養老孟司先生の、猫のまるちゃんの「どスコい座り」は有名である。
我が家の花ちゃんが、これまでの猫と違う座り方をする姿に、私も笑えていた。
体重の重い猫特有の、どっしりとした座り方の呼び名に、「どスコい座り」はぴったりだ。
養老先生は解剖学者だが、辛辣な論評は、言語学者でもあると思う。
「バカの壁」「どスコい座り」なんて、養老先生しか思いつかない。
「どすこい」と「スコティッシュフォールド」をかけている。
「どすこい」とは、もともと相撲甚句の掛け声だそうだ。
まるちゃんの座り方を見た養老先生には、あぐらをかけない(足を組めない)お相撲さんの、足出しの姿が浮かんだのかもしれない。
我が家でこれまで飼った、お母さん猫もクーちゃんも、体重は3.5 kg ぐらいだった。
花ちゃんは、2倍の7 kg 近くある。
デカい。
養老先生のまるちゃんも、7 kg だったそうだ。
花ちゃんは、頭が小さくて手足が短いから、野良猫時代は小柄な猫だったと思う。
保護主さんのお世話のもとで、避妊手術の後、太ったそうだ。
避妊手術の影響だけでなく、家猫になって、いつも餌がもらえるので、嬉しくてたくさん食べたのかもしれない。
太っている猫を見ると、幸せに思える。
まるちゃんも、ふっくらとしていて可愛い。
まるちゃんには貫禄で負けるが、我が家の花ちゃんの、2年間の「どすこい座り」シーンをご紹介しよう。
まるちゃんが亡くなって4ヶ月、「いない」ということが一番寂しく思える時期だ。
養老センセイ、お元気だろうか。
「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」の、「養老センセイとまる」過去の放送は、以下で見られる。
NHKオンデマンドは1本110円だ。
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