小学校高学年に授業中の発言ルールを考えさせる方法

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小学校高学年の通常学級の担任の先生から、「話を聞くときと、意見を言うときに、集団場面であることを意識させるには、どうしたらいいだろうか?」という、相談を受けました。

先生は、クラスの雰囲気を、積極的で明るいクラスと、肯定的に捉えています。

私も、明るくて授業参加度の高いクラスに思えました。

しかし、先生の算数の授業説明を、最後まで聞かないで、先生の説明をさえぎって、思いついた意見をそのまま言う児童が、目立ちます。

相手の言葉に、言葉を重ねてしまう、マスキング現象というやつです。

他の音をおおい隠して、聞こえなくしてしまう現象ですね。

友だちの発言に対しても、その友だちの方を向いて、思いついた意見を、2人の会話のようにしゃべる児童が目立ちます。

先生の説明を聞いている児童、考え中の児童の、思考の邪魔をする感じがありました。

10人ほどの児童が、先生と自分の一対一関係、ピンポイントの関係になっている様子に見えました。

友だちとの関係も、休み時間のように一対一になっているので、友だちの方を向いて、すぐに喋ります。

休み時間の会話は一対一でいいのですが、授業中は1対30人で進めているので、黙って考える時と、許可を得て話す時を、知る必要があると思いました。

授業中は、一対多の関係であるという集団の認知が、児童一人一人に自己モニターできていませんでした。

一対多の関係のために、挙手をして、発言するという協力ルールが、守られていませんでした。

授業中の発言に関する問題提起の絵

高学年なので、ただルールを言って聞かせるだけでは、反発を招きかねません。

そこで、下のような2つの絵を黒板に2枚ずつ提起して、子ども達に見比べさせ、どうしたらいいかを考えさせます。

➊まずは、一対一の学習風景と、一対多の学習風景の違いがモニターできるでしょうか?

絵を提示して違いを考えさせ、意見を出し合います。

❷次に、思いついたことを一人で何でも喋るのと、挙手をして順番を待って発言するのとでは、どちらが授業や仲間に協力的でしょうか?

こちらも、絵を提示して違いを考えさせ、意見を出し合います。

2つの場面を同時に提示されれば、どちらが協力的か、子どもたちにもわかります。

そういう意見が出たところで、授業中の発言ルールシートを子どもたちに1枚ずつ配布して、協力ルールを読み合います。

仮に、そういう意見が出なくても、「こうしたらどうだろうか」と、先生からまとめの意味で、授業中の発言ルールシートを配布します。

協力ルールシートの配布

画像はインターネットの「イラストや」などより by猫ちゃん

道徳や学級活動の授業で、「意見の発表の仕方」「授業中の発表の仕方」を、自己モニターする機会を作り、話し合うシートにするとよさそうです。

インターネットで、「イラストや、授業、発言」などと検索すると、無料で提供されている画像がたくさん出てきます。

上記の協力ルールシートは、誰で、どうぞ、コピーして使ってください。

皆さんの成功談がありましたら、ぜひコメントで。

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