介護を楽にする車椅子の選び方

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ヤエさんの移動(要支援2~要介護4)

 要支援2~要介護4までのヤエさんの移動の経過は、初め1点杖を使い、次に4点杖を使い、歩行車を使い、車椅子を使った。

要支援2~要介護3まで、外出時の1点杖はダイソーの杖を使った。

次に要介護3で、外出時の4点杖はSHiMAのオールカーボンクオッドケイン4点式¥14500を購入した。

カーボンファイバーで400gと軽く、長さの調節が可能だった。

ケアマネさんに相談すれば介護保険制度で多点杖はレンタルもできる。

自宅でのヤエさんの移動は、要介護3までは身体の脇の手すりでよかったが、要介護4では身体の前方につかまることが必要になった。

2足歩行から、杖や手すりで3足歩行になり、歩行車利用からは4つ足になった。

ベッドとこたつテーブルの中間に洗面台とトイレがあり、自宅でのヤエさんの移動はほとんどこの4か所だった。

自宅の手すりでの移動が難しくなった要介護4からは、小さな車椅子を歩行車代わりにして、ヤエさんが押して室内を移動した。

ALS春山満さんのサポートチェア

ヤエさんの自宅生活の拠点は、ベッドとこたつテーブルだった。

ヤエさんのお尻には高齢者の座位圧迫痕と、わずかないぼ痔があったので、ALS事業家で有名な春山満さんのサポートチェアPSCをネットで見つけて購入した。

椅子の肛門の部分に穴が開いていて、いぼ痔への圧迫が少ない椅子だ。

立ち上がりを助けるために、椅子のひじ掛け手すりはがっしりとしていた。

足の悪いヤエさんのこたつ出入りにひじ掛けがぶつかるため、出入りする片側のひじ掛けを私がノコギリで切って使用した。

こたつテーブルも2つ、春山満のサポートチェアも2つ購入して、デイサービスにも置かせてもらった。

ヤエさんはこたつテーブルで朝食や夕食を摂り、テレビを見て穏やかに過ごした。

要介護4、96歳までヤエさんは、こたつテーブルで「世界ネコ歩き」や旅番組を字幕付きで見て、自宅でもデイサービスでもご機嫌だった。

移動のための歩行車と車椅子(要介護3~4)

歩行車も車椅子も介護保険制度の1割負担でレンタルで借りられる。

我が家が広ければ、初めから介助用車椅子を使って、やえさんに室内を押して移動してもらったり、それに乗って通院や買い物に出かけたりしたと思う。

しかし我が家が狭いので一般サイズの車椅子では180°の方向転換が難しかった。

そこで一番最初に手に入れたのが、ベビーバギーのようにコンパクトに折りたためる、リーマン製のキューブさつき介助用軽量車椅子10kg、4万円だった。

この車椅子は車への積み込みが楽だった 。

普通車のトヨタパッソのトランクや後部座席の足場に置けた。

このコンパクト車椅子は自宅でヤエさんが7年間歩行車代わりに押して移動した。

我が家がジュータンなので適度なブレーキがかかり、車椅子の重さもあってとても便利だった。

デイサービスでは竹虎ヒューマンケアの歩行車ハッピーミニを介護保険のレンタルで使ってもらった。

新品を貸してくれて、毎月250円だった。

歩行車は歩ける人用のためか軽くできており、やえさんは既に認知の関係で自分ではブレーキを使えなかったので、常にデイサービスの介護士さんが付き添ってくれた。

キューブコンパクト車椅子は座面が窮屈だったので、通院には普通サイズの介助用車椅子13kgをカインズで購入した。

最後はやや首の支えの高さがある、マキテックのセレクトKS30介助式車椅子を、ネットの車椅子販売センターで、2万円で購入した。

ヤエさんは140cm、38kgくらいだったので、座幅38cm、前座高38cmを購入した。

全介助になってからの車椅子(要介護5)

要介護5になって、デイサービス送迎の福祉車両を使うのに、首まで保護する車椅子が必要になった。

車が急ブレーキをかけたときに頭がむち打ちにならないようにということだった。

我が家が狭いためにレンタル車椅子のまま生活できなかった。

レンタル車椅子のままエレベーターに乗れたり、ベッドサイドまで行ければ、ヤエさんも私も移乗の苦労がなかったが、そうはいかなかった。

我が家のエレベーターは幅70cm奥行55cmしかなく、車椅子が入らず、ニトリのひじつきキャスター椅子が精いっぱいだった。

狭いことをヤエさんも我慢して乗ってくれた。

朝、ヤエさんをベッドからニトリのキャスター椅子に移乗させ、エレベーターに乗せる。

そしてキャスター椅子からレンタル車椅子に移乗させ、デイサービスのお迎えの福祉車両に乗る。

レンタル車椅子はアームが外せるので、移乗の際に外すこともできた。

青いオアシスはそうでもなかったが、黄色いマイチルト車椅子はアームがやや短かかった。

朝は2回の椅子移乗があった。

夕方はレンタル車椅子からニトリのキャスター椅子に移乗し、エレベーターでベッド近くへ来て、春山満の椅子に移乗して夕食・夜食を食べ、最後はベッドへ移乗した。

夜は3回の移乗があった。

移乗はやや高い方から低い方へ移乗させることは楽なのだが、低い椅子から高い方へ移乗させようとすると、ヤエさん40kgを持ち上げることになり難しかった。

ヤエさんに拒否がなければ、なんでもない介助動作だったが、脇の下を持たれることがくすぐったいヤエさんは激しく拒否をした。

するともっと重たくなった。

ヤエさんのウエストに介助ベルト(マスターベルト)を付けたり、脇の下にバスタオルを使ったりしたが、自閉症の方のように感覚過敏が増したヤエさんは最後までこの移乗動作が大嫌いだった。 

要介護5では、移乗動作とオムツ交換の時、ヤエさんの激しい拒否があった。

移乗がくすぐったくなくうまくいくとヤエさんは拍手をしてくれた。

可愛いヤエさんだった。

  

猫ちゃん

 心理学に基づいた子ども理解と教材について語り、発達を拡大促進する創作教材を紹介します。市販教材も紹介します。
 要支援2~要介護5のアルツハイマーの親の15年の介護でやってみたアイディアも投稿しています。
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 このブログの題名「猫ちゃん」は、認知症の親が猫の名前を憶えられず「猫ちゃん、猫ちゃん」と可愛がったことに由来しています。

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