「まいにち養老先生、ときどき まる スペシャル」の再放送の概略を、以下に投稿します。
見逃した方は、NHK に要望すると、再々放送を企画してくれるかと思います。
もちろん、 NHKオンデマンドでも、見られます。
まるという存在
養老先生は、「まるがいると、気がまぎれる」と言います。
養老先生は辛口の執筆家ですが、「猫好きだ」と、この番組の中ではっきりと語りました。
猫好きだと知ると、なんだか養老先生に親近感が持てます。
養老先生が興味のあるもの
解剖学者である養老先生は、数年来、ゾウムシに最も興味があるそうです。
ゾウムシとは甲虫で、栗の中に虫が入っている状況は、このゾウムシの幼虫らしいです。
鎌倉の林に、たくさんいるんですね。
私は、虫全般、チョー苦手です。
特に今、我が家の猫の花ちゃんが、ダニの被害に遭っているので、憎い!
養老先生は、番組ディレクターの質問に対して、「どういう仕組みか、ゾウムシの身体を見たいのだ」と、ゾウムシの骨格を分解し、顕微鏡をのぞいていました。
解剖学者と言われる所以ですね。
鎌倉
養老先生は、鎌倉に住んでいます。
心理学者 梅津八三も、鎌倉に住んでいました 。
今回のスペシャル番組では、養老先生が鎌倉の建長寺と慶長寺を案内してくれています。
慶長寺は、縁切り寺。
養老先生は、お散歩で、鎌倉のお寺のお墓をよく巡るそうです。
お父さんが養老先生5歳の時に亡くなっていて、「お墓の側から見たら、我々がどう見えるかを散歩の墓巡りで考える」と語られました 。
特別支援教育も同じです。
子どもの側から見たら、世界はどう見えるのか、社会ルールはどう見えるのか、学校はどう見えるのか、と考える教育です。
養老先生は、「死と折り合う、不安と折り合う」ということを考えながら、鎌倉を散歩するのだそうです。
番組の視聴者からの養老先生への質問に答えて、「人とのコミュニケーションで大事なのは、『相手の話をよく聞くことと、相手の話を遮らないこととだ』」と、答えました。
その2つを実行すれば、「相手を理解する」ということだ、と。
養老先生の心筋梗塞と まるちゃんの心臓病
養老先生は、10 kg 以上体重が減って、2020年6月、検査のつもりで病院に行ったら、心筋梗塞ということが分かって、そのまま入院➡手術をしたそうです。
金木犀の香る秋の夜、ご夫婦で鎌倉のモダンチャイニーズ料理を食べに行かれたシーンもありました。
奥様は、「孟司さん」と呼び、会話で敬語を使われます。
2020年晩秋、まるちゃんが体調を崩し、具合が悪くなりました。
2020年11月に、まるちゃんの心臓病が分かったことと、養老先生の心筋梗塞と、深い縁があるように思えました。
2020年12月21日、養老先生が仕事から帰ると、まるちゃんは亡くなっていました。
鎌倉のネコヤナギが、木漏れ陽で光っている、晴れの日でした。
まるちゃんがいなくなって、お正月、することがないので、養老先生は本のホコリの拭き掃除をしました。
冬の鎌倉、養老先生はまるちゃんになって、ひなたぼっこをし、庭を眺め、鳥の声を聞いています。
そんな「まいにち養老先生 ときどき まる スペシャル」の再放送でした。
岩合さんの新番組紹介
NHK BS 1で、岩合光昭さんの「いいZooだね。岩合光昭の動物園歩き 和歌山」がありました。
子どもたちが番組を見られる時間帯ですね。
「和歌山」 – いいZooだね。〜岩合光昭の動物園歩き〜 – NHK
おそらくコロナの関係で、岩合さんとスタッフが猫を探して世界を歩けなくなったり、子どもたちが動物園へ行くことができなくなったために、こちらの番組が企画されたかもしれないです。
2020年の後半からは、コロナで世界へ行けない岩合さんが、日本の猫の「ネコ歩き」を紹介してくれているので、とっても楽しみです。
世界の猫もいいけれど、「日本ネコ歩き」が私は好きです。
岩合光昭の世界ネコ歩き – NHK は、木曜 BS 1で、夜8時~です。
子どもたちが見やすい時間帯になりました。
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