子どもの進路についても、相談が多いです。
親御さんは、子どもが生まれた時、子どもの一生分を考えます。
この子の行く末はどうなるのか、兄姉は、学校は、就職は、結婚は、老後はどうなるのだろう、心配が駆け巡ります。
0歳から就学まで
出産後、1年くらいは、産後うつになりやすいです。
夜泣きや授乳で、睡眠不足になります。
パートナーの、育児への協力が欠かせません。
気持ちを汲めない、育児に協力できないパートナーだと、相手はカサンドラ症候群を発症することがあります。
子どもが歩けると喜び、話せると喜びます。
目が合わないと、指差しをしないと、心配します。
言葉が遅くて、見える方に飛んでいってしまい、追いかける毎日に、ヘトヘトになります。
呼んでも振り向かないと、一人遊びばかりしていると、悩みます。
感覚過敏による偏食やこだわりが激しいと、子どもを可愛く思えなくなります。
保健センターの1歳6ヶ月児健診、3歳児健診で泣き叫び、療育を勧められてショックを受けます。
療育に、夢中になります。
祖父母やパートナーの共感と協力があれば、悩みが減ります。
共感や協力がないと、孤独になり、うつになります。
仕事の成功が、支えになるときもあります。
休暇のない毎日が、つらくなります。
自分や家族が、病に倒れることもあります。
高齢の家族の介護が重なり、育児とのダブルパンチ、失業のトリプルパンチで疲弊します。
児童手当や、特別児童扶養手当が、もらえることもあります。
医師や保健師さん、障害福祉課などの行政、児童発達支援センターや保育園・幼稚園の先生、放課後デイサービスの支援員さんが支えてくれることもあります。
学齢期
就学を迎え、どの学校、どの学級で学ぶと良いか、悩みます。
期待が大きすぎて虐待になるか、希望を諦めてネグレクトになるか、紙一重です。
世話をする人にも、休養と気分転換、客観視と自己変容が必要です。
素晴らしい担任の先生や仲間に出会うことも、残念な先生や仲間に出会うこともあります。
どちらを取るかと言われれば、学校教育制度への過剰適応よりも、子どもの命を守る不登校や引っ越しを選ぶことが大事です。
本人がいじめだと気付かないで、いじめられていないか、 子どものスマホや交友関係に関心を持ちましょう。
思春期
縦の発達の限界を知り、横の発達に力を入れる、育児の切り替えが起きます。
子どもの好きなこと、得意なことに、目を向けられるようになります。
子どもを、肯定的に見ることが、出来るようになります。
背負ってきた罪障感を、捨てることができるようになります。
子どもと母子分離して、自分の幸せも、考えることができるようになります。
まだ起きていない先のことではなく、今できること・できそうなことに、 親子で、家族で、本人が、チャレンジできるようになります。
子ども自身のの意思と考えを、保護者も尊重できるようになります。
一覧に描き出してみた進路の例
家庭を基地にした、起きやすそうなことを下方に置いて、進路の例を考えてみました。
親御さんが悩む、進路の見通しの、まとめです。
我々国民全員に生活保護を受ける権利がある、認知症になっても生活保護で施設に入所できる、社会適応しにくい障害があれば障害年金をもらう権利もある、子育てが苦しければ18歳までの児童養護施設もある、そう考えて、親御さんの肩の荷を、少し下ろして生活してみてください。
この図が、親御さん方の、見通しと安心になれば、嬉しいです。
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