蚊に刺されて悪化した猫のアレルギー性皮膚炎
8月に入って動物病院で、我が家の猫の花ちゃんの診察と検査をしてもらった。
耳の毛がハゲるほど、後ろ足で耳を掻いていたからだ。
耳の中や、耳の皮膚を少し取って顕微鏡で見てくれた獣医さんの話によると、元々持っていたアレルギー性皮膚炎が、おそらく蚊に刺されたことによって急に悪化したのだろうという診断だった。
8月に入って急に暑くなり、蚊もたくさん発生していると思う。
夕方と夜の2回、花ちゃんと一緒に網戸を開けて外猫を覗いたことが、蚊に刺された原因として思い当たる。
私は絨毯のダニが原因で、花ちゃんが痒がったと思って受診した。
蚊に刺されたことが皮膚炎悪化の原因というのは、思いもかけない原因だった。
痒がったその朝にすぐに連れて行って、原因が分かり薬をもらえてよかった。
ついでに肛門嚢炎も調べてもらった。
排泄の後、花ちゃんがジュウタンでお尻を拭く猫だからだった。
3種類の飲み薬と1種類の軟膏が処方された。
花ちゃんは朝と晩、パソコンのテーブルにやって来て、毛を梳いてくれという習慣だ。
毛すきの直後に、軟膏は簡単に毎朝毎晩つけさせてくれた。
かゆいのが鎮静するのが花ちゃんにも分かるのだろう。
感覚過敏があって、薬をすんなり飲まない猫
動物病院の診察の恐怖から解放されて、帰宅すると花ちゃんは、初日は、お昼に3種の粒薬を粉にすりつぶして、ちゅーるアペティートに混ぜたものを、難なく舐めて食べた。
私は花ちゃんは薬が飲めると安心して、夕方もちゅーるアペティートに混ぜて花ちゃんに薬を与えた。
ところが‥‥‥、だった。
夕食時、我が家に帰ってのんびりしてリラックスした花ちゃんは、落ち着いてクンクンと匂いを嗅いで、薬の匂いがするのか?大好きなちゅーるアペティートを食べない。
困った。
どうしよう。
花ちゃんの口をこじ開けるわけにもいかず、その晩は諦めた。
抗生剤@K1Jは、1/3錠を1日3回飲ませなければならない。
水も飲ませねばならない。
先が思いやられた。
花ちゃんは、お昼も食べたがる猫なので、1日3回食べてくれる。
だから、ちゅーるアペティートで、3回服薬のチャンスはあるはずだった。
しかし、感覚の鋭い用心深い花ちゃんは、薬が混じっている事に感づいて、初日の夜は食べない。
オレンジ色の抗生剤は薬のコーティングが固い。
すりつぶし機で潰した時に、オレンジのコーティング剤が残る。
すりつぶしてから、ダイソーの茶こし器でコーティング剤を取り除いてみた。
本当に粉末だけになれば、舌触りでは分かりにくいのではないかと考えた。
マウスクリーナーゼロと歯磨きペーストは中止
通院してきたその日は花ちゃんが食べないから、夕食時の薬の服用は諦めた。
普通に、ヒルズ消化ケアi/dのカリカリだけをあげた。
いつもなら夕食の後、花ちゃんの歯に歯磨きペーストを塗るのだが、薬を飲んで欲しいので、歯磨きは一週間諦めておこうと思った。
飲み水に、マウスクリーナーゼロも混ぜない。
とにかく薬を飲んで欲しいので、歯磨き習慣は一週間先送りにした。
いろいろな薬剤が拮抗して、花ちゃんの吐き気を誘発すると、治療薬を飲む意味がないからだ。
猫ちゃんの習性と空腹を利用する
花ちゃんが寝る前の0時頃に餌を食べたがることを思い出し、二日目の晩は薬を混ぜたちゅーるアペティートを水のそばに置いたままにしてみた。
私が起きているうちは食べなかったが、私が寝てしまうと翌朝、花ちゃんの食器は空になっていた。
薬の入ったちゅーるアペティートを舐めてくれたのだった。
花ちゃんありがとう。
服薬チャレンジは、この手を使って続けて行こうと思った。
三日目の晩も3種類の飲み薬とアペティートを混ぜたものに、アペティートを上乗せしておいた。
四日目の朝、薬の入ったアペティートは食べてあり、食器は空になっていた。
獣医さんは決まった時間に24時間ごとに飲ませてくれと言っていたので、花ちゃんが食べてくれる夜中の時間帯で服薬時間も定まった。
お水も、朝方までによく飲んでくれていた。
お昼には抗生剤を混ぜたカニカマも、食べてくれた。
薬を飲まない猫に 楽に薬を飲ませる方法
第一に、猫の舌にザラザラして異物とわかりやすい薬のコーティングのかけらは取り除くこと。
第二に、猫が夜中や明け方に食べる空腹の時間帯を利用して、薬入りの餌を食べさせること。
それが楽に猫に服薬にさせるコツだ。
是非、お試しください。
薬が無理な猫ちゃんは、抗生剤が2週間効く注射があるようです。
ちゅーるアペティートが生産終了 手に入りにくくなった。
チャオプチの小袋の外から揉んでやるか、チャオプチをスプーンでをすりつぶせば、チャオプチでも、薬を混ぜるおやつとして代用できる。
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