野良の子猫の保護作戦

2021年7月9日(金)の夜、猫の鳴き声が聞こえました。

初めは、花ちゃんが鳴いているのかと思って、花ちゃんのそばに行ってみました。

花ちゃんは、網戸にぴったりくっついて、お隣さんの庭を覗き込んでいます。

花ちゃんも鳴いているが、花ちゃん以外の猫の鳴き声も聞こえました。

小さな野良猫

どこかの野良猫ちゃんが来たのかと、注意して聞いてみると、普通の野良猫よりも小さな声でした。

赤ちゃん猫かな?

私も外に出て、家の周りをあちこち巡ってみましたが、姿は見えません。

「ミャー、ミャー」と私が猫の鳴き真似をしてみると、かすかな返事が「ミャー」と聞こえました。

鳴き声は、お隣さんの庭の、物置の下から聞こえてきます。

物置の下に、隠れている様子です。

しかし、どんなにこちらが猫の鳴き真似をしても、出てくるような気配はありません。

仕方なく、花ちゃんの小粒のキャットフードとお水を持って、物置のそばへ行ってみました。

物置下に向かって、猫の鳴き真似をして呼んでも、餌を揺すってカサカサと音を立てても、来ません。

隣のお宅の許可を得て、物置の下のブロックの脇に餌と水を押し込んでみました。

その後、鳴き声がしなくなったので、その晩は餌を食べたのでしょう。

2日目、鳴き声は聞こえず、私も昼間は忘れていました。

おうちに帰ったのかな?と思いました。

3日目の夜遅くになって、また、鳴き声が聞こえ始めました。

多分、水とキャットフードがなくなって、お腹がすいたのかもしれません。

そこで、空のキャットフードと水を交換し、もう一度、物置の下に入れてみました。

保護の失敗

その3日目の夜は、餌を食べたか気になって、寝る前に1階の窓を開けてみました。

すると、なんと、我が家のエアコンの室外機の下に、猫の小さなお尻が見えました。

そーっと捕まえようと触ったとたん、我が家の周りを反時計回りに逃げて行ってしまいました。

我が家のエアコンの室外機に潜むとは、思いがけなかったことでした。

気が動転してしまい、私の「捕まえるぞ」という心の準備が悪く、一度のチャンスを逃しました。

逃げた先の袋小路を、猫の鳴き真似をして探したり、我が家を1周して探したりしましたが、鳴き声はすれども姿は見えず。

袋小路は、猫は入れるが、人間は入れない狭さです。

諦めて、我が家のエアコン室外機の側にも、水と餌を置いて、3日目の夜は保護を諦めました。

4日目の朝、エアコン室外機のそばの餌が食べてありました。

これはもう、私が世話をする子猫だ!と思いました。

4日目、仕事の帰りに、カインズへ寄って、2階建てのケージと小さなデオトイレを買いました。

夜、1時間かかってケージを組み立て、いつでも子猫ちゃんを保護できるように整えました。

2段ケージ https://amzn.to/3vXjls9

我が家で飼えるかどうかは、花ちゃん次第です。

花ちゃんは、もう1匹の猫と暮らせない猫だと、花ちゃんの保護主さんから聞いていました。

とりあえず、1階と2階に生活を分けて、子猫をケージで暮らさせようと思ってケージを買ったのです。

4日目の夜、餌と水を新しくして、2カ所に置きました。

お隣さんの物置の下と、我が家の室外機のそばです。

後になってから考えると、子猫が隠れる物置の下にはもう餌を置かずに、我が家の室外機の側だけに置けば、また来てくれたのかと思いました。

鳴き声は聞こえません。

餌を食べて、毛づくろいをしているのか、ちょっとはお腹が満足して眠ったのか、わかりません。

物置の下だから、雨露はしのげます。

7~8月、これからは蒸し暑いので、蚊に刺されたりしないか、心配です。

何日かかるかは分かりませんが、餌と水を毎日取り替えて待ってみます。

もし猫ちゃんを捕まえられれば、ケージに保護したいと思っています。

その先は保護猫協会に届けるか、動物病院で検査をしてもらうか、捕まえるまでに考えます。

花ちゃんは、いつその猫ちゃんが戻るかと、毎日熱心に、1日中、網戸から外を見ています。

こんなによく見ているのなら、仲良くできるのかなぁと思いますが、全くわかりません。

とにかく、その小さな猫ちゃんが捕まるのかどうか、そこが未定です。

餌がもらえると思って、物置の下から、我が家のエアコン室外機まで、餌を求めて出てきてくれた。

我が家のエアコンの室外機の下に潜って、おしりを見せていた。

あれが、最初で最後のチャンスだったのかもしれません。

もっと力を入れて、ぎゅっと押さえたらよかった。

私も初めての事で、保護のチャンスがわかりませんでした。

白と灰色と薄紫の縞模様の子猫ちゃん

生後1ヵ月くらい経った猫ちゃんでしょうか。

私がかつて、野良のお母さん猫と3匹の子猫を見た時よりも、もっと小さな猫ちゃんでした。

たった1匹でいるようです。

お母さんとはぐれたのか、お母さんに捨てられたのか、わかりません。

白っぽくて、ちょっと灰色で、ちょっと薄紫の縞模様が半身にありました。

3日目の夜、室外機から走って逃げていって、歩道の手前で一瞬振り返った顔は、下の画像のような、きれいな可愛い子猫ちゃんでした。

インターネットの画像より 「ペットのおうち」保護猫

逃げた実際の子猫ちゃんは、上の画像より、もう少し目が大きく、シマ模様はもっと色が薄かったです。

5・6・7日目は全く、鳴き声が聞こえず、姿を見せず、餌も減らず、どうしているでしょうか。

鳴き声は聞こえないけれど、花ちゃんが1日も欠かさず、網戸から外を見ているのは、猫ちゃんの姿をたまには見るからなのかもしれません。

お家へ帰れたか、お母さん猫に会えたか、生きていてくれればいいのですが。

どこかで誰かに、世話してもらっているといいなぁ。

花ちゃんと待っているよ、子猫ちゃん。

戻ってきてね。

その後

7月17日土曜、9日目、器の飲み水が減り、餌がなくなっているので、猫ちゃんが来て食べてくれた様子です。

7月18日(日)、10日目以降は毎日、~8/10現在まで、朝晩の2回とも、餌がきれいになくなっています。

餌を食べに来ているようです。

餌を食べているのは、違う猫かもしれないけれど、保護できる日まで、できることをしたいです。

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 病院小児科で臨床発達心理士をしています。
 梅津八三の心理学、行動調整法、子どもの行動理解、育児、教材、ソーシャルスキル、介護、猫の行動について投稿中です。

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