発達障害の中学生に英単語を教える方法

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英単語を覚えられる人は、脳内で、次のことが楽々できます。

1.目で見ただけで、脳内で、英単語を音節で分けることができる。

2.発音どおりに音節にカタカナを振ることができる。

3.ローマ字読みと、アルファベットの子音読みを使って、こじつけた覚え方ができる。

以上の3つが難しい中学生には、カードを使って、脳外で、英単語の音節分けを成立させます。

英語の先生が配布してくれるプリントは、平面的です。

平面のプリントや教科書で、英単語を楽に読める人は、英単語の音節分けが成立していて、脳内記憶も簡単なのです。

脳内作業が苦手でも、安心してください。

脳外で、同じことができます。

カードを使って空間を目立たせる

脳内記憶を成立させる、記憶の作業を、脳外で行ないます。

100円ショップのセリアに、名刺サイズの多目的カード200枚100円があるので購入し、5等分して、短い英単語はここにマジックで書きます。

名刺サイズより大きい多目的カード100枚100円もあるので購入し、長い英単語はこちらが書きやすいです。

以下のように作ります。

➀意味、発音、英単語2枚、こじつけた言い方の4種類をマジックで書きます。

➁次にハサミで切り、選択肢としては、バラバラに並べます。

➂2枚目の英単語を、音節で分けて、ハサミで切ります。

英単語は縦のまとまりで学習します

④日本語の意味を、横並びで5箇所に置きます。

⑤そして子どもに、発音➡英単語➡こじつけたい言い方➡音節分けしたもの、の順に選択肢から並べてもらいます。

最終的には、英語の教科書の英文の、単語の上に読み方、下に意味を書きたいので、単語のまとまりを、横1行でなく、縦1列の空間で整理します。

カードは、発音が上、英単語が下であれば、意味・音節分け・こじつけた言い方の順序は構いません。

こじつけた言い方が、ローマ字とアルファベットの子音を使った、記憶法になります。

こじつけた言い方は、先生や家族と一緒に考えるといいですね。

英単語の記憶法のまとめ

英単語を読めて書ける人が、脳内でやっているこの作業を、カードで、脳外で行なうことに、意味があります。

1つ1つを、カードで目立たせることが、記憶を助けます。

脳外で行なう、手でカードを動かす、この運動が記憶を助けます。

カード学習で、英単語の記憶の仕組みになれたら、ノートでも縦のまとまりで学習します。

先生が配布してくれるプリントも、以下のように縦のまとまりの構成にすると、脳内記憶を助けます。

意味  来た   電話する  

発音  ケイム  コール

単語  came    call

音節  ca me    ca ll

記憶  カ メ  カ ルル

中学生の数学で、=を左に書いて、文字式を縦で計算していく、目の使い方と同じです。

数式の計算でも、目を横に動かして照合することは、ミスが起きやすいです。

数式の展開や、因数分解も、縦の上下空間で考えた方がミスが少なくなります。

記憶を助ける視空間認知には、そういう仕組みがあります。

100円ショップでカードを買って、ご家族で、あるいは通級指導教室でチャレンジしてみてください。

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