3月、猫の花ちゃんに2回目の皮膚炎が起きた。
去年の夏、初めての皮膚炎が起きた時は、すぐに動物病院に連れて行った。
今回は病院より先に、食事療法にチャレンジしてみることにした。
今回は、食事療法で、様子をみることにした
花ちゃんは、おととし、5歳で我が家にやって来た。
去年、初めて皮膚炎が起きた時、花ちゃんを3年間見ていた保護主さんが、食品添加物などのアレルギー反応かも知れないと、その時アドバイスをくれた。
私は動物病院に連れて行っただけで、食事療法をしなかった。
動物病院で処方される薬で、花ちゃんが激しい下痢になってしまうから、今回は食事療法を先にして、通院を後にしようと思った 。
食事療法は、本来は、獣医さんの指示でするものだそうだ。
しかし、動物病院に連れて行けば、皮膚炎の猫に、獣医さんは薬を処方する。
それが獣医さんの仕事だから、仕方がない。
花ちゃんの下痢の理由は、抗生物質の薬のせいか、毛のお手入れの度に塗り薬を舐めるからか、分からなかった。
排便の度に、下痢で猫砂を総取り替えするので、去年は私の方が世話と費用に参ってしまった。
4 ℓ 1000円の猫砂を毎日1袋使った。
去年、獣医さんに下痢を伝えると、獣医さんの提案で、飲み薬はやめた。
ヒビクス軟膏という、痒み止めの塗り薬も、2か月目は、患部につけてから、すぐにティッシュで拭き取った。
花ちゃんは、毎日の毛のお手入れのルーティンを、止めることはできない。
猫としての、花ちゃんのルーティーンは、尊重しなければならない。
エリザベスカラーは、花ちゃんには無理な気がして、塗り薬を舐めないようにするには、拭き取って少量にするしかなかった。
去年の花ちゃんの皮膚炎は、真夏に起きて、涼しくなった11月に軽快した。
皮膚炎の原因はダニかな?
冬場は、毎日60%くらいに、加湿していた。
加湿は、冬の花ちゃんの皮膚には、良かったかもしれない。
しかし、暖房と60%の加湿は、ダニの繁殖にも好環境だった。
真冬、花ちゃんは皮膚の乾燥もなく、痒がるとこもなく、元気で過ごしていた。
3月中旬、来客があって、人見知りの花ちゃんは半日ほど、ベッドの下の壁の隅に固まっていた。
痒がる原因の1つは、この時、ジュウタンのダニに食われたのかもしれない。
3月から、花ちゃんがかゆそうにする仕草が起きた。
今までに見かけたことのない、花ちゃんが、腕をクシクシと噛む姿があった。
動物病院に連れて行くと、原因を特定してくれたかもしれないが、今回はまず、1週間様子を見た。
フロントラインとエリザベスカラー
3月下旬、日本全薬工業のフロントラインプラス キャットを、花ちゃんの肩甲骨のあたりに付けると、2~3日で痒そうにする仕草が減った。
しかし、花ちゃんは、絨毯に耳をつけて昼寝したり、絨毯にあごをつけて外を見たりするので、耳や目の周り、あごに痒そうな赤みが見えた。
痒いと、後ろ足でバリバリひっかくので、小さな赤みが、ひどい傷になる。
Amazon で購入した座布団みたいなエリザベスカラーを付けたら、花ちゃんもさすがに掻けない。
30分ほどつけていたが、首の紐を縛らなかったので、私が見ていない間に外していた。
エリザベスカラーは諦めて、痒み止めのヒビクス軟膏をつけてやり、すぐに濡れティッシュで拭き取った。
綿棒で、患部だけにつけてやるのも良いかもしれない。
環境のダニ対策
エアコンをつけていない、寒い日に、花ちゃんは、羽毛布団に潜って昼寝して、留守番している。
電気敷き毛布は、1日に1度、花ちゃんが使っていない時に、ダニ取りの高温度にした。
一週間に一度、洗濯乾燥機で、電気敷き毛布をダニ取り洗濯高温乾燥をした。
洗濯乾燥機に「ダニ取り」という項目があった。
ダニは、熱に弱いそうだ。
カタログハウス通販生活のダニ捕りマットを、花ちゃんのベッドや炬燵に敷いた。
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部屋の隅に、kinchoの「おくだけダニコナーズ」を置いた。
ダイソンのコードレス掃除機で、毎日、ジュウタンと壁の境目に掃除機をかけた。
我が家は、ジュウタン用・アニマル用の、ダイレクトドライブクリーナーヘッドのタイプのダイソン掃除機だ。
木材フロアのタイプには、ソフトクリーナーヘッドが良い。
