2月に不調になった、花ちゃんの右前足は、通院注射と消炎剤の効果で、4日間は体調が良く、5日目に不調になります。
花ちゃんの食欲が出て、良い排泄があり、なめらかに歩き、上下運動し、私のそばで毛繕いし、昼寝する日常が、戻ったかと思わせる4日間がありました。
まだまだ、通院と治療は続きますが、花ちゃんのリハビリ生活を紹介します。
猫の前足のリハビリおもちゃ「ぐるぐるタワー」
2月から、花ちゃんはいつも、下の画像のように、右前足をかばって、引っ込めていました。
通院して、痛み止めの注射をしてもらっているので、治療は獣医さんに任せています。
合計8回の通院で、注射をすると4日くらいは元気なのですが、5日目からは不調が戻ります。
足を使わないでいると、ますます花ちゃんの右前足が、細くなって行く感じです。
花ちゃんの 7 kg の体重を、3本足では支えきれなくなります。
花ちゃんが寝たきりになったら、私に世話ができるのか、不安がよぎりました。
治療は獣医さんに任せ、花ちゃんの右前足の運動リハビリにと思って、子猫が喜ぶという、玉ころがしを Amazon で買ってみました。
猫用おもちゃ タワーオブ・トラックス PTPS317です。
後ろ足と腰をついて、片手で踏ん張って、座って遊べるはずです。
私がボールを転がしてやると、花ちゃんも興味を持って見てくれました。
まだ手が痛いのか、花ちゃんは自分からは、転がそうとはしませんでした。
タワーとボールが、花ちゃんの目の高さより低い位置にあると、ボールの転がりが見えにくいのかな?と思いました。
人間の子どものおもちゃの斜めスロープの玉転がしの方が、転がる動きの追視は面白かったかもしれません。
花ちゃんの目線から見て、球の転がりが見える方がいいと思って、次は以下の玉転がしを注文してみました。
猫用おもちゃ、ぐるぐるタワーです。
これは、猫が上から見て、止まっているボールが見えます。
子猫であれば、とても喜んで、一人遊びを長時間するそうです。
8歳(人間で言えば48歳)の花ちゃんは、痛み止めの注射をしてきた翌日や、3月に入ってからは、遊ぶ姿が出てきました。
注射で痛みが減った右前足で、体重を支えて、左手で遊ぶことができるようになりました。
両方の手をついて、手の痛みが少ない感じでおもちゃを見ています。
花ちゃんが興味をもって手を出した無料アプリ「ねこじゃらC」
2月22日のにゃんにゃんデーに、猫が喜ぶアプリの紹介がテレビでありました。
花ちゃんが喜んで見て、喜んで手を出す、そんな前足のリハビリアプリがあったらいいなぁと思って、紹介アプリを当たってみました。
画面も操作も一番シンプルで、しかも無料のアプリ「ねこじゃらC」が、一番良さそうでした。
Google Play ストアから、iPad とAndroid スマホに、ダウンロードして入れました。
App ストア 無料版 「ねこじゃらC basic」をApp Storeで (apple.com)
有料のものは120円で、Apple Store 「ねこじゃらC」をApp Storeで (apple.com)
花ちゃんが喜んだのは、「魚釣り」と「魚の動き」でした。
ネズミもあったのですが、花ちゃんはそれほどは喜ばず、じっと見ていました。
蝶々、てんとう虫、カエル、トカゲなど、色々あるのですが、花ちゃんが一番喜んだのは、魚の動きでした。
左隅のメニューボタンを押すと、メニューの画像が出てきます。
上下のスライドボタンは、画像の大きさになります。
好きな絵柄をタッチして決めたてら、右端のメニューボタンを押すとメニュー画像が消えます。
x1のところをx2にすると魚が2匹、x3にすると魚が3匹、x Max にするとたくさんの魚が出てきます。
2匹になると、花ちゃんはどちらを追視したらいいか困るらしく、魚1匹の追視を喜びました。
青い魚も、オレンジの魚も、喜んで右手を使って、画面の魚をタッチします。
花ちゃんの手が魚に当たると「チャッチャッ」と音がして、魚が消えます。
不調の右手も使って、盛んに遊びます。
魚が画面から消えていくと、不思議そうに、消えた画面のふちを目と手で触っていました。
痛みがない証拠なので、安心しました。
玉転がしは、止まっているボールを、花ちゃんが手を出して操作すると、ボールが動きます。
しかし、「ねこじゃらC」アプリは、魚が自動で動き始めるので、花ちゃんは追視してから手を出す、という順序で楽しいようです。
止まっているものに手を出すより、動いているものに手を出す方が、目が楽しいんですね。
子どもたちが、動体視力と手を使った、動くゲームを好む理由がよく分かります。
