書字を取り掛かりやすくする方法

教材No.14-1 ひらがなのなぞり書きの前に楽しむこと

 塗り絵を楽しんだり、迷路を楽しんだりして、書くことに興味を持つようになると、文字の練習にも取り掛かれる。

ホワイトボードや、画用紙 、ブギーボード ・ライティングボードなどに、絵を描くこと楽しめるようになると、書字も可能だ。

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下は、3の指と、3の数字が同じだから、同じを線でつなぐという、線つなぎである。

算願からプリント

教材No.14-2 ひらがなのなぞり書き

運筆が難しいようであれば、タカラの「せんせい」で溝をなぞったり、下の左のダイソーのひらがな型抜きの枠を使うという手もある。

初めは、下の2つのように白抜きの文字にホワイトボードマーカーで書くと良いと思う。

鉛筆よりもペン先が柔らかく、鉛筆ほど力を入れなくても書きやすいので、子どもは太いマジックや大人の太い4色ボールペンなどを持ちたがる。

次に下のようなプリントで、ひらがな文字の上を、水性マーカーのようなものでなぞるといいと思う。

ひらがな文字が黒だから、赤ペンや緑ペンでなぞると、下文字も見えてカラフルでよさそうだ。

教材No.14-3 見本の隣に書く

直接文字の上をなぞることは、やさしいが、お手本の隣に書くということは、格段に難しい。

右側にお手本があると、右利きの人は見本が手で隠れてしまい、書きにくいので、お手本を左側にしておくと見えていて書きやすい。

見本を上にして、下に書けば、お手本が上に見えるから、楽だ。

プリントキッズ、ちびむすドリル、算願など、保護者がインターネットから個人の使用の範囲でプリントアウトすることは許可されており、無料でできる。

学校の先生が、その無料プリントを、学校で多人数に増刷して配布することは、禁止事項として書かれている。

保護者に家庭でプリントアウトしてもらい、特別支援学級や通級指導や個別指導で、その子だけが使うぶんには良さそうだ。 

教材No.14-4 カタカナを書く

私はカタカナの練習には、ひらがな同様の白抜き文字・なぞり書きプリントも使うが、おもちゃのカタログも利用する。

トミカやプラレールを扱っているおもちゃ売り場に行くと、トミカ・プラレールカタログ2022というものが、毎年無料で置かれている。

売り場の人に「ください」と断って、いつも数冊もらってくる。

コピー機で「薄く」A4に拡大コピーすると、カタカナをなぞれたり、車の絵を塗り絵にできる。 

「ちびまる子ちゃん、ドラえもん、ポケットモンスター、新幹線、トミカ、プラレール」などに登場する単語を、先生が升目の枠にお手本として書いて、子どもの好きなキャラクター名・子どもの確定域で、カタカナも練習すると、子どもは取り掛かりやすい。

カブトムシの好きな子もいるし、工事車両を好きな子もいる。

カタカナは、色々な種類のカブトムシの名前や、色々な工事車両の名前でも良い。

教材No.14-5 書くことも その子の確定域から始める

ひらがな・カタカナに限らず、その子が好めば、取り掛かりはアルファベットや漢字でもよい。

画数の少ない象形漢字やアルファベットの方が、直線的で書きやすいものも多い。

取り掛かりは、その子の好きなものから始めると、楽しい。

書字の練習を味気ないものでなく、楽しいものにしたい。

トーマスに登場する機関車の名前を練習することで、カタカナを覚えた子がいた。

「トーマスがあって良かった」と、お母さんが喜んでいた。

本人や保護者から、好きなものの情報を早めに集めておくことが、教材準備にもつながる。

猫ちゃんブログへのコメント

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