ことばを発生させる方法 1

ことばの発生の土台は、2つあります。

1つは、「結びつける」学習です。

もう1つは、「対応を分ける」学習です。

とっても可愛い、小さなお子さんが、小児科へ療育に見えました。

その時、使った教材を、順番に、ご紹介します。

結びつける学習1「玉入れ」

ピンポン玉とピンポン玉は同じですが、ピンポン玉とシール容器は違います。

違う2つのものを、「穴に入れる」という動作で結びつけます。

「丸いボールを、丸い穴に入れる」学習。

「ピンポン玉➡ブラックボックス➡シール容器の丸穴」です。

異なるものを結びつける、ブラックボックスの部分が、概念=「ことば」です。

我々は、様々なものに、文字や音声で名前をつけています。

まだ音声のない子どもも、このブラックボックス=概念を持っています。

概念を持っているので、全く異なるピンポン玉と丸穴を、結びつけることができます。

ピンポン玉を使う理由は、球は方向がなくて入れるのがやさしく、子どもの手の大きさにちょうど良く、軽くて安全だからです。

机までの誘い方

教材を子どもに見せると、子どもを机へ誘導できます。

シール容器ごと、子どもの手に持たせれば、一緒に机の方へ、向かいやすくなります。

子どもは、手に何か持つと、それを処理するための行動を、取ろうとするからです。

しかし、容器を子供に一人で持たせず、大人も片手で容器を持っていると、机の方へ一緒に向かわせやすくなります。

「あっち」と机を指さしたり、「つくえ」と言ってもいいですね。

「座ろう」と、座面をトントンして、椅子に座ってもらいます。

学習の提供者は、長く喋らず、単語指示がいいですね。

机の上には、見る範囲を限定して、見やすくするために、空き箱の蓋のようなものを置きます。

ピンポン玉の転がりを、防ぐ意味もあります。

シール容器の穴の開け方

透明シール容器とピンポン玉は、100円ショップで購入できます。

白色6個で100円、オレンジ色6個で100円、ゴルフ練習球グリーン6個で100円です。

シール容器は、直径15cm~20cm くらいが良さそうです。

シール容器の高さは、高くても10cm くらいまでがいいですね。

机の上で、子どもが腕を上げて入れるのに、浅い方が入れやすいからです。

ピンポン玉の直径は、4cm=40mm です。

シール容器の蓋の中央に、ピンポン玉がギリギリ入る穴を描きます。

ピンポン玉の直径よりも、0.5mm 小さい、直径39.5mmがいいですね。

穴の切り抜きには、カッターやキッチンバサミを使います。

穴のふちを切りすぎないように、注意してください。

ピンポン玉を乗せながら、穴の大きさを調整します。

ふちを切りすぎると、穴がゆるくて、ピンポン玉はスイスイ入ります。

もちろんスイスイでもいいのですが、画像のようにピンポン玉が止まるくらいギリギリの円形にすると、「入れる➡押す」という2つの動作をねらえます。

穴が完成したら、際立たせるために、太い油性マジックで、輪郭を付けます。

市販の玉入れ 手作りの棒差し

玉入れの市販品には、くもんのくるくるチャイムがあります。

玉入れの進化系には、棒を穴に入れる「棒差し」があります。

水口 浚 製

丸棒も、方向がないので、丸穴に入れやすいです。

運動感覚を満たす教材としても、子どもたちに人気です。

水口 浚 製

結びつける学習2「リングさし」は、次回、投稿します。

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