相手の立場に立って考えるという環境設定は、動物の場合でも人の場合でも同じですね。
野良猫クロちゃんと、家猫花ちゃんの行動の違いを、今回はペットベッドの選択の差で知りました。
出入り口が狭いクローズ型ペットベッドが温かいと思うのは人間の考え
私は単純に、冬が寒いから、出入り口が狭いペットベッドが暖かいのではないかと、寒暖基準で、クローズ型ペットベッドを、野良猫クロちゃんに用意しました。
出入り口の狭い、Amazonのドーム型ペットベッドも、ニトリの三角ペットベッドも、クロゃんは10月11月と、2ヶ月間全く使いません。
私は初め、寒さに強い野良猫クロちゃんだから、使わないのだろうと思っていました。
人間が用意した、新規なものは非常に用心して、近づかないのだと思っていました。
しかし、クロちゃんが考えていたのは、寒暖よりも、危険の察知と回避という基準だったのです。
出入りがしやすいニトリのオープン型ペットベッド
ずっと以前から我が家にあった、ペットベッドをクロちゃんが使う姿を見かけました。
そこでクロちゃんに、ニトリのオープン型ペットベッドを購入し、クロちゃんがよくいる、いつもの机の上に置いたところ、3日目には入って使うようになりました。
これには感激!
ニトリの N ウォームペット敷きパッドも、あちこちの定位置で、使うようになりました。
家猫花ちゃんはクローズ型ペットベッドに入る
反対に、家猫花ちゃんは、オープン型ペットベッドを使いません。
花ちゃんは、日差しのあるうちは、窓辺の猫台や、ベッドの上での日向ぼっこが、好きです。
広々した場所で、手足をいっぱい伸ばして、家猫は安心しきっていますね。
しかし、日がかげる夕方になると、クロちゃんが使わないクローズ型のペットベッドに、なんと!スンナリ入って使ったのです。
我が家に来て3年の花ちゃんは、家になれ、人になれて、安心して暮らしているので、クローズ型のペットベッドが平気なんですね。
ニトリの三角ペットベッドも Amazon のドーム型ペットベッドも、クロちゃんは使わなかったけれど、花ちゃんが使ってくれたので、無駄にならずに済みました。
クロちゃんには拒否られましたが、今回は花ちゃんに助けられました。
猫の考えを分からず、人間の考えで購入するので、無駄になるものも色々とあります。
野良猫クロちゃんの野生に学ぶ
クロちゃんは、ようやく家に慣れてきたが、人にはまだ慣れない。
だから、すぐに逃げられないクローズ型ペットベッドには入らない。
すぐに逃げられる、オープン型ペットベッドを使う。
外の世界へ戻りたい気持ちを抱えながら、暮らしているクロちゃん。
外の世界の暮らしと同様に、危険か?すぐに逃げられるか?が、クロちゃんにとって危険の判断基準ということがわかりました。
2年、3年と、時間をかけてクロちゃんを知り、クロちゃんと仲良くなれる日を待ってみます。
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