私が仕事に出かける前に、お昼ご飯をやった時は、いつもの元気な花ちゃんでした。
普段なら、日が落ちる夕方から布団に潜っているか、寒いとコタツに潜っているかしている花ちゃんが、夜になっても、昼間と同じ窓辺の猫台にいました。
右前足が痛い
あごをつけて、ツチノコみたいに伏せた格好で、全く動かずにいます。
いつもなら、「先に花に夕ご飯をくれ」とうるさく鳴いてくるのに、いつまでも静かにうつ伏せになっていました。
ようやく変だなと気が付いたのは、花ちゃんが猫台の上に起きて、いつものどすこい座りをしたとき、右前足が宙ぶらりんになっているのを見つけたときです。
右前足が縮んで、左よりも細く小さく見えます。
「どうしたの? しびれたの?」と足首辺りを触ると、「ニャー」と鳴きながら引っ込めます。
痛そうです。
爪を切ってみる
1か月ほど爪を切ってないので、爪が食い込んだかなと思って、調べようとしても、花ちゃんは痛いのか、爪先を見させません。
爪切りを断行しました。
普段は、爪切りが嫌いでも、「ウーッ」と唸るだけなのです。
今夜は、私が前足をつかむと痛むのか、「ファー」ッと怒って嫌がります。
「やめてくれ」の意味で、甘噛みですが、私の親指の腹を何度も噛みます。
なんとか、爪を切りました。
爪の異常は、ないようです。
トゲも刺さっていないようです。
前足が痛くても砂かきは こだわる
トイレに行けなかったろうと思って、抱いてトイレに連れて行くと、トイレの中に入って、排尿し、少量の排便もありました。
しかも、痛いはずの右前足も使って、いつも通りに砂かきをします。
こんな痛みのある状態でも、砂かきの習慣をやめることはできないのが、猫なのだなと思いました。
食欲がない花ちゃん
トイレが済むと、びっこを引きながら、それでも自力で歩き、エサのところまで来ました。
好物のちゅーるアペティートとチャオプチまぐろを2つずつあげると、喜んで食べて、食欲はあります。
しかし、カリカリは食べる気にならないのか、ごく少量しか食べません。
普段なら大食漢の花ちゃんが、少ししか食べないのは、とても心配になります。
右前足が痛い原因は
留守番の花ちゃんが、90cm の高さの猫台から、一気にじゅうたんに飛び降りて、足を痛めた可能性があります。
ここ1週間くらい、花ちゃんが 40cm の高さの トロペの椅子 に飛び上がろうとして、失敗する姿を何度も見ています。
8歳で 8 kg の花ちゃん、脚力が弱っているのかもしれないですね。
花ちゃんの異変に気付いた時はすでに、診療時刻を過ぎていたので、今夜は動物病院には行けません。
ネットで調べてみると、前足をちぢこめて痛そうにする原因は、爪、トゲ、打撲、捻挫、骨折、脳血管障害、神経障害、などがあると出ていました。
知り合いの猫のマロンちゃんも、水分を摂ることが少ないと、脳の神経障害が繰り返し出ては、飼い主さんのベッド布団で排尿して、飼い主さんは洗濯や水分補給、通院など、看護と介護をしています。
猫も元気であれば、食事睡眠排泄の何でもないことが、人間の介護と同様に、お世話が必要になりますね。
花ちゃんのケガに先代猫の介護用品が役立つ
先代猫のヒゲのクーちゃんの介護に使った、トイレのにゃんこスロープと、ペットステップ階段を、すぐに出しました。
ユニチャームのデオトイレは、手前の縁の高さが 13 cm です。⇓
にゃんこスロープの高さは 11 cm でした。⇓
5万匹の猫のお世話をなさった南里秀子さんの「猫の學校」「老猫専科」は、猫の生態と飼い主の世話のあり方について、わかりやすく親切に書かれています。
ユニクロのヒートテックケットも春はお安くなっており、クロちゃんの保温用に買ったばかりだったのを、花ちゃんのじゅうたんベッドにしました。
コタツが熱いとコタツから出て、フリースリバーシブルブランケット (男女兼用) | ユニクロ にゴロンとしています。
自分で毛のお手入れをして舐める力もないらしく、私が毛すきですいてやると、痛みを忘れるのか、ご機嫌です。
この2ヶ月クロちゃんばかりを世話して、ちっとも花ちゃんを構ってあげなかったね。
ケガは、花ちゃんの 「構って」かもしれません。
動物病院の診断は軽症だった
