様車だったのですが、福祉車両であっても普通車でも、手すりを後付けできる可能性が高いです。
新車・中古車に関わらず、車の購入時に取り付けて貰えるし、用品を注文して、後付けも依頼しましょう。
トヨタ車も、日産車も、同様のものがあります。
認知症の方だけでなく、小さい子どもさんや、知的障害・身体障害の方にも、介助するご家族にも便利な、車のサポート用品です。
日産:ライフケアビークル(福祉車両) (nissan.co.jp)
一つ一つの動きをサポートする様々な手すり
我が家のヤエさんは、要介護4で、車に乗ろうとして、車内に乗り込む計画(段取り)が立たなくなっていました。
音声の言葉もなくなり、乗り込む段取りが出来ないのと、一歩目の足が高く上がらないのとで、車のドアのところで動きが止まってしまい、1~2分は道路を走る車を指さして、乗り込めないでいました。
①車のドア位置に立つと、要介護4のヤエさんは、どの位置に、どの手を置くのかが、決まりません。
乗り込む見本を見せても、難しかったです。
助手席ドアのフロントピラーに、目につきやすく、持ちやすいグリップがあると、つかまりやすく乗せやすいと思います。
➁足が高く上がらないので、車の乗り降りには、踏み台も必要でした。
ホームセンターにあります。
すのこの台で、隙間が危険だと思ったので、ホチキスタッカーで、台の上にカーペットを貼りました。
③乗り込むには、横の動きも必要なため、前方の小物入れに捕まったり、助手席に手すりが必要です。
介護度が重くなればなるほど、身体の正面に、手すりがあると、つかまりやすいです。
見えない脇にあるというのは、なかなか目標になりにくいです。
運動能力や思考能力が落ちていない、要介護1くらいから使い慣れていると、介護度が重くなっても使えます。
我が家では、車椅子を使う要介護5になって、ホンダ N-Box のスロープ仕様車を購入しました。
要介護1~2ぐらいの段階で、手すりなどが充実している福祉車両を購入するべきだったと、後で思いました。
はじめての介護は、サポート用品の購入も、取り付けも、後手後手になってしまうのです。
④後部座席に乗る場合には、スライドドア用の長い手すりが便利です。
⑤助手席のヘッドレストに付いた、しっかりとした手すりも、後部座席に乗り込むときや、ドライブ中に、安心ですね。
飛び出ている手すりは、目に付いて分かりやすいです。
つかまれると、本人は安心です。
市販品もあります。カーメイト つかんで安心
前方グリップだと、ドライブ中に前屈みになってしまう危険があれば、吊革グリップも良いですね。
これに近いものは、様々な市販品があります。ラクラク持手
福祉車両は、新車では250万円くらいしますが、中古車になると、50~60万円で市場にあるので、介護度が重くなる前から、早めに利用してくださいね。
介護保険制度を利用して、市町村の社会福祉協議会に申請すれば、福祉車両を無料で借りられます。
猫ちゃんブログへのコメント