朝早くから夜遅くまで、保護者と同様に、休みなく忙しく働いている保育園の先生方が、写真を撮ったり、プリントしたりしなくても、すでにカードになっている、すぐに使える60枚の絵カード集を、今回は紹介します。
幼児の療育通園施設や、放課後学童デイサービスでも、すぐに使えます。
以前、家庭で使いやすいソーシャルスキルの絵カード図鑑は 、角川の「せいかつ絵カードずかん」を紹介しました。
これは、Amazon で、試し読みもできます。
Amazon で、116人の評価が、星4.5でした。
角川の「せいかつ絵カードずかん」は、子どもの気持ちの表出や、家庭生活・保育園生活の行動スキルに役立つ図鑑でした。
発達支援 絵カード6「ルール・約束」
今回紹介する絵カードは、大人が脳内で考えている伝えたいルール・約束が、子どもたちの目に見えるように、素敵なイラストになっている、60枚の絵カードです。
PriPri発達支援 絵カード6「ルール・約束 」(PriPri発達支援キット)、世界文化社発行です。
『発達障害の子が迷わず動けるシリーズ』の第6集になっています。
岡山大学教育学部教授の、佐藤 暁先生の監修です。
Amazon での評価も、55人の評価が、星4.5になっています。
家庭生活、療育施設、放課後デイサービス、保育園、小学校まで使えます。
カードは、例えば、「順番に並ぶ」とか「負けても泣かない」とか、1枚ずつのボール紙の絵カードになっています。
事前に予告してあげることが必要な子供たちに対して、音声だけで予告するよりも、イメージが目に見えるので分かりやすい絵カードになっています。
おすすめです。
カモさんのイラストカードまるごと BOOK
プリントアウトすることが可能であれば、カモさんのイラストカードまるごと BOOK 、もおすすめです。
本をコピー機で拡大コピーして使えるし、 CD-ROM が付いているので CD-ROM から、596枚の絵カードを印刷することができます。
こちらも、家庭生活、療育施設、放課後デイサービス、保育園などで使えます。
Amazon で126人の評価が星4.5です。
家庭で、保育現場で、教育現場で、子どものとまどいに合わせて、その時ささっと担当者が絵を描いて、わかりやすくイメージを見せてあげると、本当はそれが一番良いですね。
上記の3つのようなお手本になる絵カードを見ると、保護者や先生方自身もイラストを真似して描きやすくなります。
絵大人の脳内イメージを 絵で見せると 子どもが行動をイメージしやすい
大人は、つい音声の言葉が便利なので、音声の言葉だけで、子どもに説明してしまいがちです。
例えば、保育園で、「給食になるので、おもちゃを片付けてくださーい」などがありますね。
すぐに、行動に移せる子どもさんは、音声でも大丈夫です。
大人の音声の言葉だけでは行動が起きにくい子どもさんには、絵を見せて「頼むね」と再指示を言うと、遅れていた子どもの行動が起きやすくなります。
両手の人差し指を2本並べて立てて、身振りで11を作り、「11じ おかたづけ」と、予告に使っておくことも大事ですね。
大人の脳内イメージと、子どもの脳内イメージが、同じになりやすいのが、音声の言葉よりも絵なのです。
私がこうやって文章で書くよりも、イラストの絵で皆さんに見せると、伝わりやすいのと同じです。
子どもたちにわかりやすいように、絵というイメージで、大人の考えを見せてあげることが、子どもたちの行動を起こしやすくします。
自分に起きにくい行動は、市販品を利用したり、次には真似から始めたりすることをお勧めします。
絵カードを使えない状況、絵を描けない状況の時は、せめて、身振りを使って、子どもたちに大人の考えを伝えてください。
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