フロントラインで、3月末には痒がる仕草が激減した。
あごや目の周り、おでこに、かさぶたが残って、痒いのか、花ちゃんは掻いた。
特定のタンパク質に対する食物アレルギー性皮膚炎ならば食事療法
軟便の花ちゃんには、保護主さんのお宅で食べていた、ヒルズの「消化ケアi/d」があっていた。
我が家でも、それを食べた。
花ちゃんがマグロ味が好きで、小粒が好きなので、色々な他のエサを、去年、私はあげてしまった。
去年、皮膚炎が起きてからは、ヒルズの消化ケアi/d だけに戻した。
今年、花ちゃんに2回目の皮膚炎が起きたので、特定のタンパク質に対する食物アレルギーを想定して、それに特化したカリカリに、チャレンジしてみることにした。
ネットで色々調べると、ダニの他に、痒がる原因の2つ目は、保護主さんからも聞いていた、食物アレルギーかもしれなかった。
保護主さんが言うには、食品添加物が花ちゃんに悪い、ということだった。
「猫のアレルギー性皮膚炎」とネットで検索して、花ちゃんに合うカリカリを、色々と調べた。
ヒルズの食物アレルギー&皮膚ケア z/d と、ロイヤルカナンの低分子プロテイン
「ヒルズの食物アレルギー&皮膚ケア z/d 」と「ロイヤルカナンの低分子プロテイン」が良いと、ネットの口コミ評価に出ていたので、ホームセンターのカインズに、すぐに買いに行った。
どちらの味が花ちゃんの好みかわからないので、まずはヒルズつながりということで「食物アレルギー&皮膚ケア z/d 」をあげてみた。
1食目は食べたが、2食目はプイと横を向いて行ってしまった。
ネットの口コミ評価では、ヒルズの皮膚ケア z/d は、匂いがきついということだった。
私の鼻では分からなかった。
そこで、2種類目として、ロイヤルカナンの低分子プロテインをあげてみた。
ロイヤルカナン 低分子プロテインは、匂いはほとんどない。
喜んで食べるわけではないが、ロイヤルカナンの方を、花ちゃんは続けて食べてくれた。
軟便にもならない。
4月に入ってから食べ始めて2週間、花ちゃんのかゆみもかさぶたも、3月よりはとても良くなった。
ロイヤルカナンには、セレクトプロテイン(ダックアンドライス)というのもある。
ロイヤルカナン セレクトプロテイン ダック アンド ライスは、煮干しみたいな強い匂いがする。
花ちゃんが、低分子プロテインにあきれば、こちらもやってみたいと思っている。
ピュリナワンのグレインフリー白身魚と、メディファスの食物アレルゲンケア
花ちゃんが食べてくれなくなることが怖いので、さらに他の種類もネットで探した。
ネスレ「ピュリナワンのグレインフリー(穀物不使用)白身魚」と、「メディファスの食物アレルゲンケア」だ。
ネスレ ピュリナの「プロプラン キャット 皮膚・被毛の健康ケア 白身魚」は、通信販売がなく、イオンでしか売っていないので、まだ購入できていない。
花ちゃんは、グレインフリー白身魚は、1回食べただけで、2回目は食べなかった。
メディファスのアレルゲンケアは、他のカリカリの半分以下の大きさで、薄くて極小で食べやすいから、花ちゃんはとっても喜んだ。
これをくれ、これをくれ、と、今週はこればかり、何度も何度も食べたがり、くれるまで、しつこくねだってくる。
鳴き方も、唸るように、花ちゃんにしては珍しく、強い要求で、ねだってくる。
私のチョコレートへの嗜好みたいに、花ちゃんも、よっぽど好きなカリカリに出会ってしまったんだなあと思った。
今のところ、ロイヤルカナンの低分子プロテインを、朝夕の2食にあげている。
メディファスのアレルゲンケアは、お昼やおやつに少量あげている。
猫のアレルギー性皮膚炎への対策まとめ
部屋の隅の掃除機かけと、食事療法が大事だと思う。
食事療法で、皮膚炎は1箇所のかさぶただけになり、花ちゃんのかゆみが軽快している。
痒みがなくなるように、(6.85kg以上太らないように)、花ちゃんの皮膚の様子を見ながら、食事療法を継続したいと思っている。
動物病院は、奥の手として、取ってある。
今後、万一、花ちゃんのかゆみの悪化が起きたら、動物病院にすぐに連れて行きたい。
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