育児に保育に教育に 仕事に介護に役立つ 人との接し方

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教育仮設No.10-1 接近のときの心構え

これまで何度か、心理学者梅津八三(うめずはちぞう)の行動調整理論における、人との接し方について投稿してきた。

https://nekochanblog.com/psychological-child-behavior-and-educational-material/「心理学から考える子どもの行動と教材」2020.8.15

行動する時に人は、言葉の柱を持っていると、心構えが決まって、少しは楽なので、梅津理論を紹介している。

言葉による想定や覚悟があったほうが、無理難題にも対応しやすい。

接し方の柱は、梅津のいう、「 現勢の保障」「共感と同行」「確定域の拡大」「新しい事への踏み出し」の4つである。

1つ目は、相手の回避行動を否定しない、相手の現在の勢いを認める接し方である。

2つ目は、相手の回避行動や緩衝行動に共感し、一緒に見守る同行である。

3つ目は、相手に同行する中で、相手の得意なことを見い出し、その得意なことを広げてやることで相手との絆を深め、確定域で相手に自信を持ってもらう。

4つ目は、確定域で相手に新しいことが起きた勢いで、苦手なことへもチャレンジしてもらう革命的行動を起こす。

これは、育児にも、保育にも、教育にも、仕事にも、介護にも通ずる、人への接し方の構えであり、柱である。

もう少し砕いていえば、

1.そうでいいよ、それでいいね、あなたでいいよ、あなたのままで大好き 

2.難しいね、大変だね、仕方ないよね、そういうこともあるよね、苦労するね、一緒にやってみるね、 ゆっくりでいいよ、見ているからね、待っているよ 、努力できたね

3. それいいね、それ素敵だね、それかっこいい、それ気に入った、それみんなにも見せよう、あれにもこれにもつなげよう広げよう変化をつけよう 

4.ついでにこれもやってみたら、ひとつだけチャレンジしてみたら、こんな風にもできると思うよ、広がったね、あれ?これができてるね、いつのまにかやれてるね

などである。

現勢の保障や共感と同行を、とても長い期間必要とする相手もいる。

障害と呼ばれる状況が相手にあれば、保護者は20年も30年も丁寧に寄り添わなければならない。 

介護もまた、長い期間の丁寧な寄り添いという点では、同様である。

教育仮設No.10-2 確定域の拡大

相手の得意な領域、確定域を大切にしたい。

相手の苦手な領域では、回避行動が起きたり、長い緩衝行動が起きて、うまくいかない不全態になりやすい。

不全態になれば、暴言・暴力などの爆発や、パニックなどの救急行動も起きる。

相手が、得意な領域であれば、うまくいく自全態になりやすい。

相手は、何が好きなのか、相手は何が得意なのかを知り、相手が得意な領域で相手を支えたい、相手と付き合いたい。

相手の好きなこと、相手が興味を持っていること、相手が大切にしていること、相手が得意なことの情報を集めて、相手の確定域に共感し同行することが、苦手へのチャレンジや新しい行動の形成につながる。

J君は恐竜が大好きで、描ける。

恐竜の点つなぎ・恐竜の迷路・色の名称・塗り方・角や手足や歯の数量・身体の大きさm・時代の名称などのプリント学習へ恐竜からつなげられる。着席行動も増える。⇩

K君は換気扇が大好きで、詳細な説明図を描ける。

美術の時間に、「換気扇描き」に取り組める。

ほかのみんなは「シューズの精密な写生」を描いている。

題材は違っても、同じ時間に一緒に取り組めた。

画用紙への本番もうまいと評判で、仲間の評価が上がった。⇩

皆さんも、ぜひ、相手の確定域に着目して、付き合ってみていただきたい。

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