西東京市の福祉のサイトを見ていたところ、救急情報用紙というものに出会いました。
救急車で運ばれる時、緊急に入院する時、以下の情報があると、救急隊が搬送先の病院を決めたり、救急センターの医師が適切な処置を採ったりするのに、本人がしゃべれなくても、役立ちます。
保育園や学校および放課後学童やケア施設で、保護者が駆けつけるまでの間、救急情報があれば、救急隊や搬送先の医療関係者への伝達が迅速にいきます。
病気や障害を持つ子どもさんおよび認知症のご家族用の救急情報に、また介護する保護者自身の救急情報としても、この機会に記入して準備してみませんか?
食物アレルギーなどで、アナフィラキシーを起こす児童生徒の緊急対応時、その場に誰が立ち会っていても役立ちます。
食堂や教室のインターホン設置の壁に、クリアファイルに入れて裏返し、クリアファイルに「緊急」と明示して、画びょうで留めておくと良いです。
心臓の除細動器AEDと同様に、その子どもさんの救急情報を扱うといいでしょう。
仲間の子どもたちにも知らせてよいと、保護者の同意があれば、「人の命に関わる大切な情報だ」と知らせておけば、いたずらもありません。
西東京市の救急情報用紙は、以下からダウンロードできます。
その他の市町村でも、定型の記入用紙があるかもしれません。
お住まいの障害福祉課や、ケアマネージャーさんにも、たずねてみてください。
緊急情報を置く場所
①自宅の玄関や、固定電話のそばに置く。
➁保育園、学校、放課後デイサービス、施設などに届けておく。
③かかりつけ医などの、医療機関に提出しておく。
④本人が常に携帯する、カバンなどに入れておく。
⑤カムスキャナーやGoogle フォトなどで、スマホに読み込んでおく。
⑥自家用車や免許証のそばに置く。
⑦入院セットのカバンに入れておく。
⑧祖父母や親戚など、緊急連絡先に書いた人にも渡しておく。
我が家ではとりあえず、固定電話のそばと玄関および車内の3箇所に置いてみました。
スマホのホーム画面にも緊急時情報を設定できる
緊急情報は、ロックがかかったスマホでも、誰でも見ることができる仕様があります。
血液型、アレルギー、服用中の薬など、緊急時の対応に役立つ情報を、スマートフォンのロック画面に追加できます。
- スマートフォンの「設定」を開く。
- [デバイス情報] > [緊急時情報] をタップする。
- 医療に関する情報と緊急連絡先とを記入・編集できる。
ただし、個人情報が記入されるので、スマホを落とした時には誰にでも見られてしまうということになります。
心筋梗塞や脳出血および交通事故など、意識不明の状態になった時のために、救急情報を開示しておくか嫌かは、個人の考えによりますね。
命を取るか、情報漏洩は嫌か、です。
子どもさんの緊急時の対応を、周囲の人と共有したいと思ってらっしゃる保護者の皆さん、現場で立ち会う学校の先生や指導員の皆さんへ、救急情報記入用紙の紹介でした。
猫ちゃんブログへのコメント