クロちゃんの保護方針は定まったものの、夕方17時、大問題が起きました。
花ちゃんが騒ぐので、どうしたのかと、窓を開けてみました。
すると、ミャーミャーと、子猫の鳴き声が聞こえます。
猫の鳴き声を聞きつけた、歩道を歩く女性も立ち止まって、鳴き声の方向を見ています。
2階からその女性に向かって「猫がいますか?」と聞くと、その方が「はい、います。」と教えてくれました。
大問題 子猫の登場
なんだか、胸騒ぎがして、私も降りて行ってみました。
とりあえず「おちつくネット」を持って行ってみましたが、もちろん捕まるわけはありません。
2ヶ月くらいの小さな真っ白い子猫で、クロちゃんよりさらに動きが素早いです。
女性も一緒に、捕まえようとしてくれました。
しかし、逃げられて、私は諦めて家の中に戻りました。
すると今度は、以前クロちゃんにエサをあげていた場所から、ミャーミャーと声が聞こえます。
お腹が空いて、おとといまでの場所にエサを食べに来たのかな。
もしかして、クロちゃんの子どもなのか?
私がクロちゃんを捕獲した、勝手な行動が頭をよぎりました。
そうであれば、この真っ白ちゃんも捕まえて、真っ白ちゃんの行く先も探さなくちゃならない!
そう、思いました。
お腹が空いているのか、鳴き声が聞こえます。
今までは、クロちゃんと一緒に来ていたのでしょうか。
真っ白ちゃんは、一度も見かけたことがなく、姿を見るのは今夜が初めてです。
クロちゃんの子どもか、妹弟かなぁ。
クロちゃんより、ずーっとちっちゃいけれど、顔つきと毛の長さがよく似ているのです。
クロちゃんが、私に捕まって、ねぐらに戻らないので、子猫がお腹を空かせて、いつもの場所まで出てきたのでしょうか。
クロちゃんは母猫だったのか?
私が、真っ白ちゃんの親を、奪ってしまったのか!
クロちゃんの静かさに、安心していた時間が、急に後悔の時間になりました。
片付けた猫捕獲器を再び取り出して、子猫が好きそうなチャオちゅーるとミオコンボ presents をセットしました。
盛んに、真っ白ちゃんの鳴き声がしています。
5mくらい離れた窓から見ていると、まっしろちゃんはエサへのたどり着き方が分からないらしく、捕獲器の上や、エサに近いが、入れない側の捕獲器の金網に突進しています。
クロちゃんほどは、エサへのたどり着き方 経験がなく、とにかくエサを食べたい一心のようです。
捕獲器の出入り口を、180度反対にしてみました。
子猫の体重が軽すぎて 失敗 失敗
鳴き声がしなくなったので行ってみると、みごとにエサは食べられていました。
真っ白ちゃんの体重が軽すぎて、踏み板が降りなかったようです。
クロちゃんの捕獲の時に懲りて、エサを一番奥まで入れたのですが、今度は子猫だから、踏み板が前足と後ろ足の中間のおなかの位置になって反応しなかったようでした。
お腹がいっぱいになったのか、真っ白ちゃんの姿は消えていました。
もう、鳴き声も全くしません。
ねぐらに、帰れたのだと思うことにします。
飼い猫なのか、野良猫なのかも、分かりません。
しかし、あんなにエサを欲しがった様子を見ると、野良猫の空腹の姿でした。
真っ白ちゃんと、クロちゃんとの関係が、心配です。
真っ白ちゃんも捕まえて、保護したいと思います。
ワクチンは2ヶ月から、不妊去勢手術は6ヶ月からできるそうなので、そこまで面倒を見ながら、里親になってくれる人を探します。
こんな風にして、多頭飼育になって、お世話がいい加減にならないように、気をつけます。
真っ白ちゃん以外の子猫ちゃんが、11月の寒空に、空腹で震えていないといいのですが。
クロちゃんが、まだオスかメスかもわからないので、クロちゃんを捕まえてしまった私の責任は重大です。
クロちゃんを捕まえたことが、子猫の迷惑になったのか、とても不安になりました。
突然の大問題に、写真も撮れず、アイキャッチ画像は、初代のお母さん猫です。
地域猫はたくさんいることが分かった
真っ白ちゃんを捕まえようと置いたままにしておいた、捕獲器を20時に見に行ってみました。
すると銀色のアルミの蓋が降りています。
真っ白ちゃん、かかってくれた!と思って近寄ると、確かに中で暴れています。
捕獲器を持ち上げて、家の中に向かおうとしたら、あまりの重さに全く持ち上がりません。
よく見ると、子猫よりずっと大型で、しっぽがフサフサしている濃げ茶色の猫です。
5~6kg はあるかと思われる重さです。
この猫が、クロちゃんや真っ白ちゃんのお母さんなのかなと、想像できました。
私は捕獲器を持ち上げるのを諦めて、この大型猫を開放することに決めました。
クロちゃんとの関係は分からないけれど、私の手には負えないと瞬時に判断しました。
クロちゃんが来ていた我が家のエサ場で、猫が「フーッ」と、うなり合う声を、一度だけ聞いたことがありました。
たぶん、クロちゃんと、この大型猫が鉢合わせして、喧嘩になったのかもしれなかったです。
以前、現われるクロちゃんが、大きくなったり、小さくなったりして見えたのは、この大型猫とクロちゃんが、入れ替わった姿だったのかもしれません。
真っ白ちゃんについては、この大型猫がお母さんだと想像して、今夜は真っ白ちゃんについて考えるのをやめます。
今できることは、静かで大人しいクロちゃんが、私に慣れてくれて、不妊去勢手術とワクチン接種をしてくれる日まで、見守って行くことだと再認識しました。
猫捕獲器を常時設置しておくと、地域猫は片手では足りないくらいの数を、捕まえられるのかもしれないです。
クロちゃんのために、4ヶ月間、朝・昼・夕・夜中と、エサ場にエサを置いておいたので、ここに「エサがある!」と、猫たちの間で有名になっていた可能性があります。
真っ白ちゃんについては、子猫だから気になるけれど、ねぐらへ帰ったということは、お母さんがいると思っておきます。
花ちゃんの保護主さんのようには、保護猫ボランティアをできないので、今はクロちゃんのお世話だけで、ご容赦ください。
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