音声の言葉のない、32歳の自閉症の一平君が、自分の操作で余暇を楽しめる、簡単なジグソーパズルのアプリがないかと、色々と探しています。
クレバービットの「Animal Puzzles for Kids」という、無料の動物パズルアプリを見つけました。
この 子供向けの動物パズル はパソコンにも、スマホにも、タブレットにも、無料でダウンロードできます。
さっそく iPhone と iPad にダウンロードし、病院の療育で、一平君 と iPad でやってみました。
アニマル パズルズ フォア キッズ
Animal Puzzles for Kidsは、アニメではなく、写真で、大人になった一平君も楽しめます。
パズルは正方形で、9ピース、16ピース、25ピースの3種類があります。
ピースは、例の人型の、合わせるのが難しいピース🧩です。
動物だけでなく、背景も構成します。
➀はじめに、グループを選びます。
一平君と「ペット」を選びました。
鍵🔒のマークがついているパズルは、有料で、お金を払って購入すると、できます。
どんなアプリか? 子どもが操作と理解を楽しんでできるか? を調べるには、無料の「ペット」で始めると、良いと思います。
➁3×3の9ピースから、やってみました。
➂うさぎをタッチして、動物を選ぶと、下の画像のように完成形が現われます。
1~2秒で、ピース全体は崩れていきます。
④右側に、選択肢のピースが現われます。
ピースをスライドすると、正解の場所では、カチッと填まります。
私が正解を教えなくても、一平君は選択肢から4つの角のピースを探してくるのがうまいです。
その後は、絵柄が合うように、工夫しながら操作することができます。
⑤パズルが完成すると、風船が次々と現われて、その風船を指でタッチして消す操作も楽しめます。
⑥戻る時、やめる時は、家🏠のマークをタッチすると、はじめの画面に戻れます。
パズルの構成がうまくいくように、全体の見通しがあることが大事
Animal Puzzles for Kids の画面には、うっすらと、うさぎの画像が写っています。
一平君もiPad の画面に、うさぎの全体像が見えるので、正解のピースを選んでくることができます。
真っ白なところに、見本なしでうさぎを構成することは難しいです。
うさぎの重ね合わせになっていることが、パズルの正解に役立っています。
分かると、できると、正解すると、意欲が増し、集中が続きます。
「正解を教わる時に一番学ぶ」とは、中野尚彦先生の言葉です。
アプリでは、この動物パズルのように、うっすらと正解が見えている、実物のパズルでは、パズルを購入したらカラーコピーして、絵柄を下に貼っておく等、正解が見えていて、子どもが構成の見通しを持てることが大事ですね。
正解の見通しが持てないと、分からないからイライラしてかんしゃくが起きたり、気持ちが荒れたりキレたりします。
3×3の9ピースがとても上手いので、5×5の25ピースにもチャレンジしました。
5×5の25ピースは適度に難しくなり、一平君もじっくり考えて、ピースを填めてみたり戻してみたり、修正しながら進めます。
簡単すぎず、難しすぎず、今の一平君の力に、ちょうどよく楽しめます。
余暇の楽しみ
一平君は学齢期に、ピースを手で持って触ってできる、実物のジグソーパズルの経験があり、🧩に慣れていて、Animal Puzzles for Kidsも、操作がうまいです。
無料のパズルアプリを探していくと、ピース🧩の数が多い、大人用のパズルも色々とあります。
まずは操作が簡単なパズルから始めて、操作の仕組みを学習したら、力に合ったパズルアプリを増やしたいですね。
学校や仕事がお休みの日には、iPad や スマホの無料アプリで、ジグソーパズルを余暇の楽しみの1つにしたいです。
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