認知機能維持の遊び その2

記事内に広告が含まれています。

かるた

ヤエさん90歳、要介護1の頃は、私とオセロができた。

縦に挟んで・横に挟んでひっくり返すのは分かったが、斜めに挟むのを見つけ出すのが難しかった

挟む2つの場所を、私が指で教えてあげると、ひっくり返せた。

同じ時期、トランプは数字が分かり、数字合わせのババ抜きができた。

さらに同じ時期、かるたを並べて自分で読み札を読んで文字を見ながら同じ文字を探すというカルタ取りができた。

90歳、要介護1 かるた

やえさん自身が読み札の文字を目で見て、取り札の同じ文字を探す、文字の照合が重要だった。

私が読み札を読んで、耳から音声を覚えて探すのではうまくいかない。

けん玉

95歳、要介護3だったが、デイサービスのお迎えの車を待つ間、玄関で座ってけん玉をした。

運動音痴で、けん玉などは苦手なヤエさんだったが、できるととても喜んだ。

95歳、要介護3 けん玉

笑顔を見れば、できることの嬉しさがわかる。

笑顔が無くなったら、難しいと思う。

できないことをやっても、脳は活性化しないそうだ。

その例が、塗り絵だった。

塗り絵

89歳、要介護1で、初めて行ったデイサービスでは、ほとんど塗り絵をして過ごしているようだった。

とても美しい塗り方で、素敵な塗り絵を何枚も持ち帰った。

ファイルにして、家で見せるととても喜んだ。

95歳、要介護3になった頃から、塗り絵も難しくなった。

96歳、要介護4のころは、「塗り絵をしよう」と塗り絵を見せると「難しい」と言う。

96歳、要介護4
96歳、要介護4

私が最初に塗って見せると、少しは真似して塗るが、ため息が出たり、色鉛筆が止まる。

左側のお手本を見て、真似て描くという、見ることと書くことの2つの同時進行が難しい作業になっていた。

トレーシングペーパーで、上から塗って描く方が、簡単なのかもしれなかった。

それでも私が半分手伝いながら、同じ場所を一緒に塗ると、一生懸命ついて来てくれた。

楽にすらすら出来る時に比べると、渋滞する時は表情も硬い。

96歳、色鉛筆を持つことも難しくなった。

それでも一緒に塗って時間を過ごしてくれた。

96歳、要介護4

トランプ並べ

96歳、要介護4、トランプ並べも大変になった。

11のJ、12のQ、13のKは使わない。

1から10までの数字が順に並ぶ、順序数や数唱はまだわかった

トランプのハートはハートで、クローバーはクローバーで、ダイヤはダイヤで、スペードはスペードで、1から10を私がランダムの順序で10枚持っていると、ヤエさんが1から順に探してトランプを抜いて並べられた。

96歳、要介護4

97歳では、ヤエさんがトランプの札を自分で持つことが難しくなった。

私が最初に10枚を持っていてやり、4枚くらいになったらヤエさんに残りのトランプを渡すと自分で持てた。

96歳、要介護4

1から10まで4種類のトランプが並ぶと、でき上がれば嬉しそうだった。

笑顔も次第に力がなくなって来てはいたが、完成すると自分から拍手するなど、嬉しい感情の表出はあった。

96歳、要介護4

家庭でも家族と長い時間を過ごすので、何か時間をつぶせる楽しいことがあるといい。

好きなこと、楽にできることをしたいのは、我々も同じだ。

猫ちゃんブログへのコメント

タイトルとURLをコピーしました