ペットがいることで不登校の子どもたちや認知症の高齢者が安心する

愛玩動物とは、言い得て妙だと思います。

確かに、猫ちゃんもワンちゃんも、愛らしいペットです。

コロナの以前から、猫ちゃんを飼う方が急増した、ということも頷けます。

空前の猫ちゃん飼育ブームで、ペット産業も右肩上がり、保護猫活動も盛んですね。

9月は寒くなって窓辺の猫台に、ユニクロのブランケットを出しました

猫がいるということ

ペットを撫でて、ペットに癒されるということがあります。

例えば私が、ベッドに腰掛けてテレビを見ていると、猫の花ちゃんがやって来て、背中を私にくっつけて毛づくろいを始めます。

私がベッドに腰掛けると、身体を寄せて毛づくろいを始めます

身体の一部を飼い主にくっつけることが、花ちゃんの安心なのかもしれません。

同時に私も、花ちゃんから、寄り添ってもらえることの喜びをもらっています。

猫のルーティーンなのか、ごはんの後は必ずテーブルにやって来て、「毛のお手入れを手伝ってくれ」とドンと横になります。

撫でられた猫が気持ちよさそうにしている、その気持ち良さそうな様子に、我々も安心と喜びをもらっていると思うのです。

セラピードッグとか、猫のいる老人ケアホームとかを見聞きします。

猫ちゃんやワンちゃんを見る時の、触れる時の、認知症のお年寄りたちの笑顔と表情が素敵です。

その様子は、私が花ちゃんを撫でる時の幸せな気分と、全く同じです。

音声言語を使わないやり取りの、優しいひと時を感じます。

それで大勢の人が、猫ちゃん・ワンちゃんを飼うような気がしています。

猫をお世話する世話行動の喜び

ペットを撫でて癒されるだけでなく、音声言語のないペットの行動を読み取って、あーだろうか、こうだろうかと、ペットの行動に合わせてお世話することが、実は我々の深い喜びになっているのではないかと、最近思います。

お母さんが、赤ちゃんを世話する時の喜びと、全く同じですね。

人間の赤ちゃんもそうですが、猫ちゃん・ワンちゃんは、食べること、眠ること、排泄することという、生物の三大欲求の充足で暮らしています。

人間も、20万年前とか、6万年前とか、ホモサピエンスの出現とか、その時代には、生物の三大欲求の充足で暮らしていたのに違いありません。

音声の言葉を持たないで、ただひたすら生きていた時代、その時代への郷愁なのか、猫ちゃん・ワンちゃんといると、ほっとしますね。

そこで、不登校気味の方や、認知症の初期の方に、 猫ちゃん・ワンちゃんとの暮らしは、いかがでしょうか。

我が家も偶然、親が元気な頃から、野良猫を飼い出しました。

親の認知症が確定して、同居するようになったとき、87歳の親も、野良猫「お母さん」と一緒に暮らすようになりました。

2012/12/13 20:17

野良猫お母さんも、保護猫クーちゃんも、人懐こいとは言えない猫ちゃんでしたが、テーブルで撫でたり、毛をすいてやったり、膝に乗せたりする時、ヤエさんはとても幸せそうな笑顔を見せました。

認知症介護の11年間、2匹の猫ちゃんのおかげで、ヤエさんも私も、お互いの11年間をやり過ごせたのではないかと、振り返っています。

2013/ 6/15 18:36

猫を飼うと、家が良くて、ますます学校に行かなくなる、と考えないで、猫との生活を基地に、外へ出かけて戻って来るようになる、と考えるとよさそうです。

ワンちゃんだったら、夜、一緒に散歩をするという、外出の共同作業ができます。

もちろん、猫ちゃんやワンちゃんが、食べたり、排泄したりするお世話は、我々がすることになります。

飼う前は、それが負担に思えると思うのですが、それ以上に、子どもたちや高齢者の癒しに、必ずなります。

もしかしたら、家族との会話が起きて、本人から世話行動も起きて、ペットを世話することで、能動的なエネルギーをもらえるかもしれません。

保護猫協会で待っている猫たち

各地に保護猫協会があり、ワクチン接種代・去勢不妊手術代くらいで引き取れる、猫ちゃん・ワンちゃんがいます。

我が家に来た花ちゃんも、過去の不妊手術入院代の25000円で、花ちゃんの終生を預かれました。

お得意のどすこい座り

猫ちゃんは年間27000頭、ワンちゃんは年間5000頭以上が、毎年殺処分されているのだそうです。

猫ちゃん・ワンちゃんを引き取って、一緒に暮らすことは、猫ちゃん・ワンちゃんの命を助けるボランティアにもなり、適応をなくして傷ついた子どもたちや高齢家族との暮らしの、癒しにきっとなります。

我が家では、花ちゃんが、人間の真似をする行動に、笑えます。

花ちゃんは、最近、私が後で飲もうと冷たいルイボスティーをテーブルに置くと、私が座らないうちに先に飲みます。

毎食前、私が飲むルイボスティーを早々に見つけて、私より先に飲んでしまいました。笑えます。
2回目からはルイボスティーを飲まれないように、コップで水をあげることにしました。

夜寝る前に、私がペットボトルの水を飲もうとすると、じっと見ていて、ペットボトルの蓋で水を飲みたがります。

花ちゃんの水の容器があるのに、なぜか人間と同じものに興味があるようです。

「見ていて真似る」ということが、よくある花ちゃんです。

花ちゃんのご飯は、本来、朝夕の2食だけなのに、私が昼ご飯を食べていると、花ちゃんも昼ご飯を食べたがり、3食になります。

ペットボトルの水を飲んでいたら欲しそうに見つめた花ちゃん。フタから飲むのが好きです。

猫らしい、じゃれる仕草にも、癒されます。

仕事で私が使おうとしたホワイトボードを見つけて、私より先に吊り下げるひもでじゃれています

抱っこの好きな猫ちゃんを選べば………

今度の土日は、祝日も入れて3連休になり、シルバーウィークということなので 、近くの保護猫協会に出かけてみませんか。

猫にも個性があって、野良猫・保護猫でも、とっても人懐っこい猫ちゃんもいます。

人の膝に乗りたがる、抱っこの好きな猫ちゃんだったら、適応をなくして傷ついた子どもたちや高齢家族の、安心の基地・踏み出しの基地になってくれるに違いありません。

引きこもりやうつ病の家族を支えるとき、本人の癒しにもご家族の癒しにも、猫ちゃん・ワンちゃんが力を発揮してくれる、と考えています。

夜は黒猫ちゃんがやってくるかと、長いこと網戸から外を見ています

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