文字を書くことに苦労している子どもの協調運動の助け方

ひらがなやカタカナを書くことに、とても苦労している子どもさんがいます。

一番初めに助ける方法は、物理的な道具で助けることです。

指先が不器用な子どもにとって、一般的な細い鉛筆を持つことは大変な苦労です。

そこで、ダイソーやセリアで売っている「プニュグリップ」を使ってみました。

クツワ株式会社製で、右手用だけでなく、最近は左手用も販売されています。

4本入りで100円です。

鉛筆が細すぎる

一般的な細い鉛筆の時は、以下の画像のように、人差し指が鉛筆の上部になり、浮いて丸まっています。

文字書きは筆圧も弱く、文字の形取りに苦労しています。

しかし、お絵かきはとても上手で、お絵かきのときは細い鉛筆でも筆圧があり、アンパンマンなどを上手に描いてくれます。

プニュグリップで鉛筆を太くする

お絵かきの最中に、私がプニュグリップをつけて、細い鉛筆を太くして、お絵かきしてもらったところ、なんとその子は、プニュグリップを持っただけで、鉛筆の正しい持ち方が自発しました。

これには、お母さんと私もびっくり!

お母さんや学校の先生が一生懸命教えてくれた正しい持ち方、それを教わった通りに、プニュグリップの太さがあれば、すぐに実行できたのです。

本人も嬉しそうだし、お母さんからも笑顔があふれました。

学校の筆箱の鉛筆に、一緒にプニュグリップをつけました。

プニュグリップをつけると、机の上で丸型の鉛筆も転がりにくくなります。

こんな小さなことで、正しい鉛筆の持ち方が、うまくいく子もいるのです。

物理的な助けを、してみない手はありません。

描きやすい絵を描き、文字はなぞり書きをする

プニュグリップをつけて、たくさんお絵かきをするように、お母さんにお話ししました。

左利きで苦労しているので、文字の「書き順を直さない、形を直さない、書いたことをほめる」ようにお願いしました。

お母さんに書くところを見ていてもらって、「書いたね」「書けたね」で、子どもは嬉しいのです。

嬉しいとまた、やる気になります。

子どもが嬉しくなるような、道具と言葉かけが大事ですね。

筆圧が弱いので、ダイソーやセリアの6B・4Bの三角鉛筆が良いと思い、プレゼントしました。

ひらがなやカタカナについては、なぞり書きをたくさん練習するようにお願いしました。

指のなぞり書き無料アプリ、「書き順ロボひらがな」なども、不器用な子どもさんの協調運動の助けになります。

書き順ロボひらがな

お試しください。

いつも下のランキング投票画像をクリックしてしてくださり有難うございます。

人気ブログランキング

にほんブログ村 猫ブログ 元野良猫・元保護猫へ

 病院小児科で臨床発達心理士をしています。
 梅津八三の心理学、行動調整法、子どもの行動理解、育児、教材、ソーシャルスキル、介護、猫の行動について投稿中です。

#猫ちゃんをフォローする
文字・国語
#猫ちゃんをフォローする
スポンサー広告リンク

猫ちゃんブログへのコメント

タイトルとURLをコピーしました