病院の療育で、まさや君と、パンの移動販売をしています。
コミュニケーション代替手段の iPad「かなトーク」、おつりを表記してくれる「レジスタディ」を活用して、作業所で作ったパンを販売しています。
パン販売は、5回目になりました。

パン移動販売のためのキャスターワゴン
3回目頃から、キャスター付きワゴンがあると、荷物にとらわれず、お客様とやり取りしやすいなあと考えて、ニトリやネットで探していました。
療育の部屋で、コンパクトに保管できる、アイリスオーヤマの折りたたみ式ワゴンを、yahoo!ショッピングで見つけました。

組み立てる必要もなく、開閉するだけで使えるので、使用も保管も楽です。

不可抗力で、急に閉じてしまわないように、安全ストッパーもついています。

お値段も、私のポケットマネーで購入できる金額でした。
一目見て、お母さんも、「これ、いいですね」と褒めてくれました。
パン販売の準備
お母さんはいつも、3000円分ぐらいのパンを、作業所の売店で購入してきてくれます。
パンの値段は、150円から250円までレジスタディの商品一覧に、入力済みです。

私が書いた見本を見ながら「こんにちわ。パンいかがですか。なかまでつくりました。」と、iPad の「かなトーク」に、販売あいさつの言葉を入力します。

パン販売のイメージができるらしく、「かなトーク」の発声ボタンを押すと、まさや君が笑顔になります。

お母さんが買ってきてくれたパンを、まさや君が丁寧に並べます。

まずは平らにパンを敷いて、それでもまだケースに入れるパンがあると、まさや君はパンの間を詰めます。
パンが隠れないように、どのパンも見えるように、まさや君も工夫しています。

まさや君が、どう考えて、どうしようとしているのか、できるだけ見守ります。
こうするといいよ、こうすると能率的だよ、と大人の側の考えもありますが、まさや君が、まさや君の力で考えたできあがりを、尊重したいと思っています。
まさや君の行動調整の速度
まさや君が「かなトーク」に入力する速度で、きょうのまさや君の行動はスムーズか、時間がかかる日なのか、私にも分かります。
まさや君のきょうの調整度が分かれば、私も長く待つ方が良いのか、急いでも良いのかが分かるのです。
2~3年前まで、まさや君は療育の前に、長い時間トイレにこもることがありましたが、ここ半年ほどは、待合室で待っていてくれます。
トイレで時間をつぶすのも、まさや君なりの「待つ行動」だと考えています。
例えば私は、スマホを持つようになってから、待つことが苦にならなくなりました。
スマホで、時間つぶしができるからです。
まさや君も待合室で、iPad を見て待っていてくれるように、お母さんにお伝えしました。
しかし、他の親子さんもいる、にぎやかな待合室では、集中しにくい様子で、まさや君は iPad を見ずに、待っていてくれます。
販売の実践
撮影の上手なお母さんが、写真を撮って、いつも送ってくれます。

ワゴンがあると、本格的なお店みたいで、まさや君の姿勢に、販売者の自信が溢れています。

まさや君の作業所のパンは、大人気で、毎回完売します。

まさや君は、階段を降りることが苦手なので、移動にはエレベーターを使っています。

キャスター付きワゴンは、床とエレベーターの2センチの隙間など、ちょっとした段差で動かなりますが、少し力を入れて、押したり引いたりすることも、練習中です。
販売の後の楽しみ
販売の後で、「i金種計算機2」で、お金を集計します。

前回は、「購入してきたパンのレシートと、販売額とぴったりです」と、お母さんが喜んでくれました。
最後に、まさや君の大好きな「歌入り童謡」をiPad で聞いて、小さな声で歌いながら、踊ります。

げんこつ山のたぬきさん、大きな栗の木下で、など、とても上手です。
また、まさや君とのパン販売を、楽しみにしています。
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