子どもたちがトランプやカルタなどのアナログゲーム、止まっているゲームを楽しむには、家族や大人が相手をしないといけません。
動体アプリ「ねこじゃらC」ならば、花ちゃんが一人んでいるので、私もつい花ちゃんをほったらかして、一人で遊ばせてしまいます。
いかんいかんと思って、「ねこじゃらC」の魚のゲームで、私が画面の魚に触って「チャッチャッ」と音を出して魚を消して見せると、花ちゃんはとても喜んで、一緒に手を出してきました。
赤ちゃんや子どもとの間だけでなく、ペットとの間でも、同じ対象に目を注ぐ「共同注意」があった方がいいですね。
自閉症の方は、脳の眼窩野の未熟で、この共同注意が生まれつき備わっていないと言われています。
それで、前に回って話しかけたり、写真を見せたり、写真を手に持たせたりして、我々の方から注意を引いて同じものを見てもらうことが大事なんですね
ステロイド系の消炎剤プレドニゾロン 5 mg
2月の注射から5日目、注射の効果が切れて、花ちゃんの右前足の調子がとても悪くなりました。
いつもなら動物病院へ行く時に鳴くのに、3月は車の中で全く鳴かない、元気のない花ちゃんで心配です。
触診と、いつもの注射をしてもらった後、動物病院の獣医さんから、通院できない時のために、注射の代わりに処方された薬は、ステロイド系の消炎剤プレドニゾロン 5 mg (ファイザー製薬R-255)です。
プレドニゾロンはステロイド薬で、 炎症をしずめ、免疫系をおさえ、関節リウマチなどに使われます。
花ちゃんの前足の不調の原因が、捻挫のような外傷によるものなのか、関節リウマチのような内部疾患によるものなのか、獣医さんも私も分かりません。
高齢猫の多くに、リウマチは発症すると、読んだことがあります。
高齢猫が、日がな一日、日向で日向ぼっこをしているのも、リウマチのつらさを和らげる体温保存ですね。
原因を特定したい飼い主さんであれば、血液検査、レントゲン CT、 MRI を撮るかと思います。
獣医さんも、骨折で手術をする場合は検査をするが、今は様子を見る診断で、私もそれに賛成です。
注射の翌日から4日間、24時間ごとにプレドニゾロン5mg を、ちゅーるアペティートに混ぜて、花ちゃんに飲ませてみました。
飲ませると、花ちゃんがトイレまで歩く時の手足も、ジャンプする時の手足も、アプリで遊ぶ時の手も、動きは好調です。
何よりも、注射と薬が効いていると思われます。
花ちゃんの食欲も、前足の不調が発症する前に戻りました。
ニャーニャーと鳴いて、私を見上げて、ご飯をくれるまで鳴き続けます。
ご飯を要求する元気が出たんですね、よかったよかった。
7.7 kg が 7.2 kg に痩せたので、減った体力を回復させようとしているのだと思います。
痛みでつらい花ちゃんより、ダイエットで頭を抱える飼い主の方が気楽でいいです。
花ちゃんの手足の体調を整えるサプリメント
人間もそうですが、中年になった花ちゃんに、骨や筋肉を丈夫にするコラーゲンなどが必要なのかなと思います。
そこで、私が毎日飲んでいる、タマチャンショップのこなゆきコラーゲン少量をやってみました。
こなゆきコラーゲンは、小ティースプーンの1/4ぐらいにしました。
あまりたくさんだと、ちゅーるアペティートに混ぜた時、花ちゃんに分かってしまうので、分からない程度の量にしました。
朝はこなゆきコラーゲン粉末、夜はプレドニゾロン粉末にしました。
粉末をナビスすりつぶし器でさらに細粒にし、それをまたダイソーの茶こしでふるいにかけました。
花ちゃんの3本足移動の様子から、花ちゃんの右前足の症状が、このままどんどん憎悪していくことを覚悟していました。
注射から4日は、花ちゃんの動きも食欲も、好調です。
1か月近い緊張が、私も解けて、ほっとしました。
注射とプレドニゾロン、おもちゃのぐるぐるタワーとリハビリアプリ「ねこじゃらC」、こなゆきコラーゲンで、たとえ4日間でも、花ちゃんが回復する時間が嬉しいです。
花ちゃんにとって2月が寒かったので、3月の暖かさが助けになります。
次の冬は、花ちゃんの手足の保温のために、ペット用のホットカーペットを毎日24時間つけておきたいと思います。
一人離れて閉じていた昼寝も、また私のそばの猫台に来て、昼寝・夕寝してくれるようになりました。
注射と薬、アプリ「ねこじゃらC」を続けながら、花ちゃんを見守っていきます。
しばらく細心の注意を払って、花ちゃんの前足の様子を見ます。
クロちゃんは元気で手がかからず、花ちゃんの不調時には、ありがたいです。
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