12 猫は爪切りを嫌がる
私は、初代お母さん猫の爪切りを、したことがなかった。
お母さん猫は、いつも丁寧に指の間を舐めて、爪もカシカシ噛んで、古い爪を自分で取って、爪が新しく生え変わるようにしていた猫だった。
高齢になる前の12歳で逝ったので、最後まで自分で爪のお手入れをできていて、私の爪切りの出番はなかった。
2代目猫のクーちゃんも、13歳で保護協会から貰ってくるときに、「クーちゃんは爪切りをさせない猫ちゃんです。最近獣医さんのところで麻酔で爪を切って貰いました。暫くは爪を切らなくてもいいと思います。」と預かったので、私は爪切りをしなかった。
お母さん猫もクーちゃんも、長方形の段ボールの爪磨き付近に、脱皮?した古い爪が残っていたから、自力でお手入れをしていたのだ。
クーちゃんが17歳になって、老化で爪が丸まって爪を研げなくなるまで、私は猫の爪切り体験のない飼い主だった。
猫が若いうちは、猫自身の爪研ぎに任せていていいと思う。
猫の爪とぎダンボールのいろいろ
花ちゃんは、保護主さんに持たせてもらったクリーンミュウの丸型の爪研ぎが、大好きだ。
360度使えるこの円形の爪研ぎを、1か月くらいで交換している。
クリーンミュウの丸型爪研ぎは、Amazon などで800円くらいで買える。
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猫の爪切りのやり方
高齢になって爪が丸まり、爪を研がなくなった猫や、高齢になって飼い主に爪を切らせてくれない猫は、動物病院に爪切りに連れて行かねばならない。
クーちゃんは、動物病院で1回2000円で爪を切ってもらった。
それは、動物病院に行く意味が分からない猫にも、飼い主にも負担だ。
歯みがきと爪切りは、飼い始めからやり慣れておくと、高齢になった時の健康管理がお互いに楽だ。
花ちゃんは、前の保護主さんのお宅で、定期的に爪切りをしてもらっていた。
花ちゃんが我が家へ来て、1か月くらいたって仲良くなったころ、私も花ちゃんの爪切りにチャレンジした。
私の老眼鏡だけでは、透明な爪先が見えないので、部屋中の灯りを付けて明るくし、拡大鏡のハズキルーペを掛けて、初めは花ちゃんがスヤスヤ寝ているときに、前足の爪を切った。
最初は、両方の前足の爪切りが精いっぱいで、あとは逃げられた。
耐えられない恐怖だったんだと思う。
半年経った今では「爪切りというものは数分で終わる」とわかるのか、怖い顔でじっと我慢していて、手足4本の爪を全部一気に切らせてくれる。
1か月に1回は、爪を切っている。
猫がリラックスしている時に、後ずさりで逃げられないように、そっと背後から覆いかぶさって、指の間を押して、爪先を出すと切りやすい。
切り過ぎないことが、コツだ。
赤い血?が通っている神経のところまで切ってしまうと、痛みの記憶で次回から逃げられる。
最後に、人間の爪切りのギザギザの部分で、爪の切り口を研いでやる。
花ちゃんが後ろ足で頭や耳を掻いたときに、切りっぱなしの爪が皮膚を傷つけるから。
猫の爪が丸く切れる爪切りが欲しい
本当は、1回で猫の爪が丸く切れる、爪切りが欲しい。
新潟の燕三条の鋳物工場などで開発して、製品化して、売ってくれないだろうか。
Amazon のベストセラー1位の爪切りは、猫壱の爪切りだ。
ノミマダニ予防のフロントラインプラスキャット
ノミ・マダニの予防剤も、動物用医薬品のフロントラインプラスキャットでないとかゆがる。
6本で5000円くらいだ。
花ちゃんは、皮膚が弱いお嬢さま猫に思える。
深窓の麗猫?にしては、6.75kgと、太っている猫ちゃんだが‥‥‥
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