教育仮設24-1 我慢するのは心理的に難しい:ゲーム依存
対人関係が、苦手な子どもたちがいる。
友達と同じになりたいという、同調の気持ちが少ない。
マイペースの強い子どもだ。
得意なことはゲームで、ゲームばかりしている事例に出会う。
対人関係が苦手で、同調の気持ちが少なく、マイペースで、学校の勉強や運動にも楽しさを見出せず、自分が唯一出来る事にのめり込んで、ゲーム依存症になる子どもがいる。
ゲームに快感を覚える強さが、大勢の子どもより激しい。
ゲームに対する情熱が、生まれつき脳機能で規定されているらしく、家族間での変更がなかなか難しい。
時にはゲーム欲が、食欲・睡眠欲・社会適応に、まさってしまう場合もある。
寝ないで、食べないで、昼夜逆転で、ゲームをしている。
ゲーム・スマホ・タブレット・パソコンが、睡眠を奪うようになると、疲労しやすかったり、授業中に寝ていたり、イライラしたり、カッとしやすかったり、不登校も起きる。
家族関係も、ギクシャクする。
教育仮設24-2 物理的な対処:ネット時間制限ができるルーター
私は最近、自宅の wi-fi が途切れることに困って、色々と改善策をネット検索していた。
その時に、タイマー機能が付いたルーターに出会った。
紹介リンクは こども安心ネットタイマー 。
NEC 無線LANルーター PA-WG2600HS2 7670円。
2024年4月5日のJVC の報告で、上記のルーターは脆弱性の心配がない。
安全に使うためには
➀wi-fi のネットワーク名(SSID)の設定変更で、wi-fi のセキュリティの強化を行なう。
➁アップデートとパスワードの変更は、定期的に行なう。
子どもたちのゲーム依存については、困っている保護者がたくさんいるので、私も係わっている親子の相談日に、プリントアウトして紹介していきたいと思う。
ゲーム機を初めて買い与える時に、初めからこの設定ができれば良いが、小中学生の途中からということであれば、元旦や新学期、誕生日など、様々な生活の節目に、親子で協力して、睡眠を取り戻すチャレンジしていくことが良い。
例えば、安心ネットタイマーのルーターが届いた日から、月初めから、定期テストの2週間前から、春休みの初日から、4月1日の学年区切りから、お父さんの給料日から、など、様々な区切りを使って、家族みんなで、夜10時には、夜11時には、インターネットをやめる習慣に、チャレンジしてみると良いと思う。
家族全員でネット使用終了時刻に協力する
本人だけに「我慢しろ」と言っても、それは酷である。
大人でも、禁煙や禁酒は難しいチャレンジだ。
家族全員で、協力し合う。
「快感を我慢するチャレンジ」の一番初めは、子どもだけ、一人だけでは難しい。
協力者・同行者・理解者・支援者がいることで、難しいことにチャレンジすることが可能だ。
インターネットをルーターで切れれば、一緒に本を読んだり、一緒に新聞を読んだり、一緒にアナログゲームをしたり、一緒にお風呂に入ったり、一緒に散歩をしたりすることもできる。
インターネットの時間制限に困っているなら、口頭で叱るより、親子で話し合った上で、物理的な制限チャレンジをお勧めする。
「睡眠時間、疲労、脳の発達、生活の偏りを心配しているよ。お父さんお母さんもスマホの Wi-Fi を切る。一緒にやろう。」と、話し合ってみてほしい。
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