14 皮膚炎とトイレの変更
花ちゃんは、保護主さんが持たせてくれたトイレと鉱物砂を使っていた。
花ちゃんのトイレそばで、空気清浄機を使っているが、鉱物砂の粉塵が舞い散る。
花ちゃんは、ザクザクザクザクと、片手ずつ交代で、それはそれは熱心に砂かきをする。
花ちゃんの両手には、鉱物砂が爪の間に残っているように思える。
花ちゃんが後ろ足で耳を掻くと、おでこから時々血が出た。
後ろ足の爪にも、鉱物砂が付いているに違いない。
傷口の治りかたが、心配だった。
おでこの傷と鉱物砂との関係を、何とかしたいと思った。
爪切りは仲良くなったころからチャレンジし、爪の切り口を人間の爪切りのやすりで磨いて、丸くできるようになった。
爪の手入れを私にもさせてくれるようになって、後ろ足で耳の前を掻いても血が出なくなった。
爪切りの次に、トイレ容器の交換と、猫砂の交換にもチャレンジした。
はじめ猫砂は同じものを使ってトイレの容器だけ変更した
私は最終的に、ユニ・チャームの引き出し式デオトイレと、デオトイレ消臭シート、ユニ・チャームの紙の猫砂への変更を狙っていた。
花ちゃんにとって受け入れられない急な変更にならないように、用心深く段階的に変更した。
初めは鉱物砂をそのままにして、まずトイレ容器を縁の高い容器に変更した。
次に鉱物砂を紙砂に変えた
容器変更に馴れたところで、鉱物砂をユニ・チャーム緑茶消臭サンドに替えた。
ザクザクと音を立てて熱心に砂を掻く、砂掻きが好きな花ちゃんにとって、紙砂は鉱物砂よりも重さが頼りないと心配したが、花ちゃんは砂の変更も受け入れてくれた。
変更が嫌で他の場所へ粗相することもなく、花ちゃんは新しい容器や新しい砂に順応する力があった。
容器も砂も同時に替えてしまうと、猫によっては変更の受け入れが難しいと思う。
これまで花ちゃんは、縁の幅がある低いトイレに足をかけて、手で熱心に砂掻きをしていたのだが、縁幅のない縁の高いトイレになって、縁に昇らなくなった。
砂の飛び散り予防にはオッポのトイレスクリーンを設置した
花ちゃんが縁に昇らなくなったので、トイレの砂が飛び散らないように周囲をオッポのトイレスクリーンで覆った。
トイレスクリーンは、1枚2750円。
砂ガードは自作する気になれば、百均やホームセンターの塩ビ版で、もう少し安く工夫できる。
配送された品物のダンボールを取っておけば、段ボールでもコの字型の囲いを作れる。
花ちゃんは、野良猫時代の土に近い感触の、鉱物砂を好きだったと思う。
しかし紙砂ならば、耳を掻いたとき、鉱物砂よりは皮膚に心配が少ない。
ユニチャームのデオトイレは引き出しの前後を入れ替えられる
デオトイレは、トイレシートの引き出しの前後を入れ替えられるので便利。
花ちゃんは、大抵、奥を向いて排尿する。
だから3日で引き出しの前後を入れ替えると、1週間で均等におしっこがシートに吸収される。
1匹でもデオシート複数猫用は安心で便利
デオシート複数ネコ用だと厚みがあって、吸収が良く長持ちする。
尿が溢れてしまうという失敗がない。
それで我が家では、花ちゃん1匹でも、複数猫用を使っている。
猫ちゃん1匹ならば、3日ずつで前後を入れ替えると、シート交換は週に1度でいい。
紙砂の緑茶消臭サンドは1ヶ月に1度、全体(1袋4リットル)を交換すれば清潔を保てる。
4リットルで1200円前後、1か月くらい使える。
トイレ砂を全交換する際は、トイレ容器も薬用泡ハンドソープなどで洗うと、尿の匂いが取れてさっぱりする。
トイレの初期設備投資は5000円くらい、その後の維持費は1週500円くらいだ。
デオトイレに変更できたことで、私はトイレの世話が断然楽になった。
毎日ウンチを取る、1週でデオシート交換、4週で猫砂交換とトイレ洗いで清潔を保てる。
排泄の後ジュータンでお尻を拭く花ちゃん
花ちゃんは愛すべき「猫格」の持ち主だが、たった1つだけ私が困っていることがある。
花ちゃんはトイレが済むと、ジュータンにお尻を擦り付けるのだ。
きれい好きな花ちゃんが、ジュータンをトイレットペーパー代わりにする。
私はジュータン上の排便あとを、目を凝らして除菌ティッシュで拭く。
生来、軟便気味だった花ちゃんがいつからか、自分で開発した清潔の保持なのだと思う。
だから叱ったことはないが、やっぱり困る。
スチーム掃除機で除菌しようかと思うが、今のところ除菌ティッシュで済ませている。
トイレの周りには3種類のジュータンが汚れ防止に敷いてあるが、花ちゃんは一番柔らかいジュータンでお尻をこする。
猫の感性は鋭い。
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