野良猫クロちゃんのケージのドアを、開けたままにしておくようにして、1週間が経ちました。
クロちゃんは4日かけて夜間に1階を探索し、5日目から夜間と昼間、自分の自由にケージを出入りしています。
1階で、私がクロちゃんの居場所を覗いたり、そのとき私と目が合ったりしても、クロちゃんはファーッと言いません。
ケージから出ても安心して、のびのびしてきたんだな、ということがわかります。
ケージという狭い確定域から、1階という広い確定域へ、基地が拡大しつつあります。
野良猫はまず場所になれる、それから人になれると信じて、こんな調子で仲良くなりたいと考えています。
カメラを向けると、クロちゃんも、花ちゃんと同様に、目をそらします。
カメラの意味が分からないから、こわいのかな?
大好きな赤い毛布が新しいフワフワ毛布への踏み出しを作る
6日目、クロちゃんが昼間、潜むようになった狭い場所へ、クロちゃんが一番最初に慣れた赤い毛布を敷いたところ、クロちゃんは赤い毛布にスンナリと乗ってくれました。
漆黒のクロちゃんの毛によく似合う、真っ赤な毛布は、今回も新しい毛布への中継ぎ信号になってくれました。
7日目の昼間、クロちゃんは、3方が閉じている隠れ家で、赤い毛布を使って、香箱座りをしています。
香箱座りは、猫がリラックスしている時の座り方ですね。
「赤い毛布と、下の毛布の、間に入ると、あったかいよ、クロちゃん」
クロちゃんの新しい状況への踏み出しをいいことに、欲張って、動物病院へ連れて行く時のキャリーバッグも、赤い毛布を中継ぎに使って、セットしてみました。
果たして今夜、あるいは明日の昼間、クロちゃんはこのキャリーバッグに入って、くつろいでくれるでしょうか?
この奥の部屋の、赤い毛布の基地のそばに、キャットタワーを持ってくると、クロちゃんが乗ってくれるかなぁと思案中です。
まずは3方をふさがれた、狭いキャリーバッグに入ってくれるか?ですね。
クロちゃんがキャリーバッグを避けるようなら、また赤い毛布だけに戻さないといけません。
壁の角で爪とぎをして縄張りにする
1階がクロちゃんの基地になったことで、新しい問題が起きました。
夜間、クロちゃんは、縄張り作りのために、壁の角で爪とぎをします。
6日目、壁のひっかき傷を見つけたので、ダイソーのひっかき傷防止シートを貼りました。
傷防止シートを貼ったのに、7日目は、壁のひっかき傷が酷くなっています。
ひゃー、困ったぁ。
放置すれば、壁はボロボロになることが予想されます。
ダイソーのひっかき傷防止シートが薄く、1ヶ月間爪とぎをしなかったクロちゃんの爪が鋭かったので、 防止の効果がありません。
クロちゃんの爪とぎ行動は保障し、壁も守る方法はないものか?
猫のクロちゃんにとって、大事な爪とぎ行動は、保障したいと思いました。
梅津八三のいう、現勢の保障です。
しかし同時に、我が家の壁も守りたいと思いました。
お互いの折衷案として、我が家にあったダンボールの爪とぎを、ひっかき傷防止シートの上に設置してみます。
ダンボールは、カインズの爪とぎダンボールで、長さ46cm×幅10.5cm×厚さ3cm、1つ127円です。
クロちゃんが爪をとぐのは、70cmぐらいの高さの位置です。
70cm~90cmぐらいの位置が爪とぎしやすそうに見えました。
そういえば、初代のお母さん猫も、立って爪をとぐタイプの猫だったので、90cm×12cm×0.5cmの木材を買ってきては、壁の角に貼って爪とぎをさせていました。
クロちゃんの爪とぎの、傷の高さに合わせて、以下の画像のように、下部をダンボールで支え、爪とぎダンボールを2個、L字に、ガムテープで設置しました。
ひっかきキズ防止シートを貼っておいたので、その上にガムテープを貼ることができました。
もう1箇所は、爪とぎダンボールを4個使って、以下の画像のように、ガムテープと両面テープで、設置してみました。
爪とぎダンボールを、4個使った方が、見かけがきれいで、仕上がりはスマートですね。
クロちゃんの体重と力に負けないで、さあ、果たして、ダンボールは剥がれ落ちないで使えるでしょうか。
2箇所のどちらの爪とぎが、クロちゃんの気に入るか、耐久性がありそうか、今夜の結果をあした見たいです。
他の壁も、爪とぎダンボールが、4つずつ必要そうなので、今からカインズへ買いに走ります。
我が家の今年の初買いは、寅(猫)年らしく、クロちゃんの爪とぎダンボールになりました!
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