L 君は、保育園年中さん、4歳5ヶ月になりました。
病院小児科の療育で、数の勉強と、色の勉強を、続けています。
「1個と2個は分かるが、3以上が難しい。3以上は『いっぱい』と言う」と、お母さんからの情報です。
数の学習の経過
①だんご差し
ダイソーの1~5のだんご差し教材は、だんごをボンドで接着したら、小さい順に並べられます。
1個ずつのバラバラでなく、長さ比べ・高さ比べに近いです。
量の意味が分かりやすく、1~5の棒の場所へ対応させられます。
ちょっと乗り気でない時も、恐竜やワニのプニョプニョ模型を預けると、その プニョプニョ 模型 を手の代わりに使って、1から5を順に運んできます 。
その時、保育園ごっこ遊びふうに、とってもおしゃべりになります。
だんご差しは、立体的なので、 扱うときは楽しそうです。
L君は、まだ4歳なんですからね。
立体的な、触れる教材が大好きです。
➁タイル階段
序数と基数が学べる、数のタイル階段は、1から5並べが、上手になりました。
全体の秩序が見えるものは、長短を比較しやすく、分かりやすいようです。
大好きな恐竜のシールを教材に折り込むと、取り掛かりや集中の意欲を保ちます。
③数字の形の見分け
数字の形は見分けていて、数字の填め板の重ね合わせは、やれます。
数字の形の重ね合わせは、1から0までやっていますが、6と9は形の見分けが難しいようです。
数字を数唱の「順番に並べよう」と、私が数唱を担いますが、数字を1から順番に探して取ってくるということが、まだ難しいです。
1から0まで並べてから、数字を指で押さえながら私と一緒に言うようにすると、L君の指さしと数唱がずれていきます。
④数字と数唱の一致
1から10までの数唱も、数唱単独ならば、そらで言えます。
「数字の1は、なあに」と、数字の歌も、それぞれ出だしだけ歌います。
数字の歌の後半の、「工場の煙突、お池のアヒル、赤ちゃんのお耳、田んぼのかかし、お家の鍵よ、たぬきのお腹、おもちゃのラッパ、おうちのだるま、お池のなまず、煙突とお月様」は、習ってないのか、覚えてないの、今のところまだ歌えません。
多分、下の画像を、はがきに印刷して、見ながら一緒に歌うと、覚えやすい気がしています。
次回、お母さんにはがきサイズに3枚プリントし、ラミネートして渡して、お家でプリント見ながら、歌ってもらいましょう。
見ながら唱えていたものが、そらで歌えるようになったら、数字の記憶を助けてくれそうです。
L君は話せるし、自分流の恐竜ごっこ・保育園ごっこの語り遊びが好きなので、単純な数字の形態記憶より、「すうじのうた」のような意味記憶の方が、数字の記憶を助ける気がしています。
今のところ、まだ、数字と数唱が一致していません。
⑤指型
1から10までの指型は、指型の順番の単独模倣なら、私の真似をして作れます。
この指型を、量と数字を結びつけるための、中継ぎ信号に使わないかと、今、チャレンジしているところです。
ヤフオクで数の教材を探す
そんな時、ヤフオクで、数の教材を見つけました。
ダイソーとセリアは何度も見たのですが、L君の数の学習に使えそうな、だんご差しほどの教材は、見あたりませんでした。
100円ショップを諦めて、ヤフオク・ペイペイフリマ・ メルカリ・ラクマなどの中古再販ショップを、ネットやスマホで調べてみました。
ホームセンターで、ベニヤ板を買ってきて、糸鋸でくり抜いて、世界でひとつの L 君用の教材を作れば、それが一番いいのですが、それは丸一日か二日間という、時間がかかります。
実は、ネットを覗いている時間も、丸一日か二日間なので、掛けている時間は同じなのです。
私も、自分に起きやすい、楽な行動を採用しています。
自分の行動の仕組みも、 L 君の行動の仕組みと同じ、「できることをする、起きやすいことからする」です。
ナンバーブロック
L 君は、恐竜が一番好きなので、恐竜の数の教材が安く出ていないかと、連日、ヤフオクを覗いていました。
恐竜ではないけれど、ドラえもんで、ありました。
こどもちゃれんじの、ぷちドラゼミ、年長コース、ドラえもん「ナンバーブロック」というのが、400円で出品されていました。
しかも、良心的なことに、送料無料でした。
発泡スチロール製で、填め込み式であることが、填め板に近く、L君の運動感覚を満たす数の教材です。
ナンバーブロックという理由は、1にはドラえもんの絵が1個、2にはドラえもんの絵が2個、3にはドラえもんの絵が3個、4にはドラえもんの絵が4個、描かれているのです。
これだと思い、 落札しました。