前足挙上の翌日、動物病院に朝一番に連れて行くと、2週間前のワクチン接種の時に 7.7 kg だった体重が、食欲のない一日で 7.4 kg に減っていました。
往復の車の中でも、前回のワクチン接種の時の大声と違って、元気のない小さな痛々しい声で鳴いています。
痛いんですね。
2週間前に花ちゃんにワクチンを打ってくれた、動物病院の獣医さんが、丁寧に触診してくれました。
「骨折していれば、触った時に、もっと激しく泣くはず。打撲や捻挫であれば、時間をかけて、自然治癒するので大丈夫。痛み止めの注射をします。明日また来てください。」という診断になりました。
ほっとしました。
右前足のレントゲンを撮るのだと思って受診したのですが、獣医さんのお話では「骨折など、手術が必要な時はレントゲンを撮るが、今は要らない。」ということでした。
親切で低料金で、評判のいい獣医さんです。
診察900円、痛み止めの注射など1000円2本で、2900円+税でした。
先代のクーちゃんの、口内炎の治療をしてもらっていた別の動物病院では、毎回万札が飛んでいったので、今度の動物病院の低料金は助かります。
クーちゃんを診てくれた動物病院は、猫だけ連れて行ってしまってドアを閉めるので、泣き叫ぶクーちゃんの声だけを聞く飼い主としては、毎回不安でした。
花ちゃんの獣医さんは、初めから最後まで診察台に一緒にいさせてくれて、説明もその場で聞けて、本当にありがたいです。
不調があるうちはダイエットができそうです
動物病院から帰ってすぐ、ちゅーるアペティートとチャオプチまぐろを食べました。
足が痛くて不自由で、トイレに行きにくいためか、花ちゃんは水を飲まないので、私から水を口へ持って行って飲んでもらいました。
カリカリを食べる元気がないので、花ちゃんは痩せるようです。
不調があるうちは、カリカリは食べないだろうから、きっと?もっと?痩せますね。
不調はかわいそうだけれど、このまま花ちゃんが 6 kg ぐらいに痩せてくれたら助かります。
健康を取り戻した時の、大食リバウンドに気を付けますね。
痛み止めの注射で室内を歩き、ぐっすり眠る花ちゃん
痛み止めの注射が効いてきたのか、少しびっこを引きながら、花ちゃんは室内を歩いて、ひなたぼっこの窓を開けてくれと、私の顔を見ました。
しばらくすると、ペットステップを使って、トロぺの椅子に登ってきたので、抱っこで猫台にあげました。
獣医さんからは、高い所には登らせないようにとのお達しがありました。
どうやって、花ちゃんの高さ環境を低くしていくか、考え中です。
痛み止めの注射で痛くなくなったおかげで、昨夜の分も取り戻すかのように、花ちゃんは深く眠っています。
花ちゃんが、ぐっすり眠れて良かった。
眠れるのが、一番の回復ですね。
2回目の通院
雪が降ったけれど、2回目の通院もできました。
昨日の注射で痛みが半減したらしく、2回目の通院の時は、往復の車の中で、元気よく鳴いていました。
よかったよかった。
「明日は祭日で休診だから、薬を飲めますか?」と獣医さんに聞かれたので、「皮膚炎の時、抗生物質の薬で毎日下痢をして困りました。」と話したら、「また次の土曜日も来るように。」と言って、2回目の痛み止めの注射をしてくれました。
診察料500円、皮下注射と筋肉注射が1000円ずつで、合計2500円+税でした。
分かってくれる先生でよかったね、花ちゃん、薬の負担はないよ。
4日目、花ちゃんは痛みが少なくなったのか、普段に近い生活を取り戻し、エサやトイレまで歩いたり、ちゅーるアペティートを要求したり、毛をすいてくれと要求したり、自分でも毛を舐めたりできています。
元気な時は、椅子や猫台の高い場所で、毛づくろいをします。(YouTube の動画)
今はまだ、右前足に少し不自由があるのか、昇降の必要がないジュウタン上で毛のお手入れをしています。
人間の捻挫と同じくらいの痛みだったのかな?
花ちゃんが前足が痛がる様子があれば、前足の毛をバリカンで剃って、ロキソニンテープを巻いてやろうか、なんてお節介にも考えていました。
獣医さんの痛み止めの注射で、軽快してきているので、安心しました。
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