中1ギャップの乗り越え方

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教育仮設No.18-1 生活時間が長くなるということを意識する

幼児の時は、保育園で力いっぱい遊ぶことが仕事だ。

小学校の生活は、朝8時に始まり、午後4時頃まである。

中学へ行くと、部活動が始まり、夕方6時まで、学校生活が2時間伸びて10時間になる。

大人の8時間労働に近くなり、 長い時間、外の世界に自分を合わせるという、適応を学んでいく。

小学校高学年で、4時から夕ご飯まで、のんびりゲームをしてリラックスしていた子どもたちが、中学1年生になり、急に部活動に時間を取られ、身体も疲れ、外側に合わせるために心も疲れ、英語の記憶や書きが難しかったりすると、友達や先生との対人関係あるいは部活動の関係のトラブルが引き金となって、ゴールデンウィーク明けや夏休み明けに、登校を渋るようになることも予想される。

それを予防するために、まずは、夕方の2時間、家族のためのお手伝いをして欲しい。

もちろん、冬休みの大掃除のチャンスに、毎日一つずつ、片付けやお掃除を手伝うことも良い。

家族の役に立つということは、自分という存在の自信にもなる。

毎日2時間の家事手伝いによって、「ありがとう、助かるよ、綺麗になったね、嬉しいな」などと家族から認める言葉をかけてもらい、家庭で自己有能感を持つことは、自分の存在の自信にもつながる。

生活時間が長くなる部活動の2時間分を、家族のための家事手伝いで練習しておこう。

家族みんなで、中学生の生活時間が長くなることを意識して、「小学校より疲れるでしょう、自分の時間がなかなかないね、もうお父さんお母さんと同じだね、頑張っているね、中学校に慣れようとしているね、子ども卒業だね、大人に近づいてるね」などのねぎらいの言葉・認める言葉・期待を込めた言葉を4~5月にかけてほしい。

教育仮設No.18-2 英語学習に慣れるコツ

英単語は、音節で分けて、分解と合成で覚える。

漢字のへんとつくりの、分解と合成の仕組みと同じだ。

1.それにはまず、ローマ字を完成させる。

英単語の読み方は、①ローマ字読み「ア:ba g」➁アルファベット読み「エイ:ba se」③そのどちらでもない読み方「オー:ba ll」の3種類があるからだ。 

日常生活でも、街中に出れば、アルファベットの大文字はよく見かける。

2.中学校の英語では、小文字をかけることが大事だ。

bd,mn,hn,pq,lr,bv,ck,jz などは、向きや発音が似ていて、混同しやすい。

どう区別するか、こじつけの理由が必要だ。

例えば、b と d であれば、両手を胸の前に出し、親指と人差し指で円を作って、残りの3本指をくっつけてまっすぐ棒に立てる。

そうすると b と d に指の形が似ていて、左からa と覚えれば良い。

同時に、小学校低学年のカタカナの習得も、完成していることが必須である。

英単語の音節ごとに、位置を合わせたカタカナ振りを、正確にできない子どもは、英単語習得も苦労する。 

英単語の音節は、日本語のカタカナ表記になっている。

3.カタカナ振りの位置で、英単語の音節を、目が分けられることが大切だ。

例えば、 Ja-nu-a-ry ジャ-ニ-ア-リイ、 Fe-b-rua-ry フェ-ブ-ラ-リイなどだ。

4.また、アルファベット子音の1文字は「ウ段」で発音する 。

bcdfgklmnpqrstvwz、ブ・ク・ドゥ・フ・グ・ク・ル・ム・ヌ・プ・ク・ル・ス・トゥ・ブ・ウ・ズなどである。

5.さらに英単語の記憶には2つの記憶が必要だ。

1つは発音、もう1つは書けるための覚え方である。

例えば、水曜日は、ウェンズデイであるが、ウェンズデイと覚えていても正しく書けない。

これは、ローマ字読みを活用して、「ウェドネスダイ」と覚えておかねばならない。

つまり、記憶は、ウェンズデイとウェドネスダイと、2つ必要だ。

他の曜日の書くための覚え方で言えば、日曜はスンダイ、月曜はモンダイなどと、覚えたい。

これは漢字ひとつに、音読み・訓読みの2種があることと似ている。

それで、以前の投稿にも、漢字記憶が苦手な人は、英単語の記憶も苦手だと書いた。

英単語習得の学習では、上記の5点が、特別支援教育のポイントだ。

保護者が教えられないまでも、上記の5点を知っておいてほしい。

こういう点が難しいよねと、子どもに共感してほしい。

難しいことやってるんだねと、励ましてほしい。

それだけでも子どもは癒される。 

上記を、個別指導で、あるいは英語の授業の数時間をかけて、丁寧に子どもたちに伝えないと、英単語習得の最初でつまずくのは、 ADHD・ LD 傾向のある子どもたちである。

もちろん、歴年齢で区切られた、学年相当の学習についていくのが大変な子どもたちも、ここで脱落していく。

教科英語担当の先生は、頭が良く、あまりに英語に親しんでいるために、上記の特別支援は50分授業の2~3分でさらりと進んでいってしまう。

仕組みを解説されなくても、スラスラできてしまう人にとっては、漢字の偏と旁の仕組みと同様で当たり前のことなのだが、 つまづく子どもにとっては、ここが英語習得の分かれ道になる。

教育仮設No.18-3 作文の書き方

作文は、定型を覚えておくと良い。

起・承・転・結で、書くことを教える。

それには、接続詞を決めておく。

第1に、第2に、第3に、第4に。 

はじめに、次に、そして、最後に。

結論から言うと、その理由の第1は、理由の第2は、 

教育仮設No.18-4 数学を学ぶ理由

数学を学ぶ理由は、18歳までの脳の発達の、抽象的思考の訓練だと思うしかない。

小学校で「100円の鉛筆を5本買うと‥‥‥」、だったものが、「A円の鉛筆を B本買うと‥‥‥」、となる。

この具象から抽象への、イメージの転換が難しい子どもにとって、数学は苦痛になる。

学校の先生方は、これらの苦痛のない、頭の良い方たちが教員になられたので、イメージを持てない子どもたちの苦労の理解が難しいと思う。

先生も保護者も、温かい目線を持って、その子の得意とする何かを認め、苦労している学習については、何か一つでもわかりやすくなるコツ・記憶しやすくなるコツを教えてやってほしい。

教育仮設No.18-5 1年間の保護者の見守り協力をお願いしたい

朝、起きなかったら、「疲れてるんだね」「もっと寝たいんだね」、勉強に取り掛からなかったら、「億劫なんだね」「難しい宿題なんかな」 と、保護者はつぶやいてみてください。

思春期の子どもには、「早く起きなさい」「まだ宿題やってないの」と、面と向かってけなしたり注意したりするより、カーテン開けながら「グッスリよーく眠れたんだねぇ、今起きたら間に合うよ」、洗い物しながら「きょうもお疲れさま。一休みしたらお手伝いや宿題を頼むね」と後ろ姿でつぶやくと、子どもの気持ちが和み、億劫さや苦労に共感してもらえれば、子どもはやる気が起きる。

保護者は不安から、まだしてないことを指示すると思うが、不安を払い、子どもに共感し、子どもを信じる言葉かけで、子どもをやる気にさせよう。 

中学では小学校と大きく違うことが3つある。

1.生活時間が長くなることは冒頭で述べた。

2.9教科9担任制となり、先生との関係が遠くなる。

担任の先生との時間が少なく、先生から声を掛けてもらえず、自発的な報告や相談が必要となる。

担任の先生の他には、スクールカウンセラー、養護教諭にも自発的な相談は可能だ。

1学期は日誌の記入・定期試験勉強、夏休みは睡眠の声掛け・宿題の提出期限など、保護者の見守り・助けが必要だ。

「鞄を見ないで」と言われたら、「手伝いたいよぉー」とユーモアで粘り、手を貸してやりましょう。

3.部活動の先輩や先生との距離から、対人関係に上下関係が生まれ、他校からの同級生も、まねして威張る。

近所の大人へのあいさつ・返事・丁寧語など、目を見て大きな声で言えるように、冬休みにまずは家族と、3学期に小学校でチャレンジしよう。

他校からの同級生に、いじられたら、初回に言い返せるような反論を考えておこう!

「オレ苦手なんだよ!」「お前がうらやましいよ!」「親に似ちゃってさ」「またミスっちゃって」

耐えられないいじめを受ければ、すぐに家に帰宅しよう。春休みまでに家族で相談しておこう。

初回に騒ぐことが重要だ。その日のうちに家族に話そう。

初回を我慢するとターゲットにされる。翌日学校を休んでも良い。初回にからかいやいじめを大騒ぎにしよう。

学校に相談すれば、学校外の教育委員会の適応指導教室にも通えるし、転校や引っ越しも相談できるし、フリースクール東京シューレにはホームシューレと言って家庭で勉強できる仕組みもある。

いじめる側といじめられる側には大きな「他者心理理解の差」がある。

いじめる側は、人の痛みを感じない。

命に関しては、回避の対応も重要だ。

いじめをどう避けるか、家族で話し合っておいてほしい。

絶対に自殺させないで。

 

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