指型の指も、ちょうど、このナンバーブロックのドラえもんの絵のように、1個・2個・3個・4個と指をまとめて出すわけです。
ドラえもんの他に、ドラミちゃんの絵もあって、2倍学習できる教材になっていました。
届いてすぐ、教材を開けて見ました。
左右に2種類あって、 L 君には選択肢がたくさんすぎて、混乱しそうです。
そこで、真ん中にハサミを入れて、半分ずつに、独立させました。
数のタイル階段を学習した経験も含めて、右半分だけを使うことにしました。
数字と量の対応の手がかりを コピーで加えた
L君との学習に、使ってみました。
恐竜ではないので、ものすごく喜んだわけではないけれど、ドラえもんを楽しんでやってくれました。
教材について、「新しいの ある?」と尋ねる、可愛いL君です。
お母さんも隣で、「新しもん好きです。」と、笑います。
1と2をL君は分かるので、数字のままにしておき、 3と4はナンバーブロックのドラえもんの絵をコピーして、数字の上に置いておきました。
「正解が分かっている時、一番学ぶ」という正答教授法です。
L 君は、こちらが説明する通りに、課題を理解して 1と2は、数字の上にドラえもんのナンバーブロックを置いてくれました。
3は三角 身振りの自発
3のところでは自発的に「3は三角」と言いながら、両手で三角の山型の身振りをしてくれました。
ドラミちゃんが、三角形=ピラミッド型に並んでいる3です。
これには驚きました。
L 君は、同じ形の抽出の認知が強いところがあります。
以前、写真の絵本で、ゼリーとプリンが並んでいるページを見て、「色が違う」と毎回言っていました。
それは「ゼリーとプリンの形は同じだけれど、色が違う」という認知と表現だったと思います。
三角の名称は、形の学習で「12三角」と教えていました。
ラミネートした写真カードで、三角タワーを作った時に、私が言葉で「三角三角」と言って、身振りを作って見せました。
L君にも「身振りをしてごらん」と言っていた三角の身振りでした。
今までは、身振りの真似を、その場ですぐにはしなかった L 君でした。
今回は、私が要求していない①三角の身振りを、➁L 君が自発的に、③私の目を見て、④笑顔で得意気に行なってくれました。
L君が、三角と3個をわかったシーンです。
すごい成長だな、と思って、私も嬉しかったです。
お母さんがお家で、三角形の三角の身振りを、教えたのかもしれないと思いました。
それが、この場面でピンと来た、 新しい場面で応用できる L 君でした。
お母さんも、嬉しそうでした。
数字を黒マジックで際立たせる
L君とこの教材を使った時、数字が白色で信号として弱かったので、マジックで数字を黒く塗り、 数字を際立たせました。
今回は、階段状も手がかりに、1234を対応させました。
次回は L君に、数字とドラえもんの量の対応が起きるか、 3と4の下絵ありと下絵無しでやってみて、難しかったら指を中継信号に使ってみようと考えています。
ヤフオクの利用の仕方
恐竜の階段長さ比べの他に、 何か良い教材はないかなーと、L君の学習の横への広がりを考えていたところ、L君の学習に、ちょうどいい市販教材 ドラえもん「ナンバーブロック」 を、 今回はヤフオクで見つけました。
ダイソーやセリアの100円ショップよりは、ちょっと高いけれど、正規品の新品を買うよりはずっと安いので、 店舗へ教材を探しに行けない時は、皆さんもヤフオクなどをのぞいてみてください。
ただし、送料がとても高い時があるので そういう出品には、充分注意してください。
出品で儲けられないので、送料を高く設定している様子が、疑われることがあります。
私は商品の値段から選び、そのページを見た時、必ず1番最初に送料の部分をクリックして、送料がいくらかを確かめます。
厚さが3センチ以内の出品の送料が、クリックポストの200円前後の時は良心的です。
立体的なものでも、宅配便が500円ちょっとの時は、一般的だと思います。
送料が1500円とかする場合は、 値段の安い出品でも購入を考えてしまいます。
送料が高い商品は、Amazonで同じ商品名で、検索してみてください。
Amazonは、プライム会員なら送料が無料の場合が多いので、 ヤフオクよりもAmazon の方が正規品が安いことがあります。
私の場合、「 こんな教材が あるといいな」という時 、まず1番に100円ショップ 、次に西松屋、そしてヤフオク、 次にAmazonという順番で、 おもちゃや教材をいつも安く探しています。
猫ちゃんブログへのコメント