植物写真家埴沙萠さん82歳が愛した足元の小宇宙

2022年7月26日、NHKBSプレミアムで、埴 沙萠(はに しゃぼう)さん82歳の「足元の小宇宙~植物写真家と見つめる生命」を初めて見ました。

埴さんは大分県の生まれ、東京で植物学を学び、作家でサボテン研究者の龍胆寺 雄(りゅうたんじ ゆう)に師事、静岡県伊東市のシャボテン公園の企画設計を担当、37歳から山口県や大分県で植物写真家になり、60代で群馬県みなかみ町に引っ越して、雪の中の植物の生命力を広く紹介するため、70歳からパソコンでホームページを始めたかたです。

身近な植物の生命力を捉えた埴さんの写真や動画

「しゃぼう」とは、サボテンに由来する名前です。

埴さんは、カメラをたくさん持っていますが、中でもキャノンの EOS 70 を愛用しました。

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植物の動画を撮るようになってからは、埴さん手作りの機材がいっぱい。

植物写真は子どもたち、カメラ機材は教材と同じ、ですね。

NHK の画像から

番組では、キノコの胞子や、植物の種がはじけて、遠くまで飛んでいく、生命の力強さが、写真や動画で描かれています。

撮影している時の埴さんの顔にも、満面の笑みが溢れます。

番組を見ると、埴さんが撮影する「足元の小宇宙」の意味が分かります。

下の画像のように、私たちの身近にある小さな植物の生命活動に、私たちの知らない大きな宇宙のような神秘がある、ということだと思いました。

NHK の画像から

植物写真家 埴沙萠 ホームページ

NHK の人気番組「足元の小宇宙~植物写真家と見つめる生命」

「足元の小宇宙~植物写真家と見つめる生命」初回の放送は2013年、その後も2017年、2021年と、たびたび再放送されている、人気番組です。

今もNHKオンデマンドで見られるし、Amazon から 「足元の小宇宙~植物写真家と見つめる生命」DVD も発売されています。

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また、たくさんの書籍も、出版されています。

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埴さんは、2016年2月23日、85歳で亡くなられました。

埴さんの詳細な歴史は、以下の記事にも詳しく書かれています。

植物写真家 埴 沙萠 さん | 朝日ぐんま – 群馬のコト

好きなことを仕事にできる幸せ

埴さんの言葉に「好きなことがあるのは良い」というのがあります。

動物や植物に向かう写真家という仕事は、対人関係で毎日心をすり減らすことなく、動物や植物に向かえるのではないか? と思いました。

撮影した写真の発表という、自己発信を、主な仕事にできます。

相手に合わせる対人関係が苦手で、何か1つをとことんきわめるタイプの人は、植物画家や植物写真家は向いている仕事ではないかと想像します。

埴さんも、植物写真家として売れるようになるまでには、大変な苦労があったそうですが………。

関東でも、尾瀬の写真を中心に撮影する、新井幸人あらいゆきひとさんという写真家が活躍しています。

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子どもたちの好きなこと、趣味、確定域を、もっともっと育てたいと思った、楽しい番組でした。

イラストが好きな方には「足元の小宇宙 ~絵本作家 甲斐信枝かい のぶえと見つける生命のドラマ」https://amzn.to/3AQU3Nrも興味深いです。

甲斐さんの有名な絵本には「たんぽぽ」https://amzn.to/3RCsvC2があります。

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