母猫の避妊手術で 仔猫の離乳を経験する

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6 離乳

 10月に入った。

お母さんのおっぱいに接近できない子猫たちは、牛乳を飲んだ。

さびしい

牛乳に浸した、キャットフードも食べた。

お母さんは、授乳をねだられないように、お腹を下にして眠った。

お腹を下に眠る

子猫たちが接近さえしなければ、同じ部屋で静かに過ごした。

お母さんは、私が家の中にいると私の後ろを付いて歩き、子猫に近寄られないようにしていた。

我が家へ戻れて安心したのか、次第にお母さんは、手術前のように普通に横向きに寝て丸まった。

退院後1週間もするとお母さんは、用心深い黒猫がそっと接近したことに対して「ファーッ」と威嚇しなくなった。

クロはお尻をお母さんにくっつけて。お母さんも丸まって眠る。

しかし、灰色があの人懐こさで母猫に急接近すると、お母さんは依然として灰色を威嚇した。

ナーバスになっているときは、猫でさえ急接近を嫌う。

自閉症のかたであれば、なおさらだ。

術後2週間経って、お母さんは再び子猫の接近を許すようになり、子猫の頭や背中を、以前のように舐めてやるようになった。

子猫たちが授乳をねだって、乳首に吸い付いても怒らずに、頭を舐めてやっている。

「おかあさーん、おっぱい飲みたいよー、ダメなのー?」

術後の皮膚の痛みがなくなったのだろう。

お乳を吸っても出ないのだが、子猫たちはスキンシップなのか、吸い付いて甘えている。

傷の癒えたお母さんは、庭で仲良く子猫としっぽにじゃれあったり、競争で虫を追ったりした。

お母さんは若返ったように、4匹で対等に遊んでいる姿があった。

親子でリラックスして、炬燵で昼寝するようになった。

灰色には、お母さんと同じに、小さな可愛い乳首が6つあった。

「もう おっぱいは出ないんだね」

人懐こく、怖いもの知らずの灰色は、どうも雌らしい。

ひょうきんな母似と臆病な黒猫は、おそらく雄らしかった。

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猫ちゃん

 病院小児科で臨床発達心理士をしています